試聴室の専用電源回線/コンセント/電源コードの案内

製作するスピーカーの品質が向上するにつれてその評価には、
周辺機器や設備もバランス良く機能や性能を向上させる必要が生じます。
従来環境の中でも電源ケーブル(プラグ類含む)等を交換して比較試聴していましたが
音質変化する事は確認出来ても確実に音質向上と言えるかどうか不確実でありました。
又、信州の高冷地であるこの高原でも盛夏の日中に窓を閉め切っての試聴は辛くなって来ました。
試聴室エアコン設置(要専用コンセント)と合わせて試聴室専用のオーディオ専用回線を
新たに設置する事で電源環境の向上を狙う事となりました。
結果的にはシステム全体のグレードが明らかに数段階確実に向上しました。
例えば中堅クラスであった機器を全て高級機クラスに換えた様なのですが、
プレーヤーやアンプを換える事では再現する事の出来ない独特の音質向上が確認できます。
ウッドウイルが求める音場を再現すると言う意味でその存在感が更に確かな物となっています。
数種のケーブル/プラグ/コンセントなどを直接に比較体験されては如何でしょうか。






2階試聴室の分電盤を追加しました


今まで6回路有る中の3回路しか使用していませんでしたが、
下記のオーディ専用トランスに接続する為に3回路追加しました。

追加した回路は単相200V仕様です。
100Vと200Vを明確に区別する為に200V回線は配線材を
赤色にしています(法定遵守の為です)。




新設のオーディ専用トランス内蔵コンセント
(このトランスは”禅トランス”と呼ぶそうです)

これは商用電源とコンセントの間にオーディ専用トランスを中継させて
音質改善を図る目的で設置しましたものです。
ACアダプターの様に製作しても良かったのですが、
壁コンセントとして常用出来る方式として余計な機材が
回りに増えない様にとも考えました。

試聴室の常用アンプは電源部を改造してありますが、その左右独立に設けた
Rコア型電源トランスも最近このオーディオ専用トランスに交換してあります。
その効果は出川式電源を採用した時と同等かそれ以上です。
そのアンプにこのコンセントを通して聞いても更に音質向上するのですから不思議です。
詳細は試聴室の案内/使用機器/パワーアンプを参照下さい。

機器内の電源トランスを交換するのには相応のスキルが必要です。
誰でもその効果を容易に確認出来る様にと考えられたのがこのコンセントです。
アンプ以外にもCDPやDAC、その他の機材をこのトランスを通して聞きますと
確実に、もう元に戻れない程の効果を実感できます。




新設のオーディ専用トランス内蔵コンセント


画像の様に分電盤からオーディオ専用トランスに直接接続されています。
トランスの入力側(一次)は200Vで出力側(二次)は100Vに設定してありますが
一次も二次も100V/200Vどちらにも対応できます。





メーターボックスと分電盤

左側のボックスが新設した70Aの積算電力計です。
右側にあるボックスが今回大型の物に新設した分電盤で
住宅用とオーディオ用を分ける為の物です。
コンセントや照明などの各回線は室内側に別途設置されます。

電柱から引き込んだ住宅用としては最大径の電力ケーブルは
積算電力計ボックスの内側に直接接続されています。
(封印されていますので撮影できません)

画像中央下の黒いケーブル(下)が電力計から分電盤へ接続されます。
従来の住宅用(40A)配線は黒いケーブル(上)で直接室内に入ります。



新設の分電盤

右側のブレーカーがオーディオ回線専用(30A)です。
左側が従来の住宅用(40A)です。
下にある小型のブレーカーはエアコン用と
1階での試聴用に1回線用意しました。
この分電盤の直ぐ裏にコンセントがあるので実は我が家では
一番音の良いコンセントかも知れません。
2階の試聴室に運べない様な大型のスピーカーは
このコンセントから自作の延長コードで電源供給いたします。





2階試聴室の分電盤

プレーヤーやアンプなどの機器類の直ぐ脇にあるコンセントの
2m程上の壁に設置されています。
4回路の個別のブレーカーと漏電遮断器が内蔵されています。
下記の壁コンセント1個に対して1個のブレーカーが対応します。
1回線は未使用状態です。
オーディオ専用回線は単相3線式ですので200V機器にも
自分で??直ぐに対応する事が出来ます。
勿論専用にアース(接地)も引いています。


    
オーディオ専用コンセントです

上記配電盤から個別の回線で接続されています。
各コンセントの接点の素材と表面処理が違います。
この各コンセントの仕様と電源コードのプラグ/インレットを
可能な限り同系列の素材と接点を使用する事により
素材と表面処理を統一した電源環境とするのが目的です。
この違いが音質の差として認識できるのかが最大の興味有る所です。
ここの試聴室を訪れて比較試聴してみるのはいかがですか?
勿論スピーカーを評価する為の手段としてですが。




オーディオ専用コンセント−1
以下メーカーコメントですのでご参考までに

壁コンセント: オヤイデ電気 SWO−XXX ULTIMO
http://oyaide.com/catalog/products/p-2958.html

リン青銅/24Kメッキ+パラジウムメッキ


世界標準から世界最高峰へ
2002年その斬新なコンセプトと圧倒的な音質でセンセーショナルを巻き起こしたSWO-DX。
その後官能をテーマとしたSWO-XXXを発売し、長い経験と最新のエンジニアリングを加味し、
「SWO-ULTIMOシリーズ」として新たに誕生しました。SWO ULTIMOシリーズのコンセプトは、
さらなるパフォーマンス、さらなる精密さ、そしてさらなる進化です。SWO ULTIMOシリーズは、
それまであったSWOシリーズの基本的なトーンは変えずに、さらなる妥協のない、
ダイナミックで洗練されたサウンドを与えます。





オーディオ専用コンセント−2
 以下メーカーコメントですのでご参考までに

壁コンセント: 明工社 ME8502
http://oyaide.com/catalog/products/p-83.html
ホスピタルグレード/真鍮/ニッケルメッキ

国内で唯一、UL規格を取得した医療用コンセント。
松下のWN1318と並び「オーディオ用コンセント」の創世記を担い、
決してレンジは広くないが滑らかで品位の高い音質を備える。また特徴的なのは、
コンセントを取り付けるバンドが厚く振動に対しても優位性を有する。
この製品をモディファイして、CSEよりオーディオ用コンセントが発売されている。



オーディオ専用コンセント−3
以下メーカーコメントですのでご参考までに

壁コンセント: 松下電工 WN1318
http://oyaide.com/catalog/products/p-82.html
ホスピタルグレード/リン青銅/メッキ無し

元来は医療用コンセントですが、その接触抵抗の低さと刃受けのホールド感、
更には重量感もあいまってオーディオ用としても抜群の安定感を有するコンセント。
「オーディオ用コンセント」と言う新たなカテゴリーを確立した永遠のスタンダード。



オーディオ専用コンセント−4

1階のオーディオ専用コンセントです。
仕様は上記の松下電工WN1318と同じです。
分電盤の真裏ですので一番配線が短く線間抵抗も少なく
ノイズも載りにくい事と思います。
お勝手口のシンクの真上という好立地条件です?




オーディオ専用電源ケーブル(自作)−1
以下メーカーコメントですのでご参考までに

プラグ: オヤイデ電気 P-046
http://oyaide.com/catalog/products/p-1544.html

リン青銅/24K金メッキ+パラジウムメッキ
インレット: オヤイデ電気 C-046
http://oyaide.com/catalog/products/p-1545.html

リン青銅/24K金メッキ+パラジウムメッキ

オーディオ銘機賞2006受賞モデル
多くのお客様にご満足のいただける商品を作ることがメーカーとしての責務ですが、
接客を通して必ずしも原音再生を目指す方ばかりでなく「快楽的再生音」を求める方も
少なくないことを知っています。「P-046/C-046」は厚く色濃く艶のある音色すなわち
快楽的音色を付加させる為に設計しました。
オーディオ銘機賞2006受賞モデル


ケーブル: オヤイデ電気 PA-23
http://oyaide.com/catalog/products/p-2854.html
PCOCC-AOFC(アース線)2.0Sq7/7/0.023)構造:3芯キャプタイヤ
高音質とユーザビリティの両立
斬新でありながらも、確固たる設計思想のもと作り上げられたPA-23/PA-22。
基本アーキテクチャーは、典型的なキャブタイア・ケーブルの方程式に従っています。
<PS>E(電気安全法)という厳しい条件の下、パフォーマンスと安全性を驚異的な
次元で両立させます。エクステリアは上品でエレガントな仕上がりの
カルシウム・ホワイト。PA-23/PA-22は、随所に革新的なアイデアと、従来に例をみない
斬新なコンセプトが盛り込まれています。4種類の異なるコンパウンドの採用により
実現されたトラクション・コントロールそしてフレキシビリティ。銅箔、
半導体カーボンコンパウンドによる2レイヤー・ノイズプロテクションシステム。
7本の理想的な配分構造で、密度とフレキシビリティを両立させた
PCOCC-Aマルチストランディング・ストラクチャー。PA-23/PA-22はD.I.Yという枠を超えた、
上品なラグジュアリーなサウンドへのプレリュードなのです。





オーディオ専用電源ケーブル(自作)−2
以下メーカーコメントですのでご参考までに

プラグ: 明工社 ME2573
http://oyaide.com/catalog/products/p-61.html

ホスピタルグレード/真鍮/ニッケルメッキ
国内で唯一、UL規格を取得した医療用電源プラグ。
松下のWF5018と並び「オーディオ用コンセント」の創世記を担った製品で、
実のところWF5018とほとんど一緒なのは松下のOEMを名工社が行っているため。
この製品をモディファイして、CSE、AETよりオーディオ用プラグが発売されている

インレット: フルテック社 Fi-11
http://www.bidders.co.jp/pitem/65680690

メッキ銅.OFC/メッキ処理なし:酸化抑制剤仕上げ
接触面積を圧倒的に大きく確保し、ケーブルのホールド特性を高める独自の構造により
ケーブルが弛むことなく、しっかりとホールドされます。またパーツは全てに非磁性体を採用。
適応ケーブルは6.6〜16ミリまでに対応し、ケーブル固定ネジでしっかりと固定されます。
FURUTECHα(Alpha)Process処理(金属部分にはマイナス196゜Cでの、
超低温処理)を行っています。

ケーブル: フジクラ CV-S 3.5SQ 3芯
http://oyaide.com/catalog/products/p-124.html

架橋ポリエチレン絶縁ビニールシース電力ケーブル(シールドつき)/ 固定
元来はビルや工場用の屋内固定ケーブルですが、肉厚の銅箔テープシールドが
付いている為、外来ノイズを強力にプロテクトします。
構造もしっかりしておりオーディオ用電源としてもgood





オーディオ専用電源ケーブル(自作)−3
以下メーカーコメントですのでご参考までに

プラグ: オヤイデ電気 P-029
http://oyaide.com/catalog/products/p-37.html

リン青銅/メッキ無し
"音が良くて、作りやすく、安心して使える"長年の販売経験をバックに、音質は勿論のこと、
「加工のしやすさ」、「安全性」を重視し、どなたにもご安心してお使いいただけるよう、
細部にわたり再検討したこだわりの製品です。


インレット: オヤイデ電気 C-209
http://oyaide.com/catalog/products/p-38.html

リン青銅/メッキ無し
"音が良くて、作りやすく、安心して使える"長年の販売経験をバックに、音質は勿論のこと、
「加工のしやすさ」、「安全性」を重視し、どなたにもご安心してお使いいただけるよう、
細部にわたり再検討したこだわりの製品です。


ケーブル: フジクラ CV-S 5.5SQ 3芯
http://oyaide.com/catalog/products/p-130.html

架橋ポリエチレン絶縁ビニールシース電力ケーブル(シールドつき)/ 固定
元来はビルや工場用の屋内固定ケーブルですが、肉厚の銅箔テープシールドが
付いている為、外来ノイズを強力にプロテクトします。
構造もしっかりしておりオーディオ用電源としてもgood




オーディオ専用電源タップ(自作)
以下メーカーコメントですのでご参考までに

プラグ: 松下電工 WF5018
http://oyaide.com/catalog/products/p-60.html

真鍮/ニッケルメッキ
元来は医療用電源プラグですが、接触抵抗の低さや安定した重量感から
「オーディオ用電源プラグ」の創世記を担った製品で、実のところME2573とほとんど
一緒なのは松下のOEMを名工社が行っているため。
音質は、能動的に音色を変化させるタイプではないが、確実に解像度の向上や
歪間の減少を感じられる製品。初めて電源ケーブルを自作する方にはお勧めです。


壁コンセント: 松下電工 WN1318
http://oyaide.com/catalog/products/p-82.html
ホスピタルグレード/リン青銅/メッキ無し
元来は医療用コンセントですが、その接触抵抗の低さと刃受けのホールド感、
更には重量感もあいまってオーディオ用としても抜群の安定感を有するコンセント。
「オーディオ用コンセント」と言う新たなカテゴリーを確立した永遠のスタンダード。

ケーブル: フジクラ CV-S 5.5SQ 3芯
http://oyaide.com/catalog/products/p-130.html

架橋ポリエチレン絶縁ビニールシース電力ケーブル(シールドつき)/ 固定
元来はビルや工場用の屋内固定ケーブルですが、肉厚の銅箔テープシールドが
付いている為、外来ノイズを強力にプロテクトします。
構造もしっかりしておりオーディオ用電源としてもgood

コンセントボックス: オヤイデ電気 JIS規格 ダブルコンセントBOX
http://oyaide.com/catalog/products/p-135.html

JIS形状コンセント用2連自作電源BOX
コストパフォーマンス重視で、手っ取り早く電源BOXを自作したいと言う人向けに
最低限必要な部材をセットに致しました。
コンセント、プラグ、ケーブルをチョイスしてオリジナルのBOXを作ってみてはいかがでしょう?