萩の花が咲く、その彼方の山並みに立ち上がるのは、残暑を惜しむかのような夏雲。でも、深く澄んだ青空はまさしく秋のものです。
 萩といえば、まだ夏の盛りに、近くの峠時を赤紫色に染め上げているのを見ましたが、あれは萩の種類が違ったのでしょうか。小屋の森のふもとでは今が満開。やはり秋のすがすがしい空気が似合います。
 小屋の森では、もうエゾゼミの声がほとんどないのに、ミンミンゼミがしきりに鳴いています。一匹や二匹でなく、蝉しぐれとなって夏と秋のはざまに降り注いでいます。

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惜桜小屋日記

2005年9月9日(金)


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