1

           北海道

       2008年6月21日〜7月4日
         5147k(陸路3763k 航路1384k)

             home          戻る
月 日 走行距離 行     程
6月21日 311 諏訪市〜上越市〜新潟市〜日本海フェリー〜
6月22日 302 日本海上〜小樽市〜余市町〜札幌市〜江別市〜岩見沢市〜美唄市〜滝川市〜富良野市〜美瑛町
6月23日 136 美瑛町〜旭川市〜東川町
6月24日 245 東川町〜旭川市〜深川市〜留萌市〜羽幌町〜豊野町
6月25日 454 豊野町〜稚内市〜紋別市〜網走市
6月26日 173 網走市〜斜里町〜ウトロ〜知床峠〜羅臼町〜標津町
6月27日 353 標津町〜中標津町〜根室市〜厚岸〜別海町〜弟子屈町
6月28日 232 弟子屈町〜摩周湖屈斜路湖〜阿寒湖〜釧路市
6月29日 392 釧路市〜浦幌町〜帯広市〜広尾町〜えりも町〜日高町
6月30日 301 日高町〜千歳市〜支笏湖〜苫小牧市〜室蘭市〜伊達市〜洞爺湖〜真狩村〜ニセコ町
7月1日 181 ニセコ町〜長万部町〜八雲町〜森町〜函館市
7月2日 373 函館市〜長万部〜ニセコ町〜倶知安町〜岩内町〜小樽市
7/3〜4 322 小樽市〜日本海フェリー〜新潟市〜上越市〜諏訪市










1

 2008年6月21日(はれ 19℃ 311キロ

自宅〜上越市〜新潟市〜日本海フェリー 

 二人とも北海道初上陸。旅行を計画するまでは、車で北海道に渡れると思っていた。新潟港1030分のフェリーに乗船するためと高速の深夜割引が適用になるように余裕をみて自宅を3時に出発。

 国道20号から長野道に岡谷ICから乗る。慣れた道とは故深夜走行は視野が狭く余計な神経を使うので疲れが早くでる。善光寺平付近で明るくなり始めた。上信越道の長野から北は対面通行が一部分あり2車線工事が進んでいるように思えない。450分野尻湖付近で朝日が眩しい。北陸道米山SAで休憩し新潟亀田ICで降り、710分に新日本海フェリーのりば新潟山の下埠頭に到着。

 新潟→小樽間の1等洋室ツイン、車と2名分で38千円。乗船手続はトラックと乗用車が別窓口で同時に車検証も提示し発券となった。

 朝食はセブンのおにぎりとすしを港で乗船するらいらっく号を見ながら。全長199.9m、旅客定員892名、積載車両トラック146台、乗用車58台で想像よりかなりおおきい。

 945分乗船開始。別々の入口から車両は車両甲板へ、航海中は車に戻れないので必要な荷物は船室に持ち込む。1030分定刻に出航。

 11時から15時まで爆睡、かすかな機関のエンジン音が夢心地に気持ちいい。ほとんど揺れを感じないが風は強いらしく一部甲板への出入りは禁止された。

暇をもてあましているがこれが船旅らしくていい、見渡す限りどこを見ても海原が水平線まで。

 6時からレストランでバイキングの夕食、大浴場もあり湯面が左右に揺れているときに船に居ると感じた。

                   T o p










1

  6月22日(くもり 20℃  302キロ

日本海上〜小樽市〜余市町〜札幌市〜江別市〜岩見沢市〜美唄市〜滝川市〜富良野市〜美瑛町 

 330分下船1時間前の船内放送とオルゴールで目が覚める。同乗者も一緒に到着直前に車両甲板へ、予定どおり430分小樽港に接岸。18時間の船旅も揺れずに快適でした。

 北海道に初上陸。まず、小樽運河に向かうが早朝のため観光客いない。倉庫群に駐車し散策。運河に面して軒を連ねる石造りの倉庫群。運河沿いに石畳の散策路があり道路より低い位置にある。またしても、旅の始まりは今回もレトロな街である。

「旧日本郵船小樽支店」石造りの外壁で重厚感あふれ、2階会議室はポーツマス条約に基づく日露国境画定会議が開かれた場所だそうです。

 「小樽市鰊御殿」日和山灯台近くの高台に建ち、はるか沖合いを見渡せる場所にあり豪壮であり現存する御殿では最大級の番屋だ。

 「小樽貴賓館にしん御殿旧青山別邸」開館前で外からの眺めだったが、とても木造二階建てとは思えないほど高さがあり、武家屋敷のような格調高さが伺えた。

 「ニッカウヰスキー北海道工場」到着時間が早く営業前だった。8時前ではしかたがないが、ちょっぴり残念、またいつか。   

 小樽から余市町に向かう途中で偶然不思議な住宅群を発見。建築協定でもしているのか、なんともおしゃれな一帯であった。

 朝食は、サンクスの前のテーブルで軽食。

 小樽から札幌に向かう。ナビ案内は終始札幌自動車道の側道で道も狭く若干不安であった。

 「さっぽろ羊が丘展望台」札幌市街や石狩平野を見渡せる丘の上にあり、牧草地の一角にクラーク博士の立像がある。皆同じポーズをして写真を撮っている。

 陽が出て暑くなってきた。

 後方に札幌ドームも見えたが、もう少し市街地に近い場所かと思った。

街中に戻り市内の観光地めぐりをする。

「札幌市時計台」そんなにがっかりすることはない。120年もの間、時を刻み開拓時代の面影がある。

「北海道庁旧本庁舎」まさしく“赤れんが“と呼ばれるにふさわしい建物で明治政府の意気込みが感じられた。

札幌大通公園内にさっぽろテレビ塔があり、人通りも多く賑やか。

「サッポロビル博物館」敷地も広く整備されている。ジンギスカンで遅い昼食にし見学コースに参加。

日本一長い直線(29.2k)の国道12号を走り、美瑛町のとほ宿「おかせん里」6時30分到着。

夕食前に夕日をクリスマスツリーの木に行く。

有名なせいかかなり写真を撮っている人が多い。綺麗に焼けてくれました。感謝・・

 宿は、基本的に「とほネットワークの宿」にした。安心・安全で食事も大満足、料金は一人平均五千円で安すぎ。

とほ宿は原則として相部屋だが、空いていたので個室でOKでした。

同泊者-静岡の30過ぎの髭のさわやか男性。退社し道内を回っているとのこと。


                   T o p










1

  6月23日(はれ 20℃ 136キロ

       美瑛町〜旭川市〜東川町 

宿で津幡氏が美瑛の四季を撮った絵葉書とカレンダーを求める。

「ファーム富田」ラベンダー観光発祥の地らしい。

十勝連峰、大雪山を望み、富良野の広大な敷地にラベンダーや各種の花が植えられている。ラベンダーは少し早かったようだがそれなりの雰囲気は十分あった。

 これからさらに観光客も増え最盛期にはさぞ見事なことだろう。富良野メロンは二皿500円でとても甘くておいしかった。

北西の丘展望公園で、十勝連峰を眺望しながら、パンとコーラで昼食。カルビーのジャガイモ倉庫が近くに見えた。

西11線、通称「ジェットコースターの道」およそ5キロが真っ直ぐの直線で、アップダウンが激しくまさしく名称の由来どおりでした。

これぞ北海道の道すばらしい、二往復し胸キュンでした。

「パッチワークの丘」美瑛の丘の広大な畑に苗が植え付けられ、帯状、縞状に色彩豊かな風景が広がっている。

BIEIs Trees
「ケンとメリーの木」日産スカイラインのC Mに登場したポプラの木。ゆうに10メートルは越えていると思われた。

「セブンスターの木」パッチワークの丘の上に、ぽつんと立つカシワの木。
 1976年セブンスターの観光パッケージ採用されたことからこの名前が。いまいち。

「親子の木」案内板等がなくてやっと探し当てた。3人の親子を想像させるらしい。ほほえましい姿に見えないこともないが。

「マイルドセブンの丘」なだらかな丘陵地に防風林のようなカラマツの木。
 1978年マイルドセブンのパッケージ撮影が行われた場所。

 旭川方面に向かって走行中、突然Hが左側に倒れかかり「いたい、いたい」と叫びだした。何事かとおもい停車し左肩をみるとハチに刺されたようだ。大事をとって病院を探すが直に探せなく旭川まで行き緑ヶ丘クリニックで診察と念のため点滴をしていただき一安心。まさかまさかの大ハプニング。

とほ宿-「ゆう」上川郡東川町、大雪山のお膝元、家庭的な民家風。

同泊者-きのうサロマ湖100キロマラソンを完走したクールな神戸の青年と遅れてやってきた関東のやはり退社してきたぼやきのバイク青年。


                   T o p










1

6月24日(くもり 17℃ 245キロ

東川町〜旭川市〜深川市〜留萌市〜羽幌町〜豊富町

近年特に有名になり平日でも人であふれているという旭川動物園へ。150種約780点の動物を飼育する日本最北端の動物園。動物の自然の状態を再現し、行動展示で人気を博している。

水中にダイナミックにダイビングする北極グマ、筒状のトンネルでアザラシが間近に、オランウータンは空中散歩をしていませんでした。残念・・狼宿舎は明日からオープンだそうです。

昼食は、旭川市内の人気店が集まっているあさひかわラーメン村で旭川ラーメン。濃厚さがいつまでも口の中に残っているような独特な味でした。退席するころ威容に混んできた。

日本海の留萌に向かい、ひたすら道北を目指して北上する。深川から幌糠までの自動車道が無料でした。北海道は開放している区間がある。どうしてなんでしょうか、サービスか降雪か利用促進か。

日本海を左に見てニシン街道をひた走り、道の駅おびら

鰊番屋で休憩。さらに北上、覆面パトカーが反対車線で違反者追跡中。

 日本海オロロンライン、超ロングストレート、ライダー憧れの道のようだ

 「オトンルイ風力発電所」3.1キロにわたって並ぶ一大風車群。ブレードの最高到達点99m、28基の風車が日本海からの風を受けて回る様は大迫力でした。

「北緯45度モニュメント」

北海道には45度線が横切っている。こんなに北まで走ってきたのかと実感できる位置。

この付近は地吹雪や吹きだまりが特に激しいらしく、これを防止するためにスノーシェルターが設置されていた。前後に建物はないので雪国の道のお守りのようなものに思えた。

日本海オロロンラインに限らず歩道と車道の位置が雪でも判るようなポールが等間隔に設置されていた。

沿道に電柱もなくどこまでも延びている一直線の未体験ゾーンでした。

 夕食前に宿の奥さんの案内で夕日ツアーに海岸線まで行く。

利尻島をバックに焼けてくれました。近頃なかなか焼けてくれなかったそうでとてもラッキーでした。

とほ宿-「あしたの城」サロベツ原野の丘の上、ロッジ風。夕食は名物牛乳鍋。年末ジャンボ組違いの特等本物壁にはってあった。

同泊者-東京の若夫婦一組とバードウォッチングに来た怪しげな中年男性二人。


                   T o p









1

  6月25日(水)くもり 9℃ 454キロ

  豊富町〜稚内市〜紋別市〜網走市 

 サロベツ原野を抜け大規模草地を北に進み日本最北端にむかう。

 道路標識に牛の飾り、放牧中の牛が移動中でした。北海道らしい景色が続く山道で、対向車はほとんどなかった。

 「野寒布岬」天気がいいと利尻や礼文が望める絶景スポット、曇りで残念。隣に赤白の灯台がある。

 超強風と寒さで早々に退散。

6月末にフリース着ていても寒いとは。

 休みでもないのに御神輿担いでお祭りを村人全員で行っていました。港の漁船には大漁旗が掲げられ賑やかでした。

 宗谷岬の突端に、北極星をイメージした「日本最北端の地」の碑があった。

北緯45度31分14秒。

 皆この碑の前で記念写真。若者グループにシャッターを押したら、上半身裸で収まった。この寒さは尋常ではないのに、よくやるよ。

これからはオホーツク国道を南下。なにもない寂しい風景が続いていた。地元の車は100キロ以上のスピードで追い抜いていくが、80キロ以内で走行していると道内では捕まらないようだ。ただし、町の入口と出口は要注意らしい。後で道民に聞いたら正解だと言われた。

道の駅「オホーツク紋別」の横に巨大なカニの爪のオブジェ。でかいのに妙にリアルで、存在感あり。

一日中ほとんど走りっぱなしでした。宿もなかなか決まりませんでした。

とほ宿-「アニマの里」網走湖付近、農家風、ストーブを焚いていた。

夕食-カキ、ホッケ、ころっけ、刺身(三種)長いも、漬物、めろん。

同泊者-静岡の所帯持ちの男性バイクで一人(休みがとれたからと)と親子ずれ三人と遅く来たワンペアー。

 
                T o p









1

   6月26日(くもり 11℃ 173キロ  

網走市〜斜里町〜ウトロ〜知床峠〜羅臼町〜標津町


 「メルヘンの丘」ジャガイモが整然と植えられこれぞホッカイドウ。
 黒沢監督の映画「夢」のロケ地。写真家の間でも有名な絶景スポット。

 「網走刑務所」赤レンガの正門。現役刑務所のため内部はうかがう余地もない。

売店でまな板と木製の小箱を購入。

「斜里町南3号・東10線」斜里町を抜けると駆け上がる一直線の道がなんと20キロメートル。 

途中に展望台もありオホーツクの海も見渡せた。

「オシンコシンの滝」国道沿いにあり解りやすい。途中で二筋に分かれるため「双美の滝」の名もある。白い帯状に岩肌を伝うように流れる様は幾何学模様のようで清涼感があった。

「知床半島観光」波が高いので欠航中だ、いつ運行するかわからないが待つことにした。数時間後2時出航が決まったようだ、またしても粘ったかいがあった。

硫黄山航路、大人2,700円大型船おーろらでウトロ港を出航し知床岬に向かう。フレベの滝、カムイワッカの滝、はるかかなたに知床岬を望み1時間30分の船旅でした。

 ウトロから知床横断道路で羅臼に向かう。最高地点が「知床峠」濃霧で何も見ることができなかったが、数百メートル下った地点からくっきりと羅臼岳の雄姿も見え峠付近は相変わらず霧が羅臼方面に流れていた。

 とほ宿-「モシリバ」手作りログハウス、品のいい老夫婦、目の前にかすかに国後島の島影が横たわっている。いたるところに大きなフキが。

夕食のメインちゃんチャン焼き、朝もご飯でした。

 同泊者-大阪の感じのいい青年と札幌から出張できた中年。


                   T o p











1

   6月27日(はれ 13℃ 353キロ

 標津町〜中標津町〜根室市〜厚床〜別海町〜弟子屈町

 「北19号」通称ミルクロード、いくつもの丘を越えながらまっすぐ一直線。

 道路を走ると音楽が聞こえるというメロディーを探したが見つからなかった。くやしい。

「開陽台」地球が丸く見えるといわれている標高270メートルの高台。360度の大パノラマ。テントサイトある。

 この辺は、ナビの案内無くして走行するのは難しい。風景や道路は何処も一緒にみえ、方向感覚がなくなる。

「野付半島とトドワラ」   28キロにも及ぶ日本最大の砂嘴からなる半島。

トドワラとは地盤沈下で海水が浸水し、立ち枯れとなった枯れ木群。地の果てを感じるような荒涼とした異様な景色。

鳥居が白くてびっくり。延々と納沙布岬に向けただ運転するのみ。途中道の駅「スワン44根室」で休憩。

根室市は「朝日に一番ちかい町」の標語と「返せ!北方領土」という過激な看板がやたらと目についた。

「納沙布岬」北緯43°2258東経145°4916北方領土を除けば日本最東端。岬周辺には、みやげ物店や北方領土の早期返還を記念する施設が多い。

来た道をまた道央まで舞い戻る。これまた長い道のりだ。

牧草ロールの作業風景に出会う。すべて機械化されていて一ロール五万円と聞いた。

とほ宿-「ひとつぶの麦」民宿風、牧草地帯にある、独特な雰囲気をもっている宿主、低料金。

同泊者-とても40台には見えないおじさんと札幌に一人住んでいるというおじさんといちゃもん好きな30台の男性。


                    T o p










1

   6月28日(はれ 18℃ 232キロ

弟子屈町〜摩周湖〜屈斜路湖〜阿寒湖〜釧路市

「900草原展望台」牧草地の広さ930haからついた名称。

きのうの同泊者から是非900草原でパークゴルフするように勧められ2時間プレーする。目いっぱいボールが打てて天気もよく爽快でした。

 「摩周湖」周囲20キロ、最深部の水深212m。世界一の透明度ともいわれる神秘的な青い湖水。

 すり鉢の上から覗き込むような湖で、これほど美しいとは想わなかった。霧で見れなかった人が多いと聞いていたので大変ラッキーでした。

 第3展望台からの展望も堪能。振り返るとかなたに屈斜路湖が見えた。

 アイヌの館で見学しているとアイヌの服、髪飾り、刀等を貸してくれ着させてくれた。アイヌの人々の生活用品や道具が多数展示されている。

囲炉裏で火を焚いていたので室内が煙っていた。

 「屈斜路湖」日本最大、世界2位の大きさを誇るカルデラ湖。

屈斜路湖が見える展望台の中で最も人気があるのが「美幌峠」からの眺め。

「双湖台」阿寒湖横断道路沿いにある展望台から見ると「ベンケート」が北海道の形に似ていることで有名。

「阿寒湖」周囲26キロ、海抜420メートルの湖。天然記念物のマリモが生育することで有名。

 付近にとほ宿がないので釧路まで南下し、東横イン釧路十字街に宿泊。

 


                  T o p







1

   6月29日(はれ 17℃ 392キロ

釧路市〜浦幌町〜帯広市〜広尾町〜えりも町〜日高町

 ハーレーダビットソンに乗った中年グループが横に駐車したので、乗せてもらった。かなりバイクに投資をしているようだ。

  鳥居と社が真っ赤な神社があった。ちと、不気味。北海道のホームセンターはHOMAC

 帯広のスーパー「DAIICH」で、ひとつぶの麦の宿主お勧めの北海道限定乳酸菌飲料「ソフトカツゲン」108円とイカ飯4個を500円で購入。早速車の中で美味しくいただく。

旧国鉄広尾線の「愛国駅」と「幸福駅」は全国的なブームを巻き起こした有名な駅。

 残念ながら切符は休みで売っていませんでした。

「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで有名になった縁起のいい幸福駅。木造駅舎、板張りのプラットホーム、ディーゼルカー2両が当時のまま展示されていた。ここで切符を一枚購入。

 襟裳岬までの道のりはまたまた遠い。道の駅「コスモール大樹」で休憩、休むにはトイレや売店等が完備している道の駅をほとんど利用している。「広尾町」はサンタの故郷ノルウェーが認めた国外初、日本で唯一の「サンタの街」らしい。信号待ちのときにチャリの青年にバナナ、ソーセージを差し入れ。

「フンベの滝」は黄金道路を帯広から襟裳岬に向かう途中の広尾町にある。フンベとはアイヌ語で鯨の事でこの地に鯨が打ち上げられた事からその名前が付いたようですね。

 「黄金道路」は断崖絶壁につくられた道のため、工事には、道に黄金をしきつめたような、たくさんのお金がかかった。

 「襟裳岬」日高山脈の最南端。「風極の地」とも言われ日本屈指の強風地帯。風速10m以上の日が年290日以上もあるそうです。今日も強風で足元がおぼつかないくらい。

  バス停は何処も同じかわいい三角屋根の建物。

襟裳を出て
まもなく海霧が発生し海から陸に流れ視界が悪くなる。「サラブレッド銀座」サラブレッドで有名な日高地方。新冠から滑若に向かう道沿いに、競走馬の育成牧場が集中している場所。夕方のため牧場見学はできなかった。

とほ宿-「夢民村」手作りログハウス、牧場地帯、地豚ステーキ。

 同泊者-なし、とほ宿7泊目にして初めて、宿主がっかりしていた。


                   T o p










1

 6月30日(月)くもり 16℃ 301キロ

日高町〜千歳市〜支笏湖〜苫小牧市〜室蘭市〜伊達市〜洞爺湖〜真狩村〜ニセコ町

 カルビーのじゃがポックルと花畑牧場の生キャラメルを買うために新千歳空港に向かう。

 7月7日から洞爺湖でサミットが開催されるために1週間も前だというのに、すでに厳戒態勢。空港周辺で神奈川県警に2度検問され、1度はトランクまで調べられた。

 空港内にかなり売店があったがお目当てのものは両方ともどこにも無かった。

 「支笏湖」カルデラ湖。国内2位の最大深度360mで、日本最北の不凍湖。駐車場にはサミットの警備車両でびっしりでした。

 「地球岬」太平洋を100mも見下ろす断崖で、“地球が丸く見える”がキャッチフレーズ。岬に建つ白い灯台は、大正9年に点灯。振り返ると製鉄の街らしく煙を上げている室蘭の市内が。

 「室蘭白鳥大橋」全長1380mで関東から北では最大の吊橋。

 「昭和新山」昭和18年の群発地震をきっかけに隆起し、忽然と生まれた。標高398mの半円形の火山の溶岩塔部分は茶褐色で、岩肌から今も水蒸気が上がっていた。

 「洞爺湖」洞爺カルデラ内にできた湖で、東西約11km、南北約9kmのほぼ円形の湖で、中央に浮かぶ中島の最高点標高455m

 サミットが開催されるザ・ウィンザーホテル洞爺の周囲にはバリケードが張られ数十メートルおきに警察官が配置されていた。

 とほ宿-「たびものがたり」ロッジ風、風呂は鯉川温泉へ入浴に出かけた。夕食チーズフォンジュ。

 同泊者-東京と福岡の羊蹄山へハイキングの女性二名と北海道にこれから住むという親子ずれ四人。


                    T o p









1

  7月1日(火)はれ 17℃ 181キロ

ニセコ町〜長万部町〜八雲町〜森町〜函館市

 珍しく水田がある、柿の木は無いらしい。北海道らしくない道と風景が延々と函館まで続いていた。

 「五稜郭」五稜郭タワーで高60mの展望台から。徳川幕府が北方警備強化のために築城したユニークな五角形の日本初の洋式城郭。

 「八幡坂」函館山の麓にある坂の中で一番有名な坂「八幡坂」。

真っ直ぐに伸びる坂の下は、函館湾。その向こうに停泊しているのが青函連絡船の摩周丸。

 「旧函館区公会堂」色調の美しい建物。明治43年、当時の洋風建築の粋を集めて造られたコロニアル・スタイルの木造建築。

 「函館ハリスト正教会」日本で最初にギリシャ正教を伝道した由緒ある教会。教会前で絵画を売っている老人東とよじ氏から、八幡坂のスケッチ画を北海道旅記念に求めた。

 「金森赤レンガ倉庫群」函館ベイエリアのシンボルになっている赤レンガの倉庫群。明治のたたずまいを残した倉庫5棟はショッピングモール街。

 夕食は函館朝市内の「うにむらかみ」で、うにイクラ丼と三色丼。さすが、北海道を代表する素材、大満足の味でした。

「函館山」標高334m。山頂から望む美しい夜景は、ナポリ、香港と並び世界3大夜景と称されている。函館駅から函館山登山バスで山頂まで主要時間20分くらい。10時以降は自家用車も通行可能。

 「百聞は一見に如かず」とはまさしくこのことである。天気に恵まれ、灯り一つ一つが鮮明に見え宝石箱を開いたような感動。この夜景を見れただけでも北海道にきた価値があったような気がした。

 東横イン函館駅前朝市に宿泊。道南にはとほ宿がないので二泊目のビジネス。無料夕食(カレー)や朝食(おにぎり)のサービスがある。


                   T o p










1

   7月2日(水)はれ 18℃ 373キロ

函館市〜長万部〜ニセコ町〜倶知安町〜岩内町〜小樽市

 朝5時起きし、ホテル隣の函館朝市でお土産を買うことにした。函館駅から徒歩ですぐの特等地にあり、300もの店が軒を連ね鮮魚を中心に早朝から営業し活気がある。

 試食や丁寧な説明をしてくれるが何処で購入したらいいか迷う。解ったことは店に湯でる窯があるみせが良い。しゃがれ声の元気なおばさんの(有)寺井商店で8個航空便でそれぞれに送ってもらった。

 明日のフェリーに乗るために今日はどうしても小樽に着きたい。昨日の道をニセコまで引き返し、積丹半島を回るコースにした。旅の疲れは不思議とないがそれにしても距離がありすぎる。

 「神威岬」岬の突端へと遊歩道が延びている。これがシャコタンブルーの海の青さか。突端の海は潮の流れが激しく周辺では一番の透明度らしい。

それにしても、もの凄い強風である。岬はどこでも強風だったが。

 北海道ベストスリーだ。他は、摩周湖と函館の夜景。

 「島武意海岸」渚百選。狭いトンネルの先にあった。小島にカモメらしき海鳥が群れていた。積丹岬方面は熊が出たので通行止めになっていた。

 北海道の道端でよく見かけた消火栓。これなら雪が降っても直にわかるだろう。

 泊まる宿に夕食が無かったので美味い店を紹介していただいた。「魚真」うおまさ。15カンどびん蒸し付きで2500円は安い。かま、ほっけの塩焼き。北海道最後の夕食は豪華になった。予約客が多く地元の人たちがよく利用しているようだ。また、また大満足のひと時を過ごした。

 とほ宿-「ら・るる」B&B(ベット&ブレックファースト)スタイル。あそこが駐車場か。

 同泊者-道内の30代のおとなしい夫婦と関西の船に乗り遅れ結婚式に間に合わなかった定年夫婦。


                 T o p










1

   7月3日(木)〜4日(金) 23・4℃ 
    陸路322キロ 航路692キロ

小樽市〜日本海フェリー〜新潟市〜上越市〜自宅

  道内走行距離3,133キロの長旅、事故も無く健康で一周できたのが何よりでした。

 小樽港10時30分発フェリー「ゆうかり」で新潟に向け出航。行きと同じ揺れをあまり感じることは無かった。予定通り翌日6時に接岸。19時間30分の船旅、帰りのほうが潮の関係か1時間30分長い。

 新潟は前線の通過で大雨でした。北海道では一滴も雨に降られなかったのに。

 行きと同じルートで自宅に12時45分到着。




 
                 お し ま い


                   T o p