海抜2メートルのフロムから海抜800メートルのミュールダールへフロム鉄道の旅に出る。電車はゆっくりと狭い谷を登っていく。車窓には、ノルウエイらしい美しい山村が広がる。
氷河が削り取った両側の岩壁には至る所、滝が流れ落ちている。背後の山には残雪も見える。
電車は途中、クヨスフォッセン滝で乗客のために停車する。すさまじい水が谷を流れ落ちている。しばらくすると、朗々としたソプラノの歌声が滝の方から聞こえてくる。赤いドレスを着た鉄道会社の女性が唄っている。
ミュールダールでフロム鉄道の旅も終わり、ベルゲン鉄道のオレンジの電車に乗り換える。