「掲載内容の転載、利用等を硬く禁じます」
この不愉快な記載の真意は?



 
最近のウッドウイルのホームページ(以下HP)には以下の記載をしています。
       
「掲載内容の転載、利用等を硬く禁じます」
 
ここでその不愉快な記載の真意を説明させていただき、ご理解いただければと思います。
 宣言いたしますが、この記載は決してお客様に対してでは有りません。
 丸毎コピーする様な同業者に向けての記載です。



 
ウッドウイルはHPに可能な限りの詳細情報を掲載して来ました 
 1.ウッドウイルのホームページをご覧になった方は、作品製作の意図/仕様/機能/構造などを
   画像、図面、データー、解説などで詳細に掲載されている事にお気付きの事と思います。

 2.それは詳細情報をお伝えして、お客様が考えるシステム構築の参考になればとの思いからです。

 3.同時に作品の内容を通してウッドウイルの活動内容を理解していただける事でもあります。



 HPを見て下さる方はお客様だけでは有りません。
 
1.当方の意思に反してHPを見て下さる方はお客様だけでは有りません。

 2.多くの同業者が執拗に見ている事をHPを解析して確認しています。

 3.HPに情報を公開している事で、意図に反した利用のされ方が生じるのは程度によりますが、
   ある程度は許容せざるを得ない事は承知しています。

 4.ノウハウを公開する事によって生じる結果について、負の面よりもお客様優先で情報公開する。
   活動を開始してから悩み続けながら選んだ方法でも有りました。

 5.その都度、その方面に詳しいお客様などに相談もさせていただきました。
   HPの形態や体裁はどうでも宜しい、情報量を確保してくれ、
   それが多くのお客様の声でも有りました。



 
自分のHPを見ているのかと錯覚した程の丸毎コピー
 
1.前述のノウハウ公開による負の面は想像を超える大きな物でした。
   私の甘い想像では、その公開されたノウハウを元に創意工夫が加えられてオリジナルの
   製品が生まれるのはある程度は止むを得ないと考えていましたが、それは間違いでした。

 2.構造、製作方法、完成品、ほぼ全て丸毎コピーされています。
   制作者の創意工夫など微塵も無い物でした。
   その内容を丸毎公開している事も驚きです。

 3.その事実を発見した時には抗議しました。
   コピー業者は公開されている物をまねて何処が悪いとの事でした。
   彼らには知的財産権の概念は存在しない様です。
   私の倫理観やビジネスマナーなどはまるで通じないのです。
   その後もコピーを続けています。

 4.公開ノウハウを盗むだけでは有りません。
   手の込んだ仕組みを仕掛けて積極的に罠をかけて盗みに来ます。
   甘い考えの私はその罠にはまってしまいました。



 
これには流石に驚いて専門家に相談しました
 
1.法の専門家、知的財産権の専門家などに相談。
   権利の主張は出来、争えば勝訴出来ますとの事です。
   後は時間とコストと気力など当方の総合力の問題です。

 2.特許等の知的財産権を得てもコピーする業者は存在するそうです。
   どの様に立ち向かうかが問われます。



 
現在、ウッドウイルが対応出来る方法は?
 
1.第一段階として「掲載内容の転載、利用等を硬く禁じます」の記載。
   
この記載が有るのを承知の上でのコピー等は明らかな犯罪行為となります。
   コピー抑止効果を狙ったものです。

 2.第二段階としては情報公開を控える事です。
   これから新しいノウハウ満載の新作品が出て来ます、残念ですが情報公開を制限します。

 3.HPへの作品情報を全て掲載する事は控えますが、
   詳細を知りたいとのご連絡をいただければ、メール(電話不可)にて
   氏名/住所/電話番号/知り得た情報を非営利とする確約を添えて連絡いただければ、
   対応させていただきます。
   この方法は専門家のアドバイスをいただいた防御的対策です。


 4.「情報公開を制限します」と言いましても一般的に何処のメーカーでも公開している様な情報は
   当然ながら掲載しますのでご安心くさい。
   ウッドウイルの今迄の情報公開は特別に詳細に公開していましたので、
   ごく普通になったと考えていただければ幸いです。
   コピー業者を一掃出来れば詳細な情報公開に戻したいと思います。


 
お客様にもご協力いただけら幸いです
 
1.この様な業者の存在でウッドウイルはビジネス上の損害が生じています。
   個人工房で開発型を目指しているウッドウイルにとって、ノウハウが生命線なのですが、
   そのは出所に誤解を与えられる事も大変大きな痛手となります。

 2.お客様もウッドウイルの情報公開を控える事で情報入手出来ないと言う大きな不便を被ります。

 3.実態は分かりませんがコピー商品は開発コスト不要ですから安く提供出来るのでしょう。
   お客様も安い買い物でメリットがあるかも知れません。
   それに対しては何も言える立場で無い事は承知しています。

 4.情報公開制限でコピー業者のそれは直ぐに陳腐化して市場から淘汰され、
   同時にノウハウ生み出し側の知的財産権保護が無ければビジネス継続が難しくなります。
   結果的にお客様は要望に合うサービスを何処からも受ける事は出来なくなる、
   知的財産権の絡む悲しむべき結末です。

 5.ウッドウイルの抱えるこの問題を面識の無い方達が知っています。
   HPを何時も詳しく観ていると誰が誰のコピーをしているのかは直ぐに分かるそうです。
   業者名を出して平然と言い放っていました。

 5.ウッドウイルの作品は活動初期から詳細情報を公開しているので、
   作品の進化の過程をお客様は承知しています。
   突然に難易度の高い商品化をする業者が現れれば不自然で有り、
   丸毎コピーしている事は容易に判断出来るとの事です。

 6.中にはラウンドエンクロージャーを最初に発売した業者ですねとウッドウイルに話される方。
   でも2番目の業者が丸毎コピーして販売していると言う事には気が付いていないご様子です。

 7.これらの事を周知させる時が来ましたらご協力をお願いするかも知れません。


 
今後の展開
 
1.今後は関連作品の打ち合わせ時にはお客様に個別にこの事を事実を添えて明らかにして行きます。
   関連業者にも同様に致します。

 2.今後、ノウハウ侵害が進めば、今迄の防御的対策から、
   積極的対策に移らざるを得ません、その時には事実を公にする時となります。

 3.不愉快な記載も、この様な説明も、コピー業者が止めて謝罪、過去の損害補償する事で解決します。
   早くその時が訪れる事を願います。


 以上長文、お付き合いいただきありがとうございました。
 知的財産権を守る為の努力にご理解いただけましたら幸いです。