近くを流れる新川で水鳥のカイツブリが巣立ち、親子そろってくつろぐ姿が見られます。
水面に水草を集めて浮き巣を作りますが、川幅およそ10メートル、両岸から見通しもよく釣り人も多い、この川のどこで子育てしたのか不思議です。
ヒナは一羽だけで、鳥類図鑑を見ると、頭から首筋にかけての白と薄茶の迷彩模様から、生後2週間ほどのようです。
今はヒシがびっしり覆った水面に浮かぶマコモを、決まった休息場としていますが、岸辺に人が近づくと、親子ともポチャンと小さな水音をたてて水中に姿を隠し、しばらくして首だけをヒシの葉影に出して、あたりを伺う仕草は、とても可愛らしいものです。
カイツブリは、水にもぐって魚や水生昆虫を捕って食べますが、ところどころヒシが切れた水面からは、小魚の群れ泳ぐ姿が見られるだけに、食べ物には不自由しないようです。
惜桜小屋日記
2005年7月16日(土)
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