日露戦争(エポック)
| オリジナルタイトル | 日露戦争 |
| 出版社 | エポック |
| プレイ人数 | 2人 |
| デザイナー | 黒田 幸弘氏 |
| 難易度(1〜5) | 2 |
| ソリティアー度(1〜5) | 4 |
シミュレーションゲームを始めて最初に買ったのがAHの「WAR AT SEA」でしたが、高校時代の友人がこのゲームを持っていて、やってみたらすごく面白かったのでこのゲームと交換しました。そんな思い出がよみがえります。
このゲームはその名の通り日露戦争の陸戦を戦略的にシミュレートした物です。海戦はそのエッセンスのみ残されていて、上級ルールでは個艦ユニットも出てきますが、私はサイコロを振るだけの基本ルールの方が面白いと思います。
マップには遼東半島と満州の一部が描かれ、その上にヘクスが書かれています。歴史でもこの辺りが陸戦の行われていたエリアになります(四平以遠も欲しいと言う声もありますが)。マップデザインはあまり綺麗だとは思いません、と言うか実用本位と言うか、現在の綺麗なマップが多いのと比べるとはっきり言って見劣りします。
システムは「移動」「戦闘」「補充」というフェイズを繰り返すオーソドックスな物です。日本の移動の前には「海戦」というのもありますが。戦闘は戦闘比システムで、メイアタック、戦闘後前進ありといった感じです。要塞攻撃には通常のCRTでなく、要塞戦専用のCRTを使います。これだけで全システムを紹介できるのもすごい事です。
基本的に日本軍は前進、攻撃を繰り返します。ロシア軍は戦線を築き、なるべく日本軍が前進できないようにする必要があります。何かどこかで見たようなシチュエーションですが、遅延行動の基礎を学ぶ事ができるでしょう。(もう一方はダブルインパルスとか複雑なシステムが多く、自分が何をしたいのかわからなくなる時がありますから。)
元々完成度が高いシステムを使っているので、出来もかなりいい方だと思います。日本軍もロシア軍も何ターンか先を読んで増援を決定しないと行き詰まる可能性があります。特に移動力の小さい28サンチ砲ユニットは、旅順以外は鉄道移動に頼る事になるでしょうが、早急な輸送を必要とするでしょう。ロシアのヨーロッパ師団も早めに欲しいですね。
そういえばこのゲームには日本軍の必勝法があると言う話を聞いたことがあります。確か旅順を軽包囲しておいて第2軍主力をどんどん北上させる、と言う物だったと思います。結構有効な方法でしょう。本当に必勝法だとしたら何らかの対策が必要でしょう。例えば旅順占領が遅れればそれだけVPを減らすとか。
そうはいっても通常の戦略を行う分には非常にいいゲームですので、取り出してやってみる価値があるのではないでしょうか。