ブルーマックス(3W/HJ)


オリジナルタイトル Aces High
出版社 オリジナルはWWW。日本語版はHJ。
プレイ人数 2人以上
オリジナルデザイン Jim Hind
難易度(1〜5)
ソリティアー度(1〜5)

 

 ブルーマックスは第1次世界大戦の空戦を描いた物です。この時期は航空機というものはまだまだ未完成であり、空を飛ぶという事すらまだ不思議という段階でありました。未完成な物を戦争に投入する事は悲劇を生む事も多いのですが、そういった物の完成度を飛躍的に上げるのは戦争であるというのは皮肉な事です。

 システムはバトルライン社を髣髴させるプロット式です。というか元バトルライン社・元AH社の「Air Force」にそっくりです。ジムハインドもデザイナーズノートの中で、「ベテランのウォーゲーマーならば”ブルーマックス”を見て、クレイグ・テイラー氏の作った第2時大戦の傑作空中戦ゲーム”エア・フォース” ”ドーントレス”を思い出すだろう。」と言っています。特に移動のシステムに関してはどこが違うのかと思うくらいです。これに関しては私は別に悪い事だとは思っていませんが。

 プロット方式は移動を紙に記入するスタイルで、移動方法と高度変化・傾斜を記入します。この方式の欠点としては、後尾に着いたからといって有利になる事がないというものがあります。通常ならば後尾につけば敵機の後ろを追うという事が容易になるはずなのです。しかし同時移動のプロット方式では追尾が難しくなります。この欠点を克服する為に移動力を取っておいて相手の移動を見た後にその移動力を使うといった方法を取っています。ブルーマックスではエース移動がこれに当たります。これも結構中途半端な気がしますが。

 同時移動の欠点を挙げてもしょうがないですので、このゲームのいいところを少し見てみましょう。

 このゲームはWWT全範囲を扱っている為、登場する航空機は100種類を超えるといったすごい物です。どれくらいすごいのかといえば、例えば同種類のゲーム、「Knights of the Air」は 戦争後半だけを扱っているということもあり、20種類といったところでしょうか。大体これが精一杯でしょう。そういう意味では100種類以上とはすごいです。

 ただ、私は戦争前半と後半では航空機の性能が全く違っていると思いますので、それを同じ土俵で飛ばすのはどうかと思います。WWUで言えば、バッファローとムスタングを戦わせるようなものというか、多分それ以上の差があるでしょう。まあここら辺は好き嫌いでしょうが。

 元々このゲームは「Aces High」というゲームとそのエキスパンションである「Blue Max」の2つが合わさった物です。つまり元々こんなに沢山航空機があった訳ではないのです。一つのゲームになっているのですごいと思うのかもしれません。言ってみればエアフォースとドーントレスとエクスパンションキットを合わせたような物なのです。(なんかすぐにエアフォースと比べてしまうなあ。)

 結構悪口を書いてしまいましたが、このゲームが面白くないわけではないのです。しっかりとした芯のある好ゲームといえるでしょう。WWTの空戦を手軽に楽しめるのはこのゲーム位しかないのですから。

 

所有ゲームへ