No.4 ニュールンベルク(2011年10月17日)

 ニュールンベルクは歴史に翻弄された町である。第二次世界大戦中のヒトラーのナチ党大会の場所であり、戦後、ナチを裁いたニュールンベルク裁判の場所でもある。暗い歴史を忘れて、周囲5kmの城壁に囲まれたこの町は統一感があり美しい。城壁の高台には、中世の王のカイザー城があり、町を見下ろしている。この城からの町の展望は素晴らしい。僕にとっては1979年のコンピュータ通信会議以来のこの町の訪問で感慨深い。

 カイザー城の中は見学できるようになっている。博物館のある建物の壁には蔦がびっしりと這い、美しく紅葉している。

 城を下ってくると、城壁の塔が見下ろしている。辺りはカフェがあり、ニュールンベルク名物の細いソーセージを焼いてザウアークラフトを付け合せにしたメニューが嬉しい。白ビール(Weissbier)と一緒に昼ごはんを楽しむ。

 ニュールンベルクはおもちゃ工房がたくさんある町である。旧市街にあるおもちゃ博物館にでかける。あいにくと月曜日は休館である。