2000年9月
<抜けそで抜けない>
「おかあさ〜ん、すごくグラグラしてきたよ」と
昨年も、同じ状態を2回経験。
今回も、「ちっとも抜けないね、歯医者さん行く?」と言うと、半狂乱になる花菜。
「抜けないと、歯医者さんだよ」の言葉が、それでも気になるらしく、
いっそのこと寝てるすきに、えいぃぃっと引っ張ってしまおうか、とも思うのですが、
神妙な顔で言う花菜。
下の前歯が、だいぶ前から抜けそうなんです。
後ろから出てきた永久歯は、日毎に成長し続け、
はやく乳歯が抜けないと困るなぁ状態が続いています。
一本は自然に抜けたのですが、もう一本はなかなかしぶとくて、
「歯並び、悪くなるよー」といろんな人から脅かされて、
歯科医を初体験した花菜でした。
麻酔を打って抜歯してもらったのですが、
「もぅ絶対行かない!」宣言をしちゃった花菜でした。
予防接種が苦手で、大騒ぎして逃げ回る花菜をつかまえて、
何人もの手を煩わせてやっとチックンしてもらった事も数回。
(乳児の頃は、チックンされても平気で、「なんていい子なの〜」と誉められていたのに。
あれは単にわけがわからん状態なだけだったのね)
痛みに対しては、異様に弱い花菜。(注射が得意な人は少ないとは思いますが、でもね、すごすぎる・・・)
「大丈夫。すぐ終わるよ」なんて言っても、
「ヤダ。お母さん、うそつくもん」なんて言われてしまうんだから、困ったものです。
「お母さん、引っ張ってみて・・・」と一大決心するものの、
私が近づくと、「あ、やっぱりダメ!」と口を一文字に結んでしまう・・・。
「そこまでグラグラしてたらすぐに抜けるよ、自分で引っ張ってごらん」と言っても、
恐くて恐くて、力を込められないでいるのです。
それもムゴイ、と私も弱気。
さてさて、今日・明日には決着がつくか!・・・つくと、いいんだけどね。