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遮光器土偶頭部 |
長野県松本市内田 エリ穴遺跡出土 |
縄文晩期 |
松本市考古博物館 展示中 |
縄文晩期になると、この地方も東北地方に栄えた亀ヶ岡文化圏の影響を受け、かの有名な遮光器土偶をまねて左の写真の土偶が作られた。目が上下両方にあるように見え、どちらが目だか判断できない。おそらく制作した本人も本物の遮光器土偶を見てその異様さに驚き、どのように作ったらいいのか判らないまま作ってしまったのかもしれない。本家東北方面の遮光器土偶を見たことのある松本周辺の縄文人がまねして作ったのかもしれない。
このエリ穴遺跡からは、縄文中期から晩期にかけて土偶破片が360点以上見つかっている。
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