10月4日
昌平の大好きなスカンクに会いに
ページの下にスカンクがいます。
ワイルドスミス美術館の赤澤さんに教えていただいた 『川崎市夢見ヶ崎動物園』にスカンクを見に行ってきました。
茅野からは3.5時間ほどかかりましたが大好きな動物に会える嬉しさで昌平はずっと笑顔でした。
標高31.5mの自然林が残る小高い丘の頂上にあるこじんまりとした動物園です。
草食動物、小動物を中心にサルの仲間、鳥類等々、広さの割には結構な種類の動物が展示されています。(55種,約400点)
ゲートもない無料の動物園で、園内は、お寺があったり、古墳があったり、鳥居があったり,
その周りをジョギングする人、犬と散歩している人、買い物帰りの人、車の中で弁当食べてる会社員、保育園の運動会の練習など 、 ちょっと不思議な空間になっていました。
お目当てのスカンクは入口(入口も何処なのか?)からだいぶ離れたところにワラビーやウサギ等と並んでいました。
「いた いた」 とスカンクのオリにかけより、とても嬉しそうでしたが、10分たっても20分たってもピクリともしません。 「やい、 動けや」 さすがの昌平も言葉が出てしまいました。
「そうだ、スカンクは夜行性だよね。」 「うん。」
動物園の係りの人に尋ねたところ「午後2時ころ餌をやるのでその頃は起きているよ」の言葉に、2時頃また来ようと帰りかけたら 飼育係のおじさんが呼び止めて、「スカンク起こしてあげるからどうぞ」と言って下さいました。
オリの前で固まって見ていると、飼育係のおじさんが 指でスカンクの背中を ツンツン とすると、飛び跳ねて起きて、 4つ足をつんと伸ばして背中を丸くしました。
「あっ、 動いた。 かわいい」と言ったら、 飼育係のおじさん、「寝ているところ起こされたから怒っているんだよ」と言って、その他にも背中の模様のことや、寿命、臭腺のこと、など丁寧に説明して下さいました。
ここのスカンクは12歳で(だいたい10年位の寿命)余生を送っているそうです。(余生の夜中にたたき起こしてしまってごめんなさい。)
また、スカンクのいる他の動物園の資料もいただき、親切な飼育係のおじさんに何度も何度も御礼を言ってそのオリの前を去りました。
しばらく歩くと 昌平が突然 「ブラックバックだ!」 知らなーい、 何で知っているの?
「角がコルク抜きに似ているよ」 でもその動物には角が折れてありませんでした。
パンフレットを見たら、ほんとだ、ブラックバックって書いてある、角もある・・・。
母が、「これもブラックバック」と黒いカバンを見せました。(それはブラックバッグ、、、)
昌平の頭の中には、私たちが知らない好きなものがいっぱい詰まっていることを、再発見しました。
親切な飼育係の方のおかげで、いい思い出がまた一つ増えました。
学名 Mephitis mephitis 英名 Striped Skunk 分類 食肉目 イタチ科 カナダ南部からメキシコ北部まで,北米大陸に広く分布し,市街地を含む多様な生息環境に順応して生活しています。スカンクの“おなら”は臭い,と言われますが,それは,おならではありません。スカンクは,敵から身を守るため,臭い匂いを出す肛門腺(こうもんせん)が発達しています。そこから臭い匂いの液体を侵害者に吹きかけるのです。 しかし,この匂いも発情期のスカンク同士には,とてもたまらない魅力的な香りになるそうです。 |