南アルプスは奥が深い。人里から延々と二十数kmの林道、それでもまだ目的とする場所にはたどりつきません。林道から細い山道、そして鹿だけが登り下りする急斜面を登ると、ブナ・ダケカンバ・コメツガなどの大木が昼間でも暗い森を作っています。その森のへり(入口)には、あたかも「これより中は動物界、人間立ち入るべからず。」という立て札があるような錯覚に襲われます。こんな原生林にさるのこしかけは息吹き、『森の華』として輝いています。
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