この辺りを縄張りにしているモズの夫婦(6月7日付け惜桜小屋日記参照)が、どんなところに巣をかけているのか気になっていたのですが、こんなに近くにあったとは意外でした。
我が家とは駐車広場をはさんで向かいのYさん宅の梅の木にそれはありました。そう、昨日スズメが巣立ったYさん宅。知ったのは朝、Yさんが出勤する際の何気ない会話からです。
「おはようございます。きのうのスズメの子は元気ですか」
「まだその辺りにいるんじゃないかな。今年はスズメが二つ、モズが一つ巣をかけたけれど、みんな無事に巣立ってくれて良かったよ」
「えっ、モズも」
「裏の梅の木に、まだ巣はのこっているよ」
その巣は、ぎっしり実った梅の木の、高さ2mちょっとの辺りに、しっかり残っていました。いつも人の目にさらされている場所です。
今どきの子どもは、野鳥のヒナを取るイタズラなどに興味を示すこともなく、日常の中では大人はいつもせわしなげです。
自然の営みに対する日ごろの無関心が、逆に住宅地に住む野鳥にとっての、安心環境をつくっているのかもしれません。
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惜桜小屋日記
2005年6月27日(月)
青く囲ったあたりに巣はあります
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ところで、きのう巣立ったスズメのヒナは、昼ごろには我が家のサワラに止まっていましたが、夕方にはもう姿が見えませんでした。
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