「テクマクマヤコンテクマクマヤコン、ねこになあれ!」「ラミパスラミパスルルルルルー」昔のアニメで鏡を見ながら変身する女の子が唱える言葉。女の子の名前も忘れたのに、この呪文の言葉だけは覚えている。どんなプログラムでも、最初は呪文の言葉として、深く考えずにそのまま使う部分が多い。上の呪文の言葉と違うのは、そのうち意味がわかってくること。でも最初からわかろうとすると混乱の元。リラックス、リラックス。
さて前回変数ageにキーボードから入力した値をしまうところまでやった。呪文の言葉はscanf。ではageの中身を画面に表示してみよう。今回の呪文の言葉はprintfだ。
printf(“%d\n”, age);
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どの変数の値を画面に表示すればいいかを指定する
変数ageには15という数が入っていたので、画面にはめでたく「15」と表示される。
もう一度おさらい。
int age; ←@
scanf(“%d”,
&age); ←A
printf(“%d\n”, age); ←B
三つの命令の意味を図にしておく。
@変数ageの宣言 メモリ上にageという名前の付いた場所が確保される。中身は何が入っているかわからない。
B変数ageの中身を画面に表示 変数ageには15が入っているので、画面には「15」が表示される。
年齢を入れる変数だからと、変数名をageにした。ageがいやなら、3行の中のageをすべてnenreiに置き換えても構わない。入力された年齢をしまっておく変数の名前として、自分(プログラムを作る人)が決めたものを貫き通せばいいのだ。
ではさらに前後に呪文の言葉を付けてプログラムを完成させよう。
#include <stdio.h>
main( ) {
int age;
scanf("%d", &age);
printf("%d\n", age);
return 0;
}