小屋の気温17度。里は18.2度まで上がった。
 四月下旬並みのぽか陽気とあって、諏訪湖西山の森は春本番にむけ、衣替えに大あわて。小屋へ通じる山みちは、日差しをいっぱい受けたジシャの花が、淡黄色の光を振りまいている。
 先日のように、霧や雨の日の趣きも捨てがたいけれど、この花はやっぱり明るい日差しが似合う陽花だと改めて思う。
 いつもはダンコウバイが先行するのだが、今年はジシャもダンコウバイも、一斉に咲いている。
 枯れた土手にフクジュソウが二輪だけ咲いていた。
 昨年まではなかったのに、ふもとの群生地から風に吹かれてやってきたものか。うれしいお客さんだ。
 ぜひ定住し、この先も早春の山みちを彩ってほしい。

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惜桜小屋日記

2005年4月15日(金)