昼ごろ二時間ほど小屋の森を訪れました。気温17度、少しひんやりしますが寒いほどではありません。やはり昨日のツツドリがデッキ正面のケヤキで鳴いていました。
若葉の陰に隠れてなかなか姿を見せず、時折フワリと舞い上がり、止まる枝を変えるときに鳥影を確認できる程度。見通せる枝に止まった、わずかの時間に写したのが、上の写真です。
ツツドリが鳴くのは別に珍しいことではないけれど、こんな近くに2日間もとどまって鳴くのは初めてのこと。理由は分かりませんが、やはり近くにセンダイムシクイかメジロの巣があって、そこへ托卵する機会をねらっているのでしょうか。
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小屋の森を散策していて、山みちからわずか入った林床で、新しいチゴユリの群落を見つけました。小屋とは目と鼻の先の間伐が行き届いたヒノキ林。まだ若い株がほとんどですが、数十株のうち、幾つかはつぼみをつけています。
小屋の前庭にワニグチソウの新しい群落も出現しています。
森は良くも悪くも、常に変化しているのです。
惜桜小屋日記
2005年5月10日(火)
青くかこったあたりにツツドリ【写真下】が止まっています。右下の写真は新しいチゴユリの群落です。