誘われて峠を越えた隣りの辰野町上島にセツブンソウを見に行った。 山すそに、群落をつくって自生するキンポウゲ科の小さな野草。土手の草地、お墓の脇と、その辺にいくらでも普通に咲いている。 節分のころ咲くから"セツブンソウ"―だが、この辺りはそんなに早くない。特に寒さで遅れた今年は、今やっと見ごろを迎えたところ。 冬を引きずるこの時季に咲く野の花は、春を背負い駆け足でやって来てくれたようでいとおしくもある。
2012年3月20 日(火))
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惜桜小屋絵日記