ミッドウェイ海戦(AH)


オリジナルタイトル Midway
出版社 AH
プレイ人数 2人
オリジナルデザイン  
難易度(1〜5) 1
ソリティアー度(1〜5) 1

 

 「ミッドウェイ」は結構古いゲームなんですが、空母戦の雰囲気をよく伝える好ゲームだと思います。つまりスミソニアン版ではない、昔の「ミッドウェイ」の事を紹介するわけです。

 プレイヤーはついたてを挟んで互いに自分の艦隊の位置を隠しながらゲームを進めます。この方式をブラインドサーチといいます。そして互いに索敵しあって相手の艦隊を発見し、攻撃します。さすがに空母戦の元祖だけあって効率的で簡単なシステムです。しかしこのゲームを元に、またはアンチテーゼとして、空母戦のシステムは発展したのです。

 システムを説明しましょう。索敵は日本軍3回、アメリカ軍4回行います。索敵するメガスクエアを宣言し、そこに敵がいると成功です。「どこどこに艦隊がいるよ」と相手に告げなくてはなりません。

 攻撃は戦闘用のボードに戦闘用の艦船ユニットを置き、そこに攻撃隊を配置して、攻撃結果を出します。すいません、わかりにくくて。こういう説明苦手なんですよ。

 航空機には戦闘機、爆撃機、雷撃機の3種類があります。航空機の性能は日米全く同じです。99艦爆もドーントレスも同じというのは納得いきませんが、初期のゲームですので仕方ありません。ですが「Flat Top」でも零戦とF4Fが同じ戦闘力を持ちますし(「FT」では零戦の方が防御力が弱い分落ち易くなっている)、決定的なミスという訳ではないと思います。

 航空攻撃は航空ポイント対対空力の戦闘比を使います。CRTでサイコロを振って結果を出します。結果には何ポイントのダメージを与え、何ポイントの航空機が落ちたかが出ます。よく言われるのが「全力の航空攻撃50対渾身の対空砲30、結果は1ダメージの2ポイントロス」という、いかにもしまらない結果が出る事があります。戦闘比を使っているとこういう事があります。これはこれでいいと思いますが、中にはこの結果は納得いかないと言う人もいるでしょう。

 空母戦はこの航空攻撃が華ですから、索敵と移動で淡々と進んできたこのゲームは一気に盛り上がります。というか一気に時間がかかるようになります。防御側は最も対空力を発揮できるフォーメーションで艦隊を羅列し、攻撃側は最も効率のいい攻撃をしなければなりません。ルール自体は簡単なのでそう難しい物ではありません。

 空母戦の入門篇と言えば聞こえが良いでしょう。実際は入門者にはあまり向いていないような気がします。なんか単純過ぎるんです。私は入門用ゲームは面白くなくてはならないと思っています。だからちょっと難しくてももうちょっと面白いと良いんですが…。空母戦入門用では「日本機動部隊」という優れ物がありますから、その部門はそちらに譲る事にしましょう。

 はっきり言って決して面白いというゲームではありません。空母戦の退屈さと言うか、本来空母戦の持つ我慢の部分を味わうには丁度いい気がします。だからといって敵を発見しても興奮するような事はありません。それから辛い攻撃が待っているのですから。本当に「空母戦」のゲームなんですね。そういう意味で最初に「好ゲーム」と書いたんです。いや、皮肉ではなく、スピード感とかが私の想像する空母戦と同じなんです。ですから真剣に「好ゲーム」だと思っているのです。まあこれは個人の見解なんですが。

 

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