つゆの森は、木々の緑が日に日に濃く、若葉の季節がみるみる遠くへ去ってゆくのが感じられます。
 森の花ごよみも、アオハダ【写真上】が盛りを過ぎて、サワギク【写真中】が咲き始めました。山みちのウツギはやっと満開です。
 ふもとの土手に咲くアヤメ【写真下】の、しっとりした風情は、つゆ空によく似合います。色どり鮮やかに、ショウブやカキツバタの咲き乱れる、アヤメ園の景観も見事だけれど、雑草に見え隠れする野のアヤメの、シャキッとした姿の方が、私には魅力です。
 昼前後の二時間ほど、小屋を訪れました。いつものクロツグミとキビタキがサエズっています。エゾハルゼミは小雨に打たれ、元気がありません。
 つゆの中休み、いやズル休み? が続いて乾燥しきっていた森には、恵みのおしめりだけに、木々が葉が生き生き感じられます。
 

 

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惜桜小屋日記

2005年6月15日(水)