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                                                    H o m e

東北の旅


  
 2011年6月12日(日)  諏訪→中央道→長野道→北陸道→磐越道→大内宿→喜多方→ 564K
 鶴ケ城→会津若松市(泊)
  
      6月13日(月)   会津若松市→磐越道→東北道→仙台南部道→瑞巌寺→松島→ 306K
 東松島→石巻→仙台城跡→仙台市(泊)
  
      6月14日(火)   仙台市→蔵王→お釜→山寺→山形市(泊) 130K
  
      6月15日(水)  山形市→山居倉庫→男鹿半島→なまはげ伝承館→秋田市(泊) 314K
  
      6月16日(木)  秋田市→斜陽館→津軽半島→竜飛岬→青函トンネル体験坑道→ 339K
    青森市(泊)
  
      6月17日(金)  青森市→下北半島→恐山→大間崎→仏ケ浦→八戸市(泊) 378K
  
6月18日(土)〜19日(日)  八戸市→八戸道→東北道→磐越道→いわき市→常磐道→ 925K
 埼玉(泊)→中央道→諏訪
  
計 2956K








大 内 宿
 江戸時代に会津西街道の宿場町として栄えた大内宿。明治前期に日光街道が開通すると、新街道から外れた山間にあるため、昔ながらの建物がほぼ残った。
 昭和56年に国の重要伝統的建物群保存地区に選定され、現在は各建物が店舗として活用されている。









鶴 ケ城
 会津は戦国時代に、葦名・伊達・蒲生・上杉・保科・松平と数多くの大名が治めた歴史がある。
 また、幕末戊辰戦争では旧幕府派(東軍)として最後まで抵抗したため、会津が激しい戦場となった。

 改修工事が3月に終了し、屋根が往時の赤瓦に全面葺き替えられた。









瑞巌寺参道
 東北の四つの寺の住職や貫主が、松島湾船上にて東日本大震災物故者の慰霊法要に向かうために、瑞巌寺参道から船着き場に向かう場面に遭遇。
 瑞巌寺住職吉田道彦師の導師のもと四寺の僧侶25名が船上にて読経を行い、四寺の信者約100名が参列し、海上に観音札を流し、諸々の精霊を供養したそうです。









松島湾遊覧船クルーズ
 定期観光船、仁王丸(定員400名)日本三景松島湾一周約50分で、料金は大人1400円でした。
 有名な鎧島、仁王島などの島をを巡る。津波の痕跡はあまり残っていなかったが、養殖筏は散乱していた。









被 災 地
 津波に呑みこまれた広大な住宅街、幹線道路以外は依然として手つかずの状態。浸水範囲は一目瞭然、垣根が塩害で茶色に変色し、無音の世界が広がっている不気味な空間。
 表現のしようがない悪臭が鼻を衝き、五感の全てが凍りつき戦慄が体を駆け抜けた。









震災崩落個所
 おそらく大震災で崩落した箇所を、土嚢で積み上げた仮復旧の状態。延長は100m以上で滝見台展望台への道路は通行止めだった。









蔵王 御釜
 宮城県と山形県に跨る蔵王連峰。その山肌を縫うように走る蔵王エコ-ライン。目指す御釜は大自然が作り出したカルデラ湖で、エメラルドグリーンに輝く水面と残雪は絶景。
 正午ごろ到着した、強風と濃霧で小一時間ほど見ることができなかったが、一瞬の晴れ間に見事な御釜が顔を出してくれた。









山 寺(宝珠山立石寺)
 閑さや岩にしみ入る蝉の声・・・で有名な山形市の山寺。山寺とは愛称であり、実際は「宝珠山立石寺」というのが正式名。平安時代前期、第56代清和天皇の命により、比叡山・天台宗の高僧の慈覚大師により開山された霊場。
 奥之院までの1015段の階段は、正直きつかった。茶店で食べた名物の力こんにゃく、四個100円を一つおまけしていただいた。









山 居 倉 庫
 酒田市にある山居倉庫。酒田米穀取引所の付属倉庫として建造され、築百年以上経った今も現役の農業倉庫として活躍している。土蔵造りの12棟の屋根は二重構造で、倉の内部は湿気防止構造になっているほか、背後を囲むケヤキの大木は日よけ、風よけの役目を果たし、自然を利用した低温管理が行われている。









ナマハゲ伝承館
 大晦日の男鹿半島民俗行事を再現しナマハゲ習俗が体験できる。家主の静とナマハゲの動とのやりとりと、戸を開け閉めする大きな音に肝を冷やした。
 「ナマケモノの匂いがする」「ナマケモノはいないか!」などと、荒荒しい奇声を上げ畳を強く踏みしめながら歩き回る。そして、その家の主人が荒れ狂うナマハゲをなだめて丁重にもてなしナマハゲにお膳を添える。
 ナマハゲは添えられたお膳に座る前に5回シコを踏む。ウオー!ウオー!と唸っているナマハゲに主人は酒肴をすすめる。
 主人とナマハゲとの間で様々な問答が交された後、ナマハゲは来年も豊作であるよう祈願し、再び立ちあがり3回シコを踏みまた歩き回る。家に上がってすぐ7回、お膳に着く前に5回、立ち上がる際に3回、「七・五・三」という男鹿真山のナマハゲ独自のしきたりである。ナマハゲはその家を立ち去る前に「来年もまた来るぞ!」と言い残し次の家へ向かう。ナマハゲは、その家の子供達が病気や怪我などせず幸福になれるようシコを踏む。









巨大なまはげ像
 男鹿市の入口、観光案内所前の国道沿いに巨大なまはげ像、高さは5階建てビルに相当する15m、一体の値段は2000万円もしたそうです。
 モニュメントはとかく見落とすことが多いが、必ず誰でも気付きます。









日本海 海岸線
 日本海を代表するような風景。いかの一夜干しを作っているのだろうか、曲がりくねった荒々しい海岸線に並行して線路が走り、僅かな平地で畑を耕している。









五 能 線
 JR五能線は、白神山地と日本海に抱かれて青森県・川部駅と秋田県・東能代駅を結ぶ全長147.2Kの人気ローカル線。特にこの撮影地は観光ポスターで一躍有名になった人気スポット。
 事前に調べても分からなかった場所だったが、車の前をカメラを抱え横切る人の気配に……なんと探していた所で、不思議な出会いだった。地元のカメラマンも、年に数回あるかどうかの天気で、さらに、岩に砕ける白波があれば文句なしでした。









斜 陽 館
 小説家太宰治の生家が青森県五所川原市金木町に、現在は太宰治記念館「斜陽館」として開館している。
 この建物は、明治40年、太宰の父津島源右衛門によって建築された。階下11室278坪、2階8室116坪、付属建物や泉水を配した庭園など合わせ宅地約680坪の豪邸である。
  太宰は、この家を「苦悩の年鑑」の中で「この父はひどく大きな家を建てたものだ。風情も何もないただ大きいのである」と書いてある。









竜 飛 崎
  津軽半島の最北端で、眼下に竜飛港を見下ろし、津軽海峡を挟んで対岸20キロ先の北海道松前半島まで見渡せた。
  階段国道脇で観光切手を販売していた方が、長年来ているがこんな日はめったにないとのこと、日頃の行いからして出来過ぎと苦笑。









階 段 国 道
 日本全国、国道は1号線にはじまり507号線まで、途中欠番があるので459の路線があります。
 その中で唯一、人しか通れない国道339号線が竜飛崎地区にあり車が走れない。これが有名な階段国道、全長338.2m、階段数362段。









青函トンネル竜飛斜坑線
 津軽海峡海底下の体験坑道へと案内してくれるケーブルカーは、青函トンネル龍飛斜坑線という日本一短い私鉄です。
 なんと、わずか8分で海面下140mへと到着。世界に誇る大事業の足どりや見事な技術、携わった多くの人々の情熱を体験できる。









恐 山
 日本三大霊場の一つで、荒々しい岩場の合間から蒸気が噴き出し、硫黄の匂いが立ち込め荒涼とした地形に、不気味な静けさの宇曽利山湖。
 恐山大祭や秋詣りに、イタコが霊からの言葉を伝えてくれるのだが、数名程度までに激減してしまったと関係者は嘆いていた。









恐山 極楽浜
 6月11日に恐山の極楽浜に風車約400本を手向け、東日本大震災の犠牲者を追悼したとのこと。被災地は、ほぼ全域が恐山の熱心な信心の地方だそうです。
 風車が規則正しく横一列に並び、回転する微かな音が静寂な湖の彼方へと消え、鮮やかな色をした風車はそよ風にいつまでもカラカラと回り続けていた。













大 間 崎
 下北半島の大間崎、本マグロの一本釣りで有名な町で、「ここ本州最北端の地」の石碑やまぐろのモニュメントがある。
 昼飯は、迷った挙句に三色海鮮丼(アワビ・うに・イクラ)とおすすめ海峡定食(生うに・マグロ盛り合わせ・さんまの煮つけ等)にした。












仏 ケ 浦
 仏ケ浦は、荒波が削り上げた巨岩・奇岩は凝灰岩で大自然の造形が2Kに渡って続いている。
 車で海岸までは降りられず、駐車場からかなり急な遊歩道を20分程下る。
 景観の全体像を海上から小舟で案内していただいた。90mを超える断崖に海霧が発生し幻想的な風景から神秘の光景へと変わっていった。










東 北 の 食


 喜多方ラーメン 醤油スープに中太縮れ麺でもっちり食感。  市内に120軒ほど店があり、行列があちこちで見られ、県外ナンバーも多かった。







 仙台といえば牛タン、一番美味しそうな牛タン(極)定食にした。炭火焼で表面はカリット、中はジューシーで定食には麦飯とテールスープが付いた。  天然岩ガキを選ぶとその場で殻をはずしてくれる。大きくて身がしっかりとしていて食べ応えがあり。濃厚な味と鼻に抜ける磯の香りがいい。







 道の駅鳥海では、庄内浜で捕れたての魚を目の前で焼いたり揚げたりして食べさせてくれる。  銀ガレイ、人気商品で焼きあがるまでにかなりの時間を要した。結構ボリュウムがあって、しかも脂のノリが抜群だ。







 いか天も飛ぶように売れ、揚げたてをほうばる。カリカリ、サクサクの食感で美味い。  「秋田新名物ひゃっこいラーメン」の文字に誘われて注文。ごまや水菜を使ったさっぱりとしたラーメン。







 ほっけ定食、大盛の大根おろしとひじきなど。遅れて運ばれて来たら、お詫びの言葉と小鉢がサービスで。  下北半島大間のおすすめ定食、さしみ盛り合わせに生うに、さんまの煮つけ等ボリュウムたっぷりでした。







 大間の三色海鮮丼、アワビ、うに、いくら。大間の生マグロはいつでも食べれる訳ではなく9〜10月。





 P A G E T O P