夜の帳(とばり)につつまれた惜桜小屋上の諏訪湖の森リゾート。頂上を走る道路から30mと離れない松林の闇の中で
 ボーボー ゴロスケボー  ボーボー ゴロスケボー
フクロウがしきりに鳴いている。
 茫洋として愛嬌さえ感じる鳴き声も、森に住むノネズミや小鳥には、凄みのきいた悪魔の咆哮とかわりない。
 "森の賢者"の称号はあっても、夜の顔は食物連鎖の頂点に君臨し、小動物を狩る猛禽類―。
 しばらく耳を傾けたが、やはりその存在感は半端でない。
 
 

2012年3月19 日:(月)

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惜桜小屋絵日記