靴の点検は必ずしましょう。
刃の状態、靴ひもの状態、ねじ、ばねの強さ、等など。
とくに大会の前は念入りに。
・・・スラップの刃が取れて飛んでいったとこを見たことがあります。ちょうど一番先に滑っている人が前に飛ばしたので、刃が飛んでいったところには人がいなかったのですが、もし人がいたらと思うとぞっとします。
スケートのひもが解けて滑れなくなってしまった子。
靴をはこうとしたら突然ひもが切れた子。
・・・大会にかける思いがそんなことで終わってしまうのはつらいです。
部品やひもなどは必ず予備を準備しておきましょう。
大会でなくても、スケートの状態で上達は違ってきます。できるだけ最適に状態ですべれるといいと思います。
|
靴ひも |
ひもは消耗品です。
切れかかっているところはないか確認してください。
大きなスケート大会にでるなら、予備を必ず用意しておきましょう。
靴ひもが細いと靴が緩みます。また、はく時にしめてももどってしまいしっかりはけません。また、くつのしめ具合が均等になってしまいます。
靴穴にいっぱいになる靴ひもを用意しましょう。
つま先だけ少しゆるめにしばることもできます。
もちろん靴ひものかけ方 を間違えているとせっかくの太い紐も緩んでしまうことがありますので注意してください。
ひもをしばるとき抜けてしまう。
こんなときはひも先をこま結びのようにしばっておくのもいいですが、ひもをかけかえる時に不便です。
ひものテープの巻いてある部分をひもの空洞の中に入れてしまえば抜けることはありません。またかけかえの時すぐに抜くこともできます。
ひもが長いのでひもの中央を切ってしばっている靴をみかけます。しばるのが悪いのではないのですが、しばるだけだと、とけてしまう場合があります。もしどうしても中央を切りたければしばったところを縫っておきましょう。
|
靴ひもをかける穴 |
まれに、靴ひものかける穴の金具がとれることがあります。靴ひもをひく力が強いんで金具が取れていたらすぐに修理しないと、かえける穴が破れてしまいます。
貸し靴、ゆずり受けた靴などで、昔の靴は注意して点検してください。
金具が取れそうなときはペンチで押さえておくか、靴屋さん、スケート靴のお店に見てもらってください。
貸し靴なら早めにとりかえてもらうか、直してもらいましょう。破れると、その靴は使い物にならなくなります。
|
靴をはいたとき痛い |
スケート靴はしっかりしめることと、かかとをしっかり抑えるためかかとを硬くしてあります。そのためほかの靴より靴ずれになりやすいです。
靴ずれになる前に、靴があたるところの靴の内側に救急判をはっておくと靴ずれにならないですむことがありますので、早めに手当てをしましょう。靴下に石鹸を塗る方法もあります。
また、サイズはなるべくちょうどいい靴を選んでください。それだけで靴ずれはすくなくなります。
あとは、靴底にひくフェルト地のような敷き革を大きさに切ってはりつけたりもします。
|
刃 @すべったあと |
刃は金属ですので、すべった後そのままにしておくとさびてしまいます。
さびるとせっかく研いである刃でも丸くなりますので、必ずすべった後は拭いて氷や水を取っておきましょう。
注意しなければならないことは、スケートの刃は包丁のように切れます。手をきらないように注意しましょう。
タオルで拭けばいいですが、もっときれいに拭くにはトイレットペーバーや、ティッシュがきれいにふきとれます。
ただし、そういったものは必ずごみ箱に入れるか、もって帰ってください。
氷の上に落ちていると、次の日使ったティッシュが氷にはり付いて転ぶ原因になる場合があります。
氷にはり付いてしまうと氷の管理をする人が大変な思いをします。さらに解けて氷の中に入り込んでしまうと、お日様が出るたびに、取り込んだところだけ解け始め穴があきますので、必ず、片付けましょう。
|
Aまがり、刃のでき |
刃は少ししか滑らない人でも10回(10日)に1回くらいは研ぎましょう。スケートクラブなどでたくさんすべる人は3日に1回、毎日研いでいます。
スケート大会などは、一種目に1回研ぐ場合もあります。
刃の状態はつめを立てると刃に止まるくらいの刃がいいと思います。まだ、つめがそげるくらでも滑れますが、つめがすべる状態だと、氷の上で立つこともできなくなります。
といでいない刃ですべっていると、どうしても余計なところに力が入りますから疲れるのも人一倍。そればかりかムリに立とうとするので、きちんと立つことができません。
刃をたててすべれない場合は、まず刃を研いで見ることもだいじです。
また、刃を寝かせてすべる子供はそれだけその部分が消耗しますので、早め早めに研いでもらうことをお勧めします。
刃は何かの衝撃で曲がることがあります。
スケート靴の真後ろまたは真正面から刃を見ると曲がっているのがわかります。
曲がった刃に乗ると自分は真っ直ぐ滑っていても、刃の曲がった方向に滑っていきます。専門家または経験者に見てもらい直してもらいましょう。
スケートの刃は平らではありません。ロックといって、ほんの少しの傾斜がついています。大きな円の一部です。22mか24mの弧のだったと思いますが定かではありません。
ロックがなるなるとすべることができません。時々ロックがうまくついているかも見てもらいましょう。
ロックが狂っていたら直してもらってください。
|
スラップ@ねじ、ばね |
スラップのねじやばねは必ず数本予備を持っていましょう。もちろんいつでも工具を持ち歩きましょう。
また、経験者に壊れたり、ねじやばねが取れたときの対処方法を聞いておきましょう。必ず壊れるということを頭の中に置いていてください。
現在いろいろな形のスラップが出回っていますので、ここで壊れた時の対処方法を書くことはムリです。
購入したお店、メーカーに問い合わせてください。
|
A点検 |
すべる前には必ず、ねじのとまり具合、ばねの方さ、油のつけ具合などチェックして、ねじをしっかりしめておきましょう。
すべっている最中に刃がとれると、滑っている本人も危険ですが、周りの人も危険です。点検を怠らないようにしてください。
|
研ぎ台・石 |
研ぎ台を買うなら、刃を直接抑えるタイプがより正確に直角をだすことができるのでよいと思います。
研ぎ方は経験者の研ぎ方を勉強してください。
文章や、絵でかくのは難しいかなと思うのでかきません。もし、質問などあったらメールでください。
分かる範囲で答えさせていただきます。
研ぎ石は必ず整備して平らなものを使いましょう。
研ぎ石用の研ぎ石があればいいのですが、手に入らない場合は、スケート靴を売ってるところで研磨用の金属の粉を売っていますので、購入して下さい。
台ですが、厚めのガラス板を用意します。
私は捨てるところにあるものをもらってきました。
ガラス板の上で金属の粉をひき研ぎようの油などをちょっと落として、8の字に石を動かすと平らになります。
|