事業説明
- ご挨拶 -
当社は、昭和48年長野県諏訪市に創業以来、バレル研磨加工一筋に歩んで参りました。
昭和62年、同市に本社工場を移転し、平成4年に第二工場
、平成14年に第三工場を新設いたしました。
コンピューター関連、時計、カメラ等の精密機械部品、自動車部品、医療機器部品などのあらゆる分野の部品加工をさせて頂いております。
また、それらの部品の材料は鉄やステンレス、アルミ、銅、真鍮、などの非鉄、ダイカスト、セラミック、プラスチック、焼結材等、さまざまな材質で造られております。
加工内容もバリ除去、光沢研磨、鏡面研磨、R付け、面粗度指定、
または、前記の複合加工依頼とお客様のお要望に合わせた加工を行なっております。
随時、新型機械を導入し、メディアは、各社メーカーの物だけではなく、
当社で研究開発したオリジナルメディアも製作し使用しております。
また、近年は、環境問題もクロースアップされてきましたが、当社は、昭和60年に同業他社に先駆け、
排水処理設備を設置し、諏訪市の特定施設に指定されており、強酸による錆取りなども行なえる様になりました。
バレル加工では
、大量の水を使用しますが、最新設備を導入し
、水のリサイクル化を行ない、より環境負荷の少ない循環型企業を実現いたしました。
今後、ISO14001が取得できる様にしたいと考えております。
「バレルといえばバリ取り」という概念を打破し
、尚一層、技術開発に力を注ぎ、これからもお客様のニーズにお答えできる様に努力してまいります。
- 技術紹介 -
回転バレル
機械中央に設置されている槽をある程度の速度を以て回転させることにより、内部で形成される滑り層において、
あらかじめ投入されているワークとメディアがお互いに摩擦される事により、研磨効果が発生します。
研磨作業がオートマチック化されているために、バラつきの無い、安定した仕上がりが期待できます。
特に面精度を向上させたり、光沢を求める部品には適しており、一度に多くのワークを加工することが出来ます。ワークの大きさにもよりますが、10万個以上の同時研磨も可能です。
流動バレル
たらい形の槽の底部にあるシリンダーを回転させることにより、
バレル槽内に渦巻状の流動を起して研磨します。
製品を研磨する力は遠心バレルと振動バレルの中間程度です。
遠心バレル
回転バレル、振動バレル研磨法より能力が向上したバレル研磨法で
、
バレル槽を公転とは逆方向に自転させることで内容物に遠心力を与え、
それにによって発生した高圧力と高速流動は、強力な研磨作用を生じ、
短時間で精密な仕上げ研磨まで行う事ができます。
また、鏡面研磨、ミクロン単位の研磨を行う事もできます。
振動バレル
サークル型の
バレル槽が、スプリングを介して振動モータと連結されており、
モータの回転によって振動を起こすことで、
バレル槽内部では絶え間ない相互摩擦が発生し、製品が研磨されます。