平面バッフル方式スピーカーシステム モノリス−1
16cmフルレンジ3発使用

密閉型やバスレフ型のエンクロージャーシステムからは決して得る事の出来ない
開放的で抜けの良い音が平面バッフル方式です。
長所と短所を併せ持った趣味性の高い方式をウッドウイルが巧みにまとめ上げました。
是非一度聞いてみてほしい、そんな魅力有るスピーカーシステムです。
仕様
1.4スピーカー3Way方式
2.再生周波数 : 50Hz〜20KHz
3.使用ユニット: DAITO−VOICE社 DS−16F 
          16cmフルレンジのウッドウイルオリジナル改造モデル
          RITSELECT社 RIT−X280 ドームツイーター
          薄型振動板+アルミ極厚プレート仕様
4.入   力 : 60W
5.出力音圧レベル: 96dB/W(1m)
6.インピーダンス: 6Ω
7.エンクロージャー: 平面バッフル方式
            MDF材+赤松(築後160年の梁材使用)
8.寸  法  : W710/H1300/D480mm
          (スタンドを含んだ最大寸法)
9.仕 上 げ : 無塗装(白木ワックス拭き)
10.価 格  : 40万円(ペア)160年赤松仕様(
製作終了)
          他の材料仕様で約15〜30万円で制作可能
11.専用サブウーファー:通常では不要と思われる程豊かな低域再生を行いますが、フルオーケストラなど
             最低域再生を望まれる時を考慮しまして専用サブウーファーを用意しています。


仕様変更
 
写真の160年赤松材仕様は1作品限定制作ですが、他の仕様としてMDF、
 ナラや山桜などの無垢材とのハイブリッド型、構造や装飾の有無等で
 バリエーション豊富に制作対応できますのでお問い合わせ下さい。
 価格は約15万円〜30万円(ペア)です。

特徴
1.平面バッフル方式の開放的で抜けの良い音を再現します。
2.音の特徴としては大型ホール用PAスピーカー並に楽器、ボーカルなどを
  等身大にストレートに再現します。中小型システムでのみ音楽鑑賞されて
  いる方には驚くような体験となります。この様なシステムですから物理的
  にも小空間での鑑賞には不向きで、数十畳規模のリビング空間や商業向、
  商店、飲食店などが適当かと思われます。
2.写真で紹介する作品は基本バッフルのMDF以外の全てに160年前の
  古民家から出た梁材(赤松)で制作しています。針葉樹の響きの良さに
  加えて160年以上にわたって乾燥、熟成した音は他では味わう事の出来
  ない芳醇な響きを持っています。この方式の弱点であるバッフル不要共振
  は赤松材による装飾と補強を兼ねた構造によって完全にコントロールされ
  ています。
  注)160年赤松仕様は写真の作品1ペア限定制作です。
3.平面バッフルを代表的する16cmフルレンジ1発もすばらしい表現力で
  すが、あまりにストイックな響きは現在のシステムに慣れた一般には受け
  入れ難いと考え音の痩せを防ぐ為にユニット並列駆動と高域補正として
  ツイーターを搭載しています。
4.平面バッフルとしてのバッフルサイズは小さめに設計していますが、
  両脇スタンドとの疑似サイズ拡大で充分な低域再現能力を持たせています。

5.16cmフルレンジ3発使用による並列駆動の干渉を押さえる為に試行
  錯誤して決定したユニット配置と2発はスルー接続でフルレンジ駆動、
  1発はウーファーとしてHiカット使用しています。更に縦型配置ユニット
  群の両脇サランネット内にはバッフル面での干渉波を減少させる為に吸音材
  を張りつめて中域の明瞭度を効果的に向上させています。
6.設置条件に敏感なシステムですのでバッフル面高さは3段階に調整でき
  ます。
7.16cm3発使用は概ね28cmユニット1発に相当しますので中低域の
  再生には通常は過不足無いと考えますが、平面バッフルの一番の
  デメリットは最低域の再現不足です。オーケストラのスケール感や
  (最低域での)コントラバスなどの重厚感の有る低域再現を求められる時
  にはサブウーファーの使用をお勧めします。この目的で開発しましたのが
  HPのメニューにあります40cm密閉型サブウーファーです。
  参照下さい。

専用サブウーファーの詳細はこちらをご覧下さい
下記写真の拡大写真


主構造体であるMDF製のバッフル中央にユニット取付用の
赤松材サブバッフルを加えた基本構造です。
上下左右にバッフルサイズアップの為の縁取りと、
補強、装飾を兼ねた赤松材が使われています。
このバッフルを自立させ、高さ調整機能と擬似的バッフルサイズアップを
考慮したスタンド脚が両脇につきます。
床との接続部分は反りなどを吸収できるように4箇所での点接触となっています。





平面バッフル方式ですので裏面はユニットが露出します。
配線材とネットワークが見えます。
端子にはサブウーファー接続用の備えがあります。




写真の影響で下部脚が強調して見えています。
大きな部屋で壁から離して設置するのが基本となります。
 無塗装とする事によって過度の重厚感と渋さを押さえています。
汚れ防止に白木用ワックスで拭いています



ナチュラルカラーのリビングでもダークオークカラーの
ロビー空間でも調和する外観デザインと仕上げです。