蜂追いのこと | ||||||||||||||||||||||||||||||
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庭に地蜂の巣が…… 2002.9.23 | ||||||||||||||||||||||||||||||
追加画像です。 うちの玄関脇の眺めです。 右がちょいとした物置で、奥が紫陽花の大きな株です。 そして問題の地蜂の巣穴は、ちょうどこの画像の真中辺りに空いているのでした。 蜂がブンブンと音を立てて通っています。常に10匹くらいは見られるようになりました。 |
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地蜂の巣穴 2002.9.15 | ||||||||||||||||||||||||||||||
真中のぽっかり空いた巣穴から、地蜂が1匹飛び出した瞬間です。 分かりにくいですね〜〜〜。 本当は私の周りをブンブン飛んでいて、常に3〜4匹の出入りが見られるのですが、動きが速すぎてカメラに収めるのは難しいですね。 もっといいのが取れたら差し替えます。 |
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追加画像です 2002.9.23 | ||||||||||||||||||||||||||||||
いや〜、難しいですね。 肉眼では常に3〜4匹の地蜂が見えているのです。 でも、シャッターのタイミングが合いません。 今日も30分も粘り、取れたのはこんな程度の画像で済まんです。 |
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追加画像 2002.10.11 | ||||||||||||||||||||||||||||||
フラッシュを使って撮ってみました。 シャッター速度の関係でしょうか? 地蜂2匹がくっきり写っていますね。 最初からこうやって撮れば良かったな。 |
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完璧追加画像! 2002.10.27 | ||||||||||||||||||||||||||||||
やっと満足できる画像が撮れました。 デジカメのモニターを覗きながらシャッターを押すと、どうしてもタイミングが遅れてしまうんですね。 で、カメラは巣穴に向けて固定し、蜂たちの動きを眼で見ながらちょっと早めのタイミングでシャッターを押すと、巧い事写す事が出来ます。 |
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けっこういい感じに写ってるでしょ? このくらいの画像なら、地蜂の姿かたちがよく分かります。 満足満足! |
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庭の手入れをしていたカミさんが「地蜂が巣を作っている」というので見てみたら、アジサイの根本に巣穴があって、そこに地蜂が足繁く通っていました。 地蜂って皆さんご存知ですか? 正式名称は「クロスズメバチ」というのだそうです。 お土産屋さんで売られている信州特産の「蜂の子」はこの地蜂の幼虫です。 この辺では「ジスガリ」とか「スガレ」とか言いますが方言でしょう。 上の画像のように、2センチほどの黒い身体に明灰色の縞模様の入った小さな蜂なんですが、地面の下に穴を掘り、何段もの巣を作ります。 巣の中には蜂の子がたくさんいて、芋虫みたいなのから、半分蜂になりかかっているモノ、ほとんど蜂になっているものもあります。これを甘辛く煮たのが信州特産の蜂の子とか言って瓶詰めで売られてます。 ご飯に塗して蜂の子ご飯にして食うと美味い? 好みにもよりますか。 この地蜂を追いかけて巣を取る「蜂追い」は諏訪でも結構盛んでして、大抵の男は二度や三度はやった経験があるのではないでしょうか。 もちろん、その面白さに取り付かれてしまう人はたくさんいて、好きな人は毎週山に出かけるようです。 裏のオジさんも好きで、これから秋に掛けてあちこちの山に出掛けるみたいですね。 私も子供の頃、友達とよく蜂追いに行ったものです。 ちょっと雰囲気を説明しましょう。 地蜂が飛んでいるところに魚とかカエルの皮を剥いだのを吊るすんですよ。すると餌を求める地蜂たちが寄ってきます。魚とかカエルの肉を小さく噛み切って巣に運んでいくんですね。 上手い事行くと次々に蜂たちが通ってきます。 そしたら今度は、魚とかの肉をマッチの先くらいに丸めて、それに綿を縛り付けて持たせてやるのです。 蜂はバカなのか、目の前に差し出された肉を綿ごと抱えて巣に運んで行くんです。 山で白い綿は目立ちますから、一目散にその白い綿を追いかけるわけです。 綿の大きさは小指の先くらいがいいようです。あまりでかいと重すぎて運んで行かないし、小さいと目印になりません。 とはいえ、この追跡が大変なんですよ。 あっちは真っ直ぐ飛べるけど、追いかけるこっちは、ヤブを掻き分け、谷を飛び越え、必死で追いかける事になります。 それでも蜂も疲れるのか、休み休み飛ぶので、何とか着いて行けるんですね。 上手い事追跡できると、やがて綿が地面にスっと消えるのを見ることが出来ます。その、消えたあたりを丹念に探すと、巣穴があるという按配。 一度では見失ってしまうから、数人で分担し、一人は次々にやって来る蜂たちに綿つきの肉をどんどん持たせ、もう一人が中間点あたりで指示を出し、もう一人が巣穴を突き止めると見つける可能性が高くなります。 この時期に山に入ると、魚とかカエルが吊るされたのを見ることが出来ます。ちょっとグロテスクですけどね。 巧い人は、そんな仕掛けは使わずに、飛んでる蜂を眼で見て追い掛けるそうです。 「すかし」と言うのですが、これはやってみるととても難しいですね。 あっという間に見失ってしまうんですよ。 さて、うまいこと見つけたら、煙幕の登場です。 薬局とかおもちゃ屋さんに行くと売ってるんですが、10センチくらいの筒になっていて、火をつけるとモクモク煙がでます。 煙幕の煙を巣穴から吹き込んでやると蜂たちが酔っ払って(?)メロメロになるので、機を見て一気に大きく掘り出します。 小さいと三段くらいですが、でかい巣だと5段とか7段とか有ることもありますね。 好きな人は段を崩さずに持ち帰り、自宅の庭に埋めて飼ったりするようです。裏のオジさんもやるみたい。 三段の巣でも晩秋まで育てると5段とかまで育ちますから、それから食うのか? 食いたい人はさっさと食ってしまうみたいですね。 この時期に山に入ると、でかく掘り出された穴も見ることができます。 なんて偉そうに言ってるけど、一日中駆けずり回って収穫なし、なんてえことも珍しくありません。 私も、実際に取ったのは片手に行かないですから。 この地蜂はスズメバチなどとは違って割りとおとなしい蜂でして、手でも出さなければ刺されません。 ウチの庭先の巣穴も、そのままそっとしとく事にしました。 冬になる前に巣は解散するようなので、その頃になったら掘り出して、お見せ出来るようなら画像をアップする予定です。 私は蜂の子は特に好きでもなく、どうしても食いたいとも思わないので、奴らはラッキーでしたね。 もし私が好きだったら、さっさと掘り出して食っちまうかも。 |
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