PearPC
PearPC
公式サイトから,3GB or 6GBの圧縮イメージファイルを入手する他に,PearPC.netからPearPC.net packageをダウンロードして,APE(Advanced PearPC Environment)を使えば,1GB単位のサイズ指定でHDイメージを作成可能。また,PearPC 0.4.0も同梱されている。
現在は,0.5.0のJIT版を使用。
HDイメージの作成
Puma
ディスクユーティリティーのイメージファイルをCDRecordで変換しただけでは,”Still waiting for root device”。一旦CD-Rに焼くことで解決。
日本語入力で,ことえりの変換候補ウィンドウが出ると,ppc.exeごと落ちる。
Security Updateや10.1.5統合アップデートを.dmg→CD-R→.ISO変換して試したが,Dockが消えたり起動しなかったりなので,無印のままにする。
Jaguar
Verboseモード”-v”で起動すると,途中で止まる。空欄にして,GUIのみにすると起動してくれる。
Panther
カスタマイズで”X11”を指定すると,途中でDisc3を要求されアウト。”追加アプリケーション”はDisc2なので選択できる。最も安定性の良いバージョン。
Tiger
新規インストールすると,初期設定画面でことえりが(何も)選択できず,行き詰まるので,Pantherをインストール後に上書きインストールする。Tigerでは,iPhotoなどiLifeで別売りとなったお友達(笑)がインストールディスクに無いので,Pantherで入れておく。
“このMacについて”のアップルロゴやメニューバーのSpotlightなど,一部のグラフィックが表示されない現象は,以下の手順を取ったら正常に表示された。
PowerPC G4モードでPantherをインストール→ソフトウエア・アップデートで10.3.9まで上げる→PowerPC G3モードに換えてTigerをインストール
Altivecのせい???
ソフトウェア・アップデートで10.4.11に上げたら,起動しなくなった...
インストールの覚え書き
Mac OS Xのディスクユーティリティで作成した”.CDR”ファイルを”.ISO”に換えたものでは,”Still waiting for root device”で止まってしまうようだ。WindowsのCDRecordで作成したものならOK。
シングルユーザーモード”-s”で起動し,pdiskで以下を実行し,パーティションを作成する。
ISOファイルの作成
OS X上のWineからのPearPC起動
念のため,X11を最新のXQuartz 2.7.2にアップデート。
ppc.exeや.cfgファイル,video.x,仮想ドライブファイルが入ったフォルダーを,WineのConfigurationからEドライブにアサインする。ちなみに,Wine 1.2.3の初期状態では,
drive_c¥windows¥Fonts
フォルダーが空のため,文字化けする。MSゴシックなどを入れれば解消するが,Mac版OfficeでインストールされるものとWindows版は微妙に違う模様。
File Managerを起動し,Eドライブのppc.exeをダブルクリックして,同じ階層のppc.cfgを読ませようとするも,何も起こらず。DOS Promptも起動しないのであきらめかけたが,File Managerのファイル-->実行から
E:¥ppc.exe E:¥ppc.cfg
で起動できた!
この方法なら,バージョン毎の.cfgを用意しておけば,バージョン切り替えも簡単。また,VMware上のWindows XPから起動したときの,マウスカーソル制御不能現象も起きず,何とか遊べるレベルになった。さらに,ダメ元で.cfgの解像度に”1280x800x32”を指定してみたところ,どのバージョンでもフル解像度表示が可能になって,まさにいいことずくめ。(あ,ネットワークは使えなかった...)
ちなみに,Pantherでのpanther.cfgは以下の通り。
#ape_executable = "C:\Program Files (x86)\PearPC.net package\PearPC\Windows\ppc.exe"
#ppc_start_resolution = "1024x768x32"
ppc_start_resolution = "1280x800x32"
ppc_start_full_screen = 1
redraw_interval_msec = 40
pci_ide0_master_installed = 1
pci_ide0_slave_installed = 0
pci_ide0_master_image = "E:\MacOSX103.img"
pci_ide0_slave_image = "/dev/cdrom"
pci_ide0_master_type = "hd"
pci_3c90x_installed = 0
pci_rtl8139_installed = 0
pci_3c90x_mac = "de:ad:ca:fe:12:34"
pci_rtl8139_mac = "de:ad:ca:fe:12:35"
memory_size = 0x10000000
cpu_pvr = 0x00088302
pci_usb_installed = 1
prom_driver_graphic = "E:\video.x"
prom_env_machargs = ""
prom_env_bootargs = ""
prom_bootmethod = "auto"
key_compose_dialog = "F11"
key_change_cd_0 = "none"
key_toggle_mouse_grab = "F12"
key_toggle_full_screen = "Alt+Return"
nvram_file = "nvram"
#prom_bootmethod = force
#prom_loadfile = test/yaboot
#prom_env_bootpath = disk
#prom_env_bootargs =
#page_table_pa = 104857600
#cpu_pvr = 0x000c0000
## must be > = 64 MiB
#pci_ide0_master_type = hd
#pci_ide0_slave_image = 2,0,0
pci_ide0_slave_type = "cdrom"
#memory_size = 0x8000000
#prom_env_machargs = -s
#pci_rtl8139_installed = 0
#pci_rtl8139_mac = de:ad:ca:fe:12:35
#pci_usb_installed = 1