展覧会「いのち」

8月18日
PM3:00 秋田拠点センター 「アルヴェ」に到着。

会場入口では、ちょうど、柳田さんと、伊勢さんのサイン会が行われていて、
大勢の人たちが順番待ちをしていました。
われらも、伊勢さんの 「海のいのち」 を買い求めて、最後尾に並びました。
5.6番目になった時、柳田さんが、少し離れた、私を見つけて、ひょこんと挨拶をしてくれ、
程なくして、最前列になると、伊勢さんが、『あっ昌平君』、『えっ、どうやって来たの』
といつもの笑顔で、昌平を迎えてくれました。
伊勢さんのサインには、少年の絵がかかれていて、お母さんが嬉しそうでした。
いつもどうり、スナップを撮らせてもらったり、その場にいた、
秋田市長の奥様(今回の展覧会で力になってくださったそうです)と話をしたり、
幸せのひと時でした。
        

秋田での展覧会「いのち」は伊勢英子絵本原画展をメインに特別企画として
柳田邦男さんの講演会(今、おとなこそ絵本を 〜心の危機からの再生のために〜)と、
佐藤光さんの(トークとチェロ独奏 〜バッハ:無伴奏チェロ組曲より 他〜)で構成され、
今日18日の 展覧会「いのち」は、佐藤光さんのチェロコンサートでした。
3部構成で、第一部は、佐藤光さん、伊勢英子さん、柳田邦男さん、の
鼎談「チェロ、音樂、人生」、 伊勢さんが少女時代に、佐藤さんのお父さん
佐藤良雄さんからチェロを習っていたことから、光さんとは幼なじみで
今回のコンサートもその親交からだそうです。
佐藤光さんは、東京芸術大学、パリ国立音楽院、カンヌ管弦楽団、と活躍し、
現在、パリ管弦楽団で初めての日本人として活躍しているそうです。
話の中で、佐藤光さんは、フランス人の会話は「ノン」から始まることが多く、
それだけ個々自分の意見をもっている人が多いと話をされた。国民性の違いがあるかもしれないが、
日本の大人社会も、もう少しけじめをつけながら、間違った政治家、間違った世の中には、
「ノン」と言える日が来てほしいと思う。

第二部は最始に曲紹介を伊勢さんが行い、演奏に入りました。
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲から
  第1番ト長調   第3番ハ長調 と演奏が続きました
いせさんの説明では、この曲はとても難しく演奏するたび同じようには弾けないと言っていましたが、僕にはその世界までは感じられず、隣では昌平が遠慮がちにあくびなど。
第三部は、ここでも伊勢さんの説明があり、説明の途中、本人が声を詰まらせる場面もあり、どんな思いが込み上げてきたのか知る由も無いが、そういう場面を見ると、心の優しさがより一層、感じられた。 曲は、サン・サーンスの白鳥、アイルランド民謡・ロンドンデリー、浜辺の歌など、耳になれた曲が多く、心地よい気分で聞かせてもらい、浜辺の歌は会場の人も歌の参加をさせてもらいました。
最後に、伊勢さんが自ら、アンコールをお願いして、サン・サーンスの白鳥で、閉会となりました。
ロビーの大勢の人ごみ、忙しい中、伊勢さんが駆け寄って来て、昌平に「またどこかできっと会えるよ」と声をかけていました。
出口で演奏された方々が来場者にお礼を言われていたのが印象的でした。