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九州旅日記

2008年3月9日(日)~3月23日(日)14泊15日 
全行程 3990キロ

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月 日 走行距離 行     程
3月9日~10日 885 諏訪市~中央~東名~名神~山陽~下関~門司
3月11日 135 門司~行橋市~別府市
3月12日 272 別府市~臼杵市~久住山~阿蘇山~高千穂町~延岡市
3月13日 237 延岡市~宮崎市~日南市~都井岬~鹿児島県大崎町(車中泊)
3月14日 300 大崎町~佐多岬~鹿屋市~鹿児島市
3月15日 288 鹿児島市~指宿市~枕崎市~八代市
3月16日 272 八代市~宇土市~天草市~熊本市
3月17日 113 熊本市~大牟田市~柳川市~佐賀市
3月18日 185 佐賀市~諫早市~雲仙市~島原市~長崎市
3月19日  77 長崎市~西海市~パールライン~佐世保市
3月20日 126 佐世保市~ハウステンボス~平戸市~伊万里市
3月21日 120 伊万里市~有田~唐津市~福岡市
3/22~23 980 福岡市~北九州市~門司~下関市~諏訪市













3月9日

     2008年3月9日(日)~10日(月)
    諏訪市~福岡県門司市 885k

 夜7時前の天気予報「諏訪地方は明日未明から雪降り」えぇーどうしよう、今回の旅行は10日の朝3時半の出発予定でした。タイヤを既にノーマルに履き替えたので雪になれば降りられないし中央道も走れない。じゃあ今夜出るしかないか?すぐに風呂に行き夜9時発に計画を変更し出発することに。

諏訪インターから一路下関インターまで高速でいくことに。ガソリンの高騰により深夜割引が3割から4割になったので。割引はほとんど距離制限があるが深夜割引だけは0時から4時までの間に道路上にいると距離に関係なく適用される。

小牧JC11時30分通過、京都手前あたりから小雨になり大阪はかなりの風雨になる。吹田JC付近は解りにくいのでHを起こす。午前2時吹田JC通過。標識案内板のとおり運転したが中国自動車道と山陽自動車道の関係がいまいちわからないが、間違っていなくてほっとした。

二人で交代しながら運転したが、深夜の運転と悪天候で疲れがたまり西宮名塩SAで仮眠することにする。

 午前2時40分に寝たが寒くて目が覚め、すっきりしないが6時20分に出発。トラックの運転手に中国自動車道と山陽自動車道のどちらがいいかと聞いたところ、中国は雪になる可能性があるとのことで山陽道を選択。相変わらず雨が降り続いていたがやっと姫路あたりで止む。

 ガソリンが残り少ないので、吉備SAで給油する。43.09ℓ 152/ℓ 6550円。高速はどこも単価は一緒で高い。小谷SAで二度目の仮眠、7時35分から8時35分までの1時間。

 下関IC午前11時50分着。自宅から15時間、871キロ。有料道路代4割引で10550円すごく得した気分。

 壇ノ浦から関門海峡の向こうに九州を望む。関門トンネル人道入口があり、本州から九州まで海の底を歩いて渡ることにした。750m15分途中に県境の白線が引かれていてなんだか不思議な感じ。往来が激しいのにびっくり、バイクや自転車も行き交い、人の通行料は無料でした。

 下関ICから白い関門海峡大橋(有料道路250円)を渡り九州の入口門司に到着した。今夜の宿をルートイン門司にし、早速ナビで電話検索入力し宿へ。

 少し早いが夕食に市街地へ、門司はレトロが売りらしくレンガの街並み、港附近や門司港駅も感じがいい。名物を探していたらやたらと焼きカレーの幟が目に付いたので、港近くの店で食べる。チーズがマッチしていて好みの味、780円の大満足。関門海峡を眺めながら海沿いを帰るが風が強く薄ら寒い。

 疲れているのになかなか寝付けないし、眠りも浅かった。

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       3月11日(火) 二日目 

     福岡県門司市~宮崎県別府市 135k

 九州一周は、運転していて海が良く見えるように時計回りにした。9時出発。国道10号を南下し行橋市で給油、別府に近づくと街路樹が南国らしく、やしの木が目に付く。
 
 別府湾から鶴見連峰の山裾に別府八湯といわれる地獄めぐりへと向かう。休日のせいか駐車場がすいている。

 地獄は全部で八つ、海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄。六ヶ所はまとまっているが、後の二ヶ所は数キロ離れていた。やはり異様な風景は地獄なのか。
 
 駐車場に松本ナンバー発見し、帰りに学生三人と話をする。下の道をまる二日間かけて来たとのこと。廃車にしてもいいような軽でよくぞ、これから宮崎まで行くとのこと、また何処かで会えるといいなと思う?

 亀の井ホテルが今夜の宿、当日予約して決める。4時30分到着、ロービーに韓国か中国人が大勢いて賑やかい。

 夕食事後、コインランドリーに洗濯しに行く、若い兄さんが先客でいて、丁寧にたたんでいたのにはびっくり。


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        3月12日(水)三日目 

     大分県別府市~宮崎県延岡市 272k

 朝食は、九州で一番多くて安い24時間営業のファミレス・ジョイフル、若い女三人はグーグー寝ている何をしていたのだろうか。

 今日は長距離になりそうなのでホテルを7時に出る。臼杵石仏に1時間ほどで着くが誰もいないのでとても静か、陽気は肌寒くひんやりとしている。

やけに掃除のおばさん二人の声が岩に反響しやたら大きく聞こえる。

朝日が、岩に彫った微笑みをいっそうやさしく照らしている。周りはのどかな典型的な農村風景。

土産物屋で竹の籠が目に付く、野菜の収穫にもってこいの形で気に入り1800円で購入するが、旅行中はもっぱら菓子入れ専用でした。

海岸線から離れて、内陸部の久住、阿蘇方面へ。阿蘇が一望できる場所で松本ナンバーを見て同年代の品のある夫婦が話しかけてきた。山登りが趣味で何回か信州を訪れているとのことや、道の駅で寝泊りしている事など。

途中パンフレットの表紙にもなっている、米塚が新緑でなくてとても残念。春霞のせいで視界が良くなく陰影がはっきりしていないのも残念。

阿蘇山頂の入口に、ガス濃度を示す黄色のパトライトが回っていた。河口を見た途端に監視員が危険ですから下りてくださいと大声で叫んでいる。

 やっと写真を3枚撮るが、硫黄の臭いがきつくいつまでも鼻についている。さらに車も下の駐車場まで降ろされた。売店のおばさんに聞くと解除される時間は10分の時もあるしされないときもあるとのこと。

待つこと40分後解除され再度頂上へ登りじっくりと淵から見下ろすまさしく自然の造形美なり。

期待していた高千穂峡に向かう。橋の上から撮影しているとベストポジションは遊歩道の下だと教わり、早速向かう。

流石に断崖と滝の位置関係がいい、でもボートが風景写真にはちと邪魔。いなくなるまで辛抱するのも何時ものことであまり苦にはならない。

それにしても豪快に流れ落ちる見事な滝と深みのある川との微妙なコントラストがなんとも言えず美しい。

今夜の宿は、延岡市のビジネスホテルフクハラで川沿いでした。


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              3月13日(木)四日目 

 宮崎県延岡市~鹿児島県道の駅「くにの松原大崎」237k

 7時に出発し馬の背に向かう。朝食はパンと牛乳で馬の背入口ですませる。遊歩道沿いには椿が咲き花が道にかなり落ちている。

まさしく断崖絶壁、しかも強風のため身の毛もよだつような感じで足もすくむ。なぜ入り江が深く切り立った岩にはさまれているのか。

宮崎県庁に昼ころ到着。思いのほか小さいが綺麗で植栽もきちんとしている。受付で写真を撮り、歩道で開催されていた宮崎県物産展で無料の日向ひょっとだご汁を頂く。だしが効いていて汁も熱くてうまかった。

青島の鬼の洗濯岩、誰が名づけたのかまさしくそのとおり、思いのほか広いし幾何学模様が見事。

サンメッセ日南は、イースター島にある復元されたモアイ像がメーンのテーマパーク。

太平洋を望む広々とした傾斜地に南国情緒あふれる景色だ。

 日南海岸線沿いは、洗濯岩のような絶景が続き国定公園にふさわしく快適なドライブができた。

 野生馬の生息地都井岬。残念ながら一頭しか見られませんでしたが、いたるところに糞は落ちていました。

 灯台はどこでも白色なのかな。岬の最先端のシンボルにはもってこい。

 寝るところが決まっていない、どこにしようかと思いながらマップで検討。広くて温泉施設もあり安全性も確保できそうな道の駅「くにの松原おおさき」で寝ることにした。

 食事をしながらビールを飲む、疲れているせいか酔いが早く、横になるとうとうとする。Hは温泉に行きさっぱりした顔で戻ってきた。寝る体制を作り毛布を被るがなかなか寝付けない。


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       3月14日(金)五日目 雨 15℃

 鹿児島県道の駅「くにの松原おおさき」~鹿児島市300k

 明け方、車の屋根にあたる雨音で目が覚める。天気予報のとおりである。初めての車中泊だったが何とかなるものだと思った。

 道の駅を7時20分に出る。

 内之浦宇宙空間観測所は外から眺めるだけかと思っていたら、施設内見学がOKでびっくり。

8時半の開館時間までに車内で朝食をとる。

3つのパラボラ、観測用ロケットの発射台地、ミューロケットの発射台地などを車で見て回る。広くて総てがでかいの一言。

 雨脚はますます激しくなり、峠越えはひやひやものでした。途中のお墓は、花が賑やかにたむけてあったり、屋根が付いていたところもあった。

佐多岬に向かうにつれ、大雨になってきた。道も狭くなり視界も悪くなってきた。本土最南端北緯31度線上に位置し南端の断崖から50メートル沖の大輪島に日本最古の一つである佐多岬灯台がある。

 有料道路の終点が駐車場になっていて、そこから展望台まで20分くらいジャングルの中を歩く。

晴れていれば見晴らしがいい場所なのだろう。断崖の真下でこの雨にもかかわらず釣りをしている人が何人かいる。

鳥が地上すれすれに飛ぶ、なぜだろう。ワラビを取っていた人もみかける。民家は平屋がほとんどだ。

桜島を一周し鹿児島に向かうことにしたが、いつの間にか桜島に走っていてぜんぜん気がつかなかった。やけに噴火した岩があるような感じはしたのだが。

錦江湾、鹿児島湾を左手に見て鹿児島市街地へ。

街中の運転はHがし、Kがナビのナビをすることに。繁華街の天文館にあるビジネスホテルアトリエに着くのに苦労した。

5Dのメディアいっぱいになり、ホテルの方にDVDに落としていただき感謝・感謝。部屋も今までの中では一番広く、洗濯物も楽勝で干せた。

夕食に市街地へ、人ごみのなかホステスが携帯電話で客と話をしている姿がやけに目に付く。食後のデザート、鹿児島名物むじゃきの「白熊」カキ氷を食べる。


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 3月15日(土)六日目 晴れ 15℃

    鹿児島県鹿児島市~熊本県八代市 288k

歩いて西郷隆盛の銅像を見に、道路脇の小さな公園に建っていたのには若干拍子抜けした。バイクの青年もきてお互いに記念撮影をした。

城山展望台から桜島の眺望を期待していたが、霞んで島影も見えなくてがっかり。地元の人はこの時期はいつもこんな感じだと言っていた。

製油所付近ではガソリンの値段がだんだん下がり始め144円位から一円単位で下がり一番安いスタンドは141円だった。

指宿名物の砂蒸し風呂。K「下着は着ける」H「裸じゃない」真っ裸に着物で海辺に、休みのせいか家族連れがおおい、手ぬぐいをほっかぶり顔だけ出し横になる。なかなか暖かさが伝わってこない。

普通は10分から15分くらいと言われた。10分を過ぎたあたりからじわじわと熱くなり始めるが、我慢して30分以上も入っていた。浴衣もびっしょり濡れなんともいえぬ心地よさであった。

 ファミリードラック・コスモスで食料を調達。総てが安くNEX137円でリポビタンDも購入。九州とくに南ではコンビニはファミリーマートしかなかった。

長崎鼻、開聞岳を回りJR最南端の駅「西大山駅」へ、菜の花が咲きバックは開聞岳と絵になる風景です。

昼飯を枕崎魚センターで、カツオ丼とカツオビンタ定食。いつものカツオと何かが違う味、名物に旨いものあり。

鹿児島県薩摩川内市で2000キロ、55分。九州の一般道ではほとんどトラックとすれ違わないので運転が楽。ハクレンがちょうど見頃を向かえていた。

810分に今夜のホテルα-1に一番遅い到着。


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3月16日(日)七日目 晴れ 11℃

         熊本県八代市~熊本県熊本市 272k
         
 ホテルを810分出発し、道の駅「宇土マリーナ」、天草五橋の天草パールラインは一号橋から五号橋まであり橋の総長は1806mで、大小さまざまな島が浮かぶ風景は、天草松島と呼ばれ日本三大松島の一つに数えられている。

道の駅「有明」をとおり、天草上島から天草下島に渡り大江天主堂へ。

天草は、島原の乱によって追われた隠れキリシタンが信仰を守り続けた地です。高台に位置しロマネスク様式で白亜の見事な天主堂でした。

港の向こうに見えた白い教会が印象的だったので立ち寄ることにした。

崎津天主堂はひなびた漁村の民家が密集する中にあり、不思議な調和を感じさせるのが印象的でした。

千巌山展望台から天草五橋を眺める。

天草はかなり広い島で、通過するのにかなり時間をようしてしまったが、4時に東横イン熊本辛島公園に到着。ラッキーに日曜祝日は定年感謝祭で3割引でした。

熊本城は4時半で閉園だったのでまた明日。夕食は食べあるき九州・沖縄の味100選の肥後らーめん一麺やでラーメンとおにぎりセット、独特の匂いとおにぎりの大きいこと。

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     3月17日(月)八日目 晴れ 14℃

     熊本県熊本市~佐賀県佐賀市 113

熊本城の開場時間8時半に間に合うように8時15分出発。

日本三名城の一つに数えられる熊本城は、加藤清正によって築かれた。広さ約98万平方メートルで、その中に天守3、櫓49、櫓門18、城門29を持つ豪壮雄大な構えです。現在の天守閣は昭和35年(1960)、熊本市によって再建されたものだそうです。

 入場して直に「武者返し」と呼ばれる美しい曲線を描く石垣と想像以上の建築物に圧倒されました。

現代人が見ても本丸天守閣の造形美には目をみはるものがあった。また、周辺も整備されており、城にふさわしい環境づくりがされていた。

加藤家、細川家のもと、築城400年という記念の年に見学できたのも何かの因縁か。

中年夫婦、朝のさわやかな会話「聞こえた」「顔が写らないよ」「顔はどうでもいい」

水前寺公園は水の都熊本を代表する場所で、もともとお茶屋とよばれる細川藩主の休息所であった。

350年ほど前、藩主細川忠利公が作られたという「桃山式回遊庭園」です。東海道五十三次を模した園内には、常に清らかな水が湧き出ているそうです。

熊本県の郷土菓子いきなり団子をいただく。薩摩芋と塩味の効いた小麦団子生地の素朴な味で、熊本弁「簡単な団子」というような意味で名付けられたお菓子だそうです。

Hの父が冬場働いていた中島漁業協同組合は、福岡県柳川市に今でもあった。所在地が不明のためインターネットで探したが特定するのに大変でした。

駐車場にたまたま三人の老人がいて、何故ここに来たのかを話し、「父を知っているか」と訊ねたら知っている人がいた。海苔の作業場に知っている方はいなっかた。

当時寝泊りしていた松葉屋旅館が現在もあり尋ねた。玄関が開いていたので呼んだがいくら呼んでも返事はなかった。

しかし、元婦人部長のおばさんからも当時の話を聞くことができた。

H、旅の目的の一つが達成できたと、感慨深げでした。

菜の花が満開で、その横を半ズボンを穿いた子供たちが遊びながら歩いている。3月も半ばを過ぎたのだから九州では当然かもしれないが、見慣れない早春の下校風景だった。

時間があったので、吉野ヶ里遺跡に行くことに。吉野ヶ里歴史公園は、日本の優れた文化的資産である吉野ヶ里遺跡の保存及び活用をはかるため設置された国営公園で、面積は54ヘクタールです。

 広大すぎる丘陵地に、この様な建物が存在し何を思い生活をしていたのか。その営みが歴史としてこれからも続いていくのだろうか。

 東横イン佐賀に5時到着。適当な夕食場所がなくスーパーの弁当と缶ビール。


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     3月18日(火)九日目 晴れ 10℃

     佐賀県佐賀市~長崎県長崎市 185k

 745分に出発し佐賀県小城市で給油。コンビニが急にセブンしかないのは何故だろう、いままでファミリーマートしか無かったのに。道の駅「鹿島」で生カキをおばさんが陳列している。バケツ一杯で千円、安いが調理ができないのであきらめる。ガタリンピック大会610日の横断幕があった。この付近の干潟は遠浅なのだろう。

 焼きかきの幟があちこちにあるが、10時前では営業している店がなかなか見つからない。

佐賀県太良町大福丸箱崎店で頼み込み、食べさせてもらうことにした。生かき、ほたてを食する。でかい、うまい、海の塩味との微妙なバランス、大満足でした。

かきは平らの方を上にして焼くこと。

                 諫早湾干拓事業の堤防延長は、諫早市から島原半島に限りなく直線の7050mで途中ばかでかい排水門もあるが、駐車スペースはどこにもなかった。                             島原城は白い五層の天守閣で、由来に四万石の大名には過分な城だと記されていたがまさしくそのとおりだと妙なところで感心した。

雲仙普賢岳は、1990198年ぶりに噴火、大火砕流による死傷者の発生のほか、堆積した大量の火山灰により土石流の発生、93年には水無川から溢れ出た土砂によって大きな被害を受けた。

災害家屋等を当時のまま資料館として保存してある。山肌に土石流が流れたと思われる爪あとが今でもはっきり左右に確認できる。

いたる所から高温の温泉と噴気が激しく噴出し、強い硫黄臭が漂う場所ここが雲仙地獄か。韓国大東高校の男子学生大集団に会う、感嘆詞は「わゎー」チーズは「マー何とか」習ってきた日本語で話しかけてきた。「こんにちは」「さよなら」「あいしてる」初めての海外旅行ですとガイドさん。

東横イン長崎駅前4時到着。少し早いが長崎の街県庁等を見ながら遠くからでも一目でわかる新地中華街へ、どこもガラガラ。脇道に入ると一軒だけ混んでいる店「江山楼」があったのでそこで。勿論ちゃんぽんと皿うどんを注文。これまたうまい、特に「ソー酢」がきにいった。

Kは、9時から6時までグーグー寝てたとさ。


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     3月19日(水)十日目 小雨 17℃

     長崎県長崎市~長崎県佐世保市 77k

天気予報どおり長崎は朝から雨でした。大浦天主堂は、教会として日本で唯一国宝建築物に指定されており、現存する日本最古の木造ゴシック様式の教会である。

1858年9月に締結された日仏通商条約で外国人のための礼拝堂建立が認められ、1864年12月にフランス人・プチジャン神父によって建立された。

グラバー園は、長崎市南山手町の斜面上にあり、旧グラバー邸は国指定重要文化財で現存する日本最古の木造洋館です。

園内には石畳の中に埋め込まれたハート型の石、噂のハートストーンが二ヵ所ある。

園内から長崎湾や中心市街地が一望できる絶景地。園内にエレベーターがあるのにも驚いた。

オランダ坂という地名は有名だが、すこしがっかり。長崎の町全体のイメージをオランダ坂に写しているようだ。

核兵器の攻撃を実際に受け、被害を体験している場所はこの地球上に2ヶ所しかない。その2ヶ所がどちらも日本にあり、そのうちの1ヶ所が長崎なのだ。

平和公園に平和祈念像がある。右手は原爆を、左手は平和を、表情は追悼の意を表しているという。

毎年89日にはここに大勢の人々が集まり追悼の儀が行われる。

原爆落下地点に建てられている石碑。この上空500メートルで爆発した。

この側壁は浦上天主堂の南側の一部でこの地に移築された。

原爆資料館を訪れると 原爆の恐ろしさを改めて思い知らされる。

熱線、爆風、そして放射能このような恐ろしいものを人が住んでいるところに落とすなんて信じられない。つくづく、戦争とは恐ろしいものだ。

浦上天主堂は爆心地から北東500メートルの小高い丘の上に位置しています。

被災前の浦上天主堂は1895年から30年かけて建設されました。しかし原爆により崩壊し、赤レンガの壁が一部残るだけとなりました。

1959年に再建されましたが、今もなお原爆により被害を受けた石像が残されています。

時津西彼杵郵便局でお土産をゆうパックで送る。4時ころには雨が上がったが強風が吹いている。西海パールラインを渡り今夜のホテル佐世保ワシントンホテルに5時到着。 

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     3月20日(木)十一日目 くもり

    長崎県佐世保市~佐賀県伊万里市 126k

ハウステンボスとは、オランダ語で「森の街」という意味で、オランダの町並みを模したアミュズメントパークです。

長崎オランダ村が全身で、その後1992年に規模を拡大しオープしたそうです。

 シアターを中心に見て回りました。スペースチャイルドアドベンチャー「グランオデッセイ」個人が映画の登場人物に。

 ハウステンボウIFXシアター「キララ一」月のない宇宙をテーマに繰り広げる大迫力の映像シアター。シュミレーションシアター「大航海体験館」嵐の海上で臨場感たっぷりに味わう大航海。 大洪水を体験「ホライゾンアドベンチャー」迫力の映像・リアルな音・800トンの真水が、大洪水の猛威を再現。 空飛ぶ冒険の旅「フライト・オブ・ワンダー」空飛ぶ魔女と一緒に旅立つ、乗り物型アトラクション。

 いたるところにチューリップが咲き乱れ、森の街という印象より運河と煉瓦の街の方がしっくりくるような風景があちこちにありました。

 一日中強風が吹き荒れて寒かったが、楽しいひと時を過ごせました。

 朱塗りの吊橋平戸大橋を渡り、平戸島にあるカトリック平戸教会へ。

 昭和6年に完成した鉄筋コンクリート造りで、空に向かう垂直性を強調した外観が特徴で、壁や柱に施されているマーブル模様も見事。

 日本最西端の駅たびら平戸口駅に立ち寄り、伊万里グランドホテル到着6時15分。

大浴場、サウナ、コインランドリーもありビジネスとは一味違う宿でした。

回転寿司をずっと探していたが見当たらず、やっとありつけた。九州一円ではあまり無いような感じでした。

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 3月21日(金)十二日目 12℃ 晴れ

     
佐賀県伊万里市~福岡県福岡市 120k

三方を山に囲まれた秘窯の里「大川内山」は、正面に山水画にも似た切り立つ大屏風奇岩にまず目を奪われる。

レンガ造りの煙突や窯元が立ち並ぶ散策はすがすがしくまた、早春の陽が心地よかった。

伊万里焼の特徴は、光沢のすぐれた白磁の肌に渋い染付との三色を基調として、美しい上絵が描かれています。

鍋島と古伊万里とは、鍋島藩御用窯でつくられた焼物を鍋島と呼び、その伝統を受け継いだのが伊万里焼だそうです。

下から順に見て歩くが何所も同じだったが、藤右衛門で感じの良い奥さんと思われる人がお茶を持って話しかけてきた。

伊万里と有田の違いや、鍋島の由来見方などを聞いた。他の店より良心的で人柄に惚れて何点か鍋島を求めた。

道端でみかんの無人売り場があり、6100円でとても甘かったので3袋購入した。でも付近にみかん畑は見当たらなかった。

有田焼卸団地は25店舗が200m余りの中央道路をはさんで軒を連ねていた。伊万里と比べると明らかに派手な印象をうける。

冷酒を入れる器を探したがなかなかいいやつが見つからない。ある店にあったが一周りしたらわからなくなってしまったが、やっと探しあてて買うことができた。

とある店のトイレ、便器からかがみ、洗面、小物までが陶磁器でびっくり有名らしい。

どこから来たと訪ねられ「諏訪からです」というと「山梨県ですか」と言われることが多かった。

福岡県早良区で三千キロ。ナビが高速の側道をずっと案内している。かなり狭い道もあり不安を覚えるが信用するしかない。右折レーンが二車線あったのにも驚いた。

九州最後の宿は東横イン博多南です。駅から少し離れているためか駅までマイクロが運行していた。


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 3月22日・23日(土、日)13.14日目15℃ 晴れ

    福岡県福岡市~諏訪市 980k

予定より若干早く九州一周が達成できそうなので中国地方を回って帰ろうかと思ったけれど、中途半端になるので福岡市内を見てから真直ぐ帰路に着くことにした。

ホテルを740分出発、大濠公園駐車場で連続テレビ小説「ちりとてちん」をナビで見る。休日のせいか公園の周囲を散歩やランニングをしている人が多い。福岡ドームが車中から眺められた。

関門海峡を今度は関門トンネルで渡りすべての方法で走破。

初めに立ち寄った壇ノ浦まで行き、無事に九州一周できたことに感謝し万歳の記念写真。

正午に壇ノ浦を出発、下関インターから高速道で一路自宅に向かう。

 帰路も山陽道を通ることにした。佐波川SAで何日分のゴミを捨てました。ごめんなさい、  今はごみを捨てるところが何処にもありませんでした。宮島SA15:10→八幡SA16:00→給油吉備SA17:20→白鳥SA18:20→三木SA仮眠18:55~23:35→大津SA1:05→第二東名方面  御在所SA仮眠2:05~4:15→自宅到着7:49

CRVとナビに感謝、なにより無事故で帰れたのが一番。

  全行程3990キロ ガソリン349.9リットル 1ℓ 11.4キロ


                お し ま い



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