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惜桜小屋日記
2007年2月17日(土)
冬枯れの土手に、点々と群れ咲くフクジュソウが、日差しを浴びて、凛と輝いている。
さながらに、厳しい冬との決別を告げるよう。
ここは、里からおよそ10キロメートル。
山間(やまあい)に、豊かな田畑を耕す、村落のはずれ。
山林の雪倒木被害を見回って、通りすがりに出くわした、黄金色に微笑む春の使者―。
まだまだ氷点下に冷え込む朝を思えば、けなげで、いじらしくもある―が、頑張ってもらうしかない。
雨水(二十四節気)も近い。
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