家から田んぼひとつ隔てた新川の土手が、オオイヌノフグリの花で埋まっている。幅約2、3メートル、長さ数十メートルにわたって、コバルトブルーのじゅうたんを敷きつめたよう。
 春の日差しを浴びて精一杯広げた花びらは輝くばかりにきれい。星屑が帯状にのびた光景は、さながら地面に描いた天の川といった風情でもある。
 こんな土手の風景は、これまで見たこともなく、今年初めて。
 自然界の演出は、気まぐれだけれど本当に面白い。

惜桜小屋日記

2005年4月8日(金)


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