なにしろサワラの木がもまれるように激しく揺れ、外の壁に立てかけてあった金属製の脚立がガシャーンと大きな音をたてて倒れるほどでした。わずかの時間でしたが、昨日はこのあたりも台風14号の強風が吹き荒れ正午過ぎ瞬間最大風速25メートルを記録したほどです。
明けて台風一過の秋晴れ、デッキに出てみると暴風に吹き飛ばされたらしい直径10センチほどのメバチの巣がころがり、とりついた数匹の親蜂【写真右】が一生懸命に子蜂の巣立ちを促している(?)ようです。巣のあった手すりの裏にはたくさんの親蜂が群れて止まり【写真左】、こちらはなにやら思案気の様子です。
我が家の軒下やデッキ周辺に今年、メバチとアシナガバチがなんと五つも巣をかけました。それぞれ直径10センチほどに育って、親蜂が活発に飛び回り、子育てに余念がありません。
つくりかけを見つけた時に、すぐ落としてしまえばなんということもなかったのですが、ぐずぐずしていたらアレヨアレヨという間に巣は急成長。まもなくブンブン親蜂が飛び交うようになると、今度はおっかないやら可愛そうやらで、手出しできないまま現在に至っています。
幸いどれも少し高いところにあるので、危険を感じるほどではありませんが、もっとも身近な場所にあったひとつが台風にやられ、蜂には可愛そうだけれど、実はホッとしているところです。