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惜桜小屋日記

2007年2月5日(月)


 近くのゴルフ場の森林(もり)を歩いて見つけた、ノウサギのアカション(写真の黄線で囲った部分)も、春の前ぶれである。
 林内の雪原に飛び散った尿のような赤い液体は、発情期のメスが生殖器から分泌し、ノウサギのオスを数百メートルも離れたところから引き寄せる。春を間近にした、メスのラブサインなのである。
 出産は5月と8月ころという。
 アカションは付近に転がるフンと共に、この森林に住むノウサギの存在証明なのだが、警戒心が強く未だお目にかかれないでいる。