山菜の王様タラの芽!!!  2003.05.01
今日からGWです。
GWといえばタラの芽。
取りに行くしかないでしょう〜!
ここは市の水道貯水池の施設です。
ジムニーに乗っていた頃は、もっと上まで平気で上って行ったものですが、スターレットでは怖くてこれ以上無理ですね。
正面の林道を徒歩で登るしかありません。
時刻は朝の6時過ぎ。タラの芽は早い者勝ちなので、朝早く行きます。
この山道も、ジムニーなら平気で登れたのにな〜とか思いながら、ひたすら登る登る。
息は切れるは足は震えるは……。
もちろん、登りながらも辺りを注意深く見るわけです。
タラノキはすらっと伸びているので、きょろきょろしていれば見つけられます。
キノコと違って、下を見なくてもいいのは楽かも知れません。
まだちょっと早かったようです。
全体に小さいというか、開くちょっと前ですね。
この画像のものは、開いてはいるけれど、細いですね。
もっと太くないといけません。
毎年そうなんですが、取る時期の微妙な前後で出来が違ってくるんですよ。
もう5日くらい後だったら、かなりいい感じだったとは思います。
でも、GWの終わり頃に取りに来たら、たぶん誰かに取られてしまうと思います。
その辺が実に微妙。
ともあれ、初日の朝早く。これが鉄則ですね。
これも痩せてはいますが、見るからに美味そうなタラの芽ですね。
あまり開きすぎると、木の枝と葉っぱになってしまうので美味くありません。
全部がこのくらいの育ち具合だったら言うことないんですが、そううまいタイミングで取れることは、めったには無いです。
それこそ10年に一回くらいでしょうか。
そういえば、タラの芽って皆さん御存知ですよね?
タラノキの新芽なんですが、シコシコしてて、テンプラにすれば最高です。
味は〜、ちょいほろ苦い。
山菜の王様という意見には、私も賛成ですね。
タラノキには、ご覧のように、凶器みたいな鋭利な刺があります。
バラの刺なんてえやわなもんじゃなく、下手に顔にでも擦り付けたら大変な事になります。
そして、お目当てのタラの芽はタラノキの天辺にあるので、タラの芽取りの一番の苦労は刺との戦いといっても過言ではないかも。
数年前ですが、斜面のタラの芽を取ろうとして、掴んだ瞬間に足を滑らせ、抱き付くように手と足と顔をズリズリっと擦り付けてしまった事があります。
硬い刺で何箇所も、数センチにも渡って擦ったので、切り傷になって死ぬかと思いました。
大きなタラノキは3〜4メーター以上あるので、そのままでは手が届きません。
脚立でもあればいいのですが、う〜ん。
2枚重ねの軍手か、革の手袋をはめて、少しずつ手繰り寄せて取るしかありません。
切れない鎌を使って引き寄せてもいいですね。
ただ、あまり強い木ではないので、すぐに折れてしまうんですよ。
木を折るのは本意ではないから、丁寧に作業を進めます。
この林道の左下辺りに、タラノキがポツポツと生えています。
右の斜面が白いので、何だろうと思ったら、ザクザクの霜柱でした。
山はまだまだ寒いですね。
といっても、ウチでも出掛けの外気温は0度でした。
霜が降りていて、フロントガラスの霜取りをしたんですが……。
10mほど先でガサガサっと音がしたので、慌てて見たら、鹿かカモシカが走って行きました。
どっちだろう?
デジカメを構えるより早く、この笹薮のあっちに消えて行きました。
お尻が白かったから鹿かな? カモシカも白くなるのか?
しかし、熊でなくて良かったな〜〜〜。
1時間半ほどでこれだけ取れました。
小さすぎて泣けますね。本当ならこんな小さいのまで取らないんですが……。
全部で1キロにもなりません。
取りごろだったら2キロは行ってたと思うんだけど、もう来る予定も無いから仕方ないですね。
今日の夕飯はもちろんタラの芽のテンプラでした。
1年ぶりの味。いや〜、美味いったらありゃしません。
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