仲間ってやつ
高校入学当初バドミントン部の女子新入部員は8人いて、同じクラスの友達も2人いて嬉しかった。
だけど、体験入部週間の中だけで2人がリタイアし、本格的に部活が始まったら2人辞めた。
部活が始まってから2週間が過ぎたらまた1人辞めた。
同じクラスの友達は2人ともバスケット部に入部した。
あっという間に3人になってしまった。(これからもたくさん名前を出すと思うので一応仮名ですが
名前を出します)残ったのはユリとカナ(仮名です 念押し)。はっきり言って不安だった・・・
カナは中学では調理部に入っていて運動経験なし。ユリはバレー部だったらしいけどあまりスポーツマンと
いう顔はしていなかった・・・(←失礼)
3年間で何回ケンカも、言い合いもしたかわからないけど、高校時代でどんな友達よりも一緒にずっといた。
バドミントンで勝った時も、負けた時もいつも一緒だった。
楽しい思いも,苦しい思いも,全部、全部一緒にした。いつも、いつも、ずっと一緒だった。
現役の頃は2人が一緒にいることが当たり前すぎて気付かなかったけど、あたしはずっと2人に支えられてた。
3年のインターハイ予選の試合が全部終わったときに素直に「ありがとう」って言えた。
ずっとずっと感謝はしてたけど、なかなか言えなくて・・・
でも、試合が終わったときに「終わったんだ・・・」と、感じた。
3人で団体出ることが出来ないこと、自分達の高校バドミントンが終わったこと、すべてに対して「終わったんだ」と感じた。
頭で考えたわけじゃなくて感じた。
大会が終わるまで特に話をするわけでもないのに常に3人だった気がする。
理由はわからないけど、3人だった。
その時の事はまた別に話すと思うけど、なぜか 思い出すたびに泣きたくなってくる。
3人でいることがいつの間にか普通になってて、1人が欠けると違和感があった。 そんな関係。
「友達」ではなくて「仲間」
この2人とは一生かかわって生きていくんだと思う。
それで、2人からまだまだ色んなことを学んで、自分自身の成長に繋がっていく。
まだ、よくわからないけど、そんな気がする
今でも感謝の気持ちが伝えきれてなくてもどかしかったりするけど 分かってくれているはず。
ありがとう、ありがとう、ありがとう。
2人とバドミントンが出来てよかった。 これからもよろしく。


