・同行 Y夫妻、H夫妻、Tさん、Sさん
・行程 1000内山峠駐車場-1120見晴台-昼食-1245荒船山頂-1500内山峠駐車場
前回に続き上信国境の200名山荒船山へ。女神湖を越えて行くのになんと路面に積雪。ノーマルタイヤでおっかなびっくり。登山口は内山峠、駐車場は30台以上の車でいっぱい。路肩に停めて出発するが、間違って送電線の巡視路を登ってしまう。一緒に行った方ごめんなさい。登山路は駐車場の奥から尾根を迂回するようについていて整備されている。天気は良いものの強い冬型で北風が冷たい。紅葉はやはり期待はずれ、急に寒くなりすぎたのだろうか? 途中妙義山や艫岩(ともいわ)の大岸壁を垣間見ながら高度を上げていく。

荒船山の名前の由来は荒海に浮かぶ船のようということで、全長2km幅400mの台地状の山容。船の後端にあたる艫岩は垂直に切り立った150mの断崖絶壁。その上から下を覗くと峠から群馬側へ下る自動車道が山間を縫って走るのが小さく見える。圧倒的な高度感、手すりもなにも無いので一歩踏み外せば、この世とおさらば。

見晴台からは浅間山の白い頂を正面に見ることができる。写真では浅間は人の陰だが前回行った鼻曲山が画面の右端。さらに右に目をやると妙義山の岩峰群がそびえる。とにかく風が強く冷たい。見飽きぬ眺めを後に船の甲板の上を舳先に向かって歩く。台状はほとんど平らで笹薮と潅木に覆われ、風のあたらない陽だまりを見つけてお昼にする。

昼食後さらに舳先へ進んで小さなピークへ登る。地図上では行塚山(経塚山)となっているが、山頂には荒船山(経塚山)の標柱。荒船山自体のピークがはっきりしないためそうしたものか。南面の眺めを楽しんだ後、来た道を取って返す。下山途中西日が艫岩の大岸壁を照らすのが見えた。今日の温泉は内山峠近くの初谷(しょや)温泉。胃腸に効くという炭酸・鉄分の鉱泉で、きれいな旅館が一軒。(700円)