冬の雨を呼んだ厚い雲が、低く垂れて里山の峰々にかかり、空をふさいでいる。たなびく霞(?)が麓(ふもと)を隠し、あい間にモノトーンの里山が帯状にのぞく。 下に広がる田園風景は、重苦しいくらい沈んでみえるけれど、景色に漂う空気は、まぎれもない春の息吹を織り込んでいる。
2012年2月23日(木)
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惜桜小屋絵日記