小屋の森のヤマシャクヤクが6年目の今年、やっと花をつけたのはうれしいが、この朗報には間抜けな!?落ちがついている。
雑草に埋もれたヤマシャクヤクを最初に見つけたのが2001年のこと。愛好家によれば、実生から花をつけるのは、発芽して5,6年というけれど、そのヤマシャクヤクが発芽後何年たったものかは知るよしもなく、今年こそは、来年こそはと、毎年毎年花の咲くのを心待ちしてきた。
いつ花をつけるのか―もさることながら、その種類も大きな関心事だった。普通の白い花のヤマシャクヤクなのか、希少種のベニバナヤマシャクヤクなのか。それなりの判別の仕方はあっても、最後は実際に花を見なければ分からない。
これまでさんざん気をもまされてきたのである。
ところが、なんのかのあって、ほぼ一ヶ月ぶりに訪れたら、花をつけたはよいが、とうに散ってすでに実になっていた。
油断して、肝心の花を見損なってしまったというお粗末。
これで白か赤かの判別は、また一年後ということになってしまった。自然相手は息が長くなければついてゆけない。
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