機材の変更有りました。

JBL 2235H×2 +CORAL M-100/AH-500 + JBL 2405 + 3Wayチャンネルデバイダー
”Jazz Machine KS Ver1.3” 3Wayシステム



この作品は初期の試作品ですので非売品となります


 解説
 
 十代半ばから始めたスピーカー自作の中で平面バッフル方式に特に興味を覚えました。
 重低音は出ない、音楽ジャンルに強烈に左右される、セッテイングが難しい、音楽バランスなんか◯◯食らえ!
 中高域をホーン形とした時には特に胸のすく様なトランジェントの良さや中低域の歯切れの良さを堪能できる!!
 ビッグバンドやモダンジャズ限定でこのシステムで一時期長く聞き込んでいたのですがいつの間にか四散してしまい、
 タイトルメニューの様なきっかけで久しぶりに製作してみようと開始したのがこのシステムです。
 若い頃には手の届かなかった憧れのJBLユニットを中心にネットワークやアンプも仕事用とは違うアプローチから
 取り組んでみようと思っています。
 腰の強いチューブや往時のアンプにアナログソースは敢えて使わず最新の機材でハードに鳴らせたら!
 まだ試作段階で今後も改良を重ねて最良のJazz Machineを完成させたいと思っています。



 仕様

 1.ユニット       : 低音 JBL 38cm 16Ω 2235H(プロ用) 2台
                中音 CORAL M-100 コンプレッションドライバー(プロ用)
                   CORALセクトラルホーン AH-500(プロ用)
                高音 JBL ホーンツイーター 2405(プロ用)
                
                .JBL2220Jから2235Hへ変更しました。あらゆる面から正解でした。
                .JBL LE85+2345でしばらく聞いていましたがM-100+AH-500に換えたら
                 解像度の高さにジャンルを問わない自然さを持ちながらアタック音も凄い、
                 2345のホーン鳴きの酷さからも開放されました。
                .ONKYO SCEPTER GROUP HORN TWEETER TW-1800AからTW-1500Aに換えて
                 パワー的に中域に負けなくなっていましたが大人し過ぎる。
                 JBL-2405でガツンと決まってまずは良し。
                 今度はCORAL H-100を探して使ってみよう。
                .2235では80Hz〜300Hz付近までを持たせ、300Hz〜500HzをJBL2206(30cm)で
                 持たせる4Wayの構想を考え出し、下記設計の平面バッフル+フロントホーンは
                 この方式で
製作する予定です。

 2.エンクロージャー方式 : 平面バッフル
                  低域再生限界周波数(理論値)
                  .サブバッフル無し:71Hz
                  .サブバッフル有り:63Hz
                   *実測値を掲載予定

                  .平面バッフル+フロントホーンで80Hz迄を再生するエンクロージャーを設計完了。
                   もう直、製作に入ります。80Hz以下はJBL 2245(46cm)2発で組んだサブウーファーで
                   補正します。

 3.ユニット固定方式 
   .第一段階      : バッフル板に固定
   .第二段階      : ユニット専用構造体に固定
                (バッフル板を独立支持構造で支えユニットとは絶縁構造とする)

 4.ネットワーク 
   .第一段階      : LE85   = LC形12dB/oct 1.2KHz
                TW-100A = LC形 6dB/oct 10KHz
   .第二段階      : LE85   = LC形12dB/oct 700Hz
                TW-100A = LC形 6dB/oct 10KHz

   .第三段階      : フルデジタルチャンネルデバイダー使用による3Wayマルチチャンネル方式
                 (ロールオフ特性-6dB〜-48dB)

                 (ディレイ回路による位相特性補正)
                 2235H = 〜500Hz
                 M-100 = 500Hz〜
                 2405 = 8KHz〜

                .デジタルチャンネルデバイダー+音場補正+多機能を持った最新機材にDEQXが有りますが
                 高機能過ぎ/高価過ぎ/取り扱いとマニュアルが英文と今一つと考えた国内エンジニア
                 (実は当方の顧客)が開発した試作機が手元にあります。もうじき組み込んで試して見るつもりです
                 こうご期待です。
                   
 5.使用アンプ      
   .第一段階      : AV用フルデジタルアンプ1台/4chによるバイアンプ駆動
   .第二段階      : AV用フルデジタルアンプ2台/6chによるバイアンプ駆動

 6.補足         : 1960〜70年代の各ユニットを最新のフルデジタル系によって駆動します。
                スピーカー端子までアナログ信号が存在しない。
              : 特大サイズのバッフル板不要共振コントロールは恐らく不可能、
                バッフル板にユニットの直接振動を伝えない。
                音圧による共振は工夫によりコントロール可能と予測
 
         

画像と補足



中域ドライバーとホーンが変更になりました。
カットオフが700Hz〜500Hzになりかなり大きくなりました。
音質は下記とは比べ様も無く向上しました。




アンバランスな程中域ホーンがでかい!
2405が目立たない。







中域ホーンは巾も奥行きも2345に比べ二回り程大きくなり
取付にも苦肉の策(笑い)が見られます。


 

正面の様子
設置上の制限から横幅を狭くする為にウーファーを縦配列とします。
ユニット専用構造体とする為には仮想同軸配置は難しい...
最適リスニングポジションは立って聞く?


 

斜め正面の様子
バッフル板24mm厚に補強材+ユニット等でかなりの重量です。
重くて動かせないのでキャスター設置
スタンド脚は差し込んであるだけですが
大人二人いないと立てられません。


 

裏側の様子
同じ2220Jでも年式により塗装色が違います
ユニットむき出しでメンテナンスが容易です?
この背面からの音の回り込みをどの様にコントロールするかが
セッティングとチューニングの重要ポイントとなります。


 

フルデジタルアンプ100W×6ch内蔵のAVアンプ。
4chを使ってバイアンプ駆動する。
CDプレーヤー間とは光デジタル接続です


 

所有の12db/oct 1.2KHz LCネットワーク。
このクラスをパッシブ形ネットワークで使うなら、
もう二回り太めのコイルを使いたい所です。


 

バッフル板面積を増やす為にバッフル両サイドに
可変サブバッフルを追加しました。
計算上は左側の様に広げても右側の様に畳んでも
低域再生限界周波数は同じですが
やはり試聴して確認してみるのが良いでしょう。



 

可変サブバッフルは蝶番により任意の角度に調整できます。
広げると通称”サブロク板”と同じ巾900mmになります。
バッフル板の高さ1500mm+スタンド高150mm。




試作を考え出した最初のシステムの様子
JBL130A+JBL175DLHの組み合わせです
一般的にはこれでも大き過ぎです



他のユニット装着も想定していたので175がやけに上に付いています
ネットワークはシンプルに1,2KHz/-12dBのLC型