ぼつぼつ熟した頃だろうと、チョウセンゴミシのなる高原に足をのばしました。コナシやレンゲツツジの枝にからんだツルに、葡萄のように垂れ下がった房【写真右】はまだ堅く、採取には10日ほど早いようです。
 果実酒の王様ともてはやされるチョウセンゴミシは、里山にごく普通にみられるけれど、名前が知られているわりに採取する人は少ないようで、秋が深まった林に真っ赤な実が残っているのをよく見かけます。
 昨年秋、七リットルほどのホワイトリカーに仕込んだチョウセンゴミシが、一年経ってようやく飲み頃【写真左】。アメ色に熟成し、ほのかな酸味と甘みの、おいしい果実酒に仕上がりました。
 途中の山みちで、両手いっぱいの栗の実【写真左】を拾いました。
 近年はクリタマバチによる虫食い被害はほとんど見られず、つぶぞろいです。行楽の車がかなり頻繁に通るけれど、路面にころがる栗の実に興味を示す人はマレで、ひたすら目的地に向かって突っ走る車ばかりです。
 

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惜桜小屋日記

2005年9月26日(月)