2002.6.29 白馬岳(2933m)

・同行 Hさん、Kさん
・行程 0740猿倉駐車場-0830白馬尻-1000葱平-1200村営山頂小屋-1310山頂1345-葱平-白馬尻-1700猿倉

キヌガサソウ 梅雨の晴れ間をねらって、白馬岳日帰り強行。私にとっては8年ぶり4度目の大雪渓。朝5時すぎに原村を出発、2時間あまりで猿倉の駐車場に到着。林道を経て白馬尻へ。白馬尻が近づくにつれ写真のキヌガサソウをはじめ、ニリンソウ、サンカヨウなど白い花が次々と出迎えてくれる。白馬尻の小屋は営業を始めていた。簡易アイゼンをつけて、いざ大雪渓へ。

大雪渓 










大雪渓の末端は割れ目からごうごうと流れる雪解け水が見える。時折晴れ間がのぞいて緑と白のコントラストが美しい。

落石 白馬尻の小屋で注意されたとおり、今年は落石が多い。歩いていても左右の支沢からカラカラと落石の音が聞こえてビビる。危険地帯を早く抜けようとピッチが上がり、1時間半で大雪渓を突破する。葱平(ねぶかっぴら)でようやく一息いれる。ここから先は早咲きの高山植物が楽しめる。本州では八ヶ岳と白馬岳にしかないウルップソウ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ハクサンイチゲとお馴染みの花々。でも今回のねらいはまだ見ぬツクモグサなのだ。小雪渓をトラバースしてしばらく登るとお花畑の表示。そこで遠目にオコジョの姿も見られた。眼下は雲海。妙高、火打が雲の上に頭をのぞかせる。村営小屋を前にエネルギー切れでパワーが出ず、二人に離される。ようやく小屋にたどり着き、H氏は至福の生ビール。今日のお昼は雑炊。

ツクモグサ 






パワーを回復してザックをデポ、身軽に山頂を目指す。稜線にでると剣がその姿を現した。心配したほど寒くもなくこの時期としては快適。山頂にはもう1パーティが居ただけで強力伝で有名な方位盤を占拠、のんびりと時間を過ごす。下山途中、道ばたにツクモグサを発見!上品なクリーム色の花びらに細かい毛が生えている。雲が厚くなったようなので下山を急ぐ。日帰りはどうやら我々だけらしいい。大雪渓は落石のことも忘れがちに、グリセードと肥料袋のシリセードを楽しみながら滑降。雨に降られる前に白馬尻を経て猿倉へ戻る。八方温泉「極楽の湯」(500円)で汗を流す。

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