呪文の言葉              2007年5月7日

「テクマクマヤコンテクマクマヤコン、ねこになあれ!」「ラミパスラミパスルルルルルー」昔のアニメで鏡を見ながら変身する女の子が唱える言葉。女の子の名前も忘れたのに、この呪文の言葉だけは覚えている。どんなプログラムでも、最初は呪文の言葉として、深く考えずにそのまま使う部分が多い。上の呪文の言葉と違うのは、そのうち意味がわかってくること。でも最初からわかろうとすると混乱の元。リラックス、リラックス。

さて前回変数ageにキーボードから入力した値をしまうところまでやった。呪文の言葉はscanfではageの中身を画面に表示してみよう。今回の呪文の言葉はprintfだ。

   printf(“%d\n”, age);
         ↑
       どの変数の値を画面に表示すればいいかを指定する

 変数ageには15という数が入っていたので、画面にはめでたく「15」と表示される。

もう一度おさらい。

     int age;                ←@
    scanf(“%d”, &age);    ←A
    printf(“%d\n”, age);   ←B

三つの命令の意味を図にしておく。

@変数ageの宣言  メモリ上にageという名前の付いた場所が確保される。中身は何が入っているかわからない。

                                    
A変数
ageへキーボードから入力されたデータをしまう もしキーボードから「15」と入力されれば、変数ageの中身は15になる。 

B変数ageの中身を画面に表示 変数ageには15が入っているので、画面には「15」が表示される。



 年齢を入れる変数だからと、変数名をageにした。ageがいやなら、3行の中のageをすべてnenreiに置き換えても構わない。入力された年齢をしまっておく変数の名前として、自分(プログラムを作る人)が決めたものを貫き通せばいいのだ。

 ではさらに前後に呪文の言葉を付けてプログラムを完成させよう。

  #include <stdio.h>
   main( ) {
    int age;
    scanf("%d", &age);
    printf("%d\n", age);
     return 0;
   }                       

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