削ろう会参加の様子
ウッドウイルの掲示板に掲載しています
”削ろう会”の書き込みに写真を添えてみました。
自作オーディオファンや家具や自然志向などで
樹木や木工に興味のある方には参考になりますでしょうか。

削ろう会とは大工を中心として木材加工に関わる職人、道具屋
などが鉋などの技を”真剣に遊ぶ”会です。
名だたる棟梁や鍛冶士、腕自慢の職人などがメンバーです。

2005年1月 削ろう会長野県支部 鉋楽会での技術講習会での様子。
会員も増えて予備軍も見学に来ていました。
技術専門校教師/大工/漆職人/鍛冶/ 木工作家など多彩です。
中央で腕を組んでいるのが私です。
新しい鉋を今迄と次元の違う仕込みをして挑戦しましたが結果は未だ出ていません。
今迄より一つ上の苦しみを(楽しさを)感じています。



伝統職人サミットin小布施(04/09/11-12)

蕎麦屋を貸し切って削ろう会の懇親会です





イベントも終了して最後に削ろう会信州支部”鉋楽会”全員集合の図



第15回厚木全国大会の様子(04/04/10-11)

 
会場ステージで二日目に計測を行います。             会場の様子です。削る人、サポートする人、観客などで熱気溢れる雰囲気です。
薄く/幅広く/長く/綺麗な鉋屑(削り華)を目指します      外には研いでいる人達がいます。たたら製鉄や和鉄を使った打ち刃物の実演
今回の最高は5ミクロン(5/1000mm)でした。            などのイベントも開催されます。


私の鉋屑です、厚さは13ミクロンでした。このレベルで文字の上に載せても透けて読む事が出来、殆ど繊維単位まで削れています。
参会者は高額なこの競技専用の鉋に砥石を複数持ち込みますが、大会初参加の私は取り敢えず普段使いの鉋
(お客さんの作品作りに使っている)で挑戦しました。
全国の腕に覚えのある腕自慢600人が挑戦して10ミクロン以下の一桁を出したのは10人でした。
*鉋の難しさを少し。
  女性の髪の毛が太さ約50ミクロンです。その一桁以下の精度で刃物を研いで鉋の台を正確に調整する必要があります。
  その測定に使う定規や治具も工夫が要ります。砥石も同じ精度で平面を出します。
  鉋の台は木ですから晴れの日良くても雨天では髪の毛以上の狂いが出ます。私の高冷地の工房から関東の海岸近くの
  暖かく湿度のある厚木市ではコピー用紙が数枚入る程の隙間が出来ていて唖然としましたが、気候の違う全国から
  参加した他の多くも同様な条件の中で戦うわけで、地元では削れても会場では苦戦を強いられる訳です。

 
地元諏訪地方の祭りをアピールする為に”御柱祭り公式ユニフォーム?”姿で競技本番を迎えました。念の為に普段は髭も剃ってチノパン、
ポロシャツ姿です、御柱参加で顔は日焼けしたままです。
私よりずっと若い技術専門校の同期や木工仲間でチームを組んで参加しました。

 
1日目夜の謝恩会の様子です。                       鉋鍛冶の奥さんに漆器職人夫妻と仲間と私。
市長や議員さんの話には興味持てませんが厚木市の          抽選で檜の絵馬をもらいました
ハーモニカ演奏クラブで目の(音の)保養を


鉋鍛冶の名人”碓氷健吾氏”です。
研いでいる周りは人だかりです。
私の一番の鉋も氏の打った物です。

如何でしたでしょうか?削ろう会に興味のある方は下記URLをご覧下さい。
http://www3.ocn.ne.jp/~tac7/