西山の森の小屋の前にある五株のウバユリ【写真左】が、テッポーユリのような緑白色の花をつけました。この真夏の花は毎年少しずつ増えています。ふもとの土手に、ユウスゲ(キスゲ)【写真右】が一輪、猛暑にメゲず生い茂る夏草に埋もれるように咲いています。
 ウバユリの名は、花が咲くころ葉(歯)が無くなって、姥のようだからついたといいますが、実際には写真のように葉は残っています。夕方花が開くことからつけられたというユウスゲも、写真の花は真昼です。植物のネーミングはその花の性質の一断面はとらえていても、見誤っていたり、こじつけ、語呂合わせのたぐいも、たくさんあるようです。

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惜桜小屋日記

2005年8月5 日(金)