SLG・ボードゲームレビュー
In the Shadow of Byzantium

Perfect Captain

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ゲームの紹介:In the Shadow of Byzantium

 

執筆:ターカヌ

 このゲームは7人までプレイできるマルチプレイヤーズゲームです。

 マルチですので当然7つの勢力が出てくるわけですが、ルールでは人数が少ない時には複数の勢力を担当できるとされています。つまり3人でプレイする場合それぞれ2勢力ずつ持てる訳です。通常は1人1個ですが。ちなみに担当できる勢力は
The Empire of Constantinople
The Nicean Empire
The Duchy of Athens
The Principality of Achaea
The Despotate of Epiros
The Kingdom of Thessalonika
The Venetians of Crete (Lords of the Archipelago)
となっています。勢力により本拠とユニットカラーが決まってます。例えばコンスタンチノープルはコンスタンチノープルを首都に持ち、ユニット色は赤です。

 マップは今のギリシャ付近を陸と海を幾つかに区切ったエリアで構成されています。エリアをFiefと呼ぶみたいです。当然この封土を支配していると収入があります。この収入で戦力を買ったり維持したりするのはマルチではお馴染みのスタイルです。

 またこのゲームのターンは
1、ランダムイベント
2、同盟・結婚
3、収入
4、各プレイヤーアクション
5、戦闘・包囲
6、退却
7、賠償金
というシークエンスで出来ています。この名前の通りの内容を行います。プレイヤーアクションというのはつまり移動です。手番に1スタックだけ移動できます。ただ賠償金フェイズというのはルールに書いて無いのでよくわかりません。賠償金というのも私の誤訳なのかもしれませんが。

 このゲームの最大の特徴に「Dux」というのがあります。これは言わば支配者ですね。このDuxの狡猾値が大きいプレイヤーから順番に行動をします。このDuxは勢力毎13枚くらいずつ用意されていますので、最初そこからランダムに引いてきます。また同時に後継者も引いてくるのですが、こちらはどうやって使うのかよくわかりません。結婚に使うらしいのですが、その使い方がよくわかりません。

 戦力には種類があります。それぞれ特徴があり、使用する場合はそれぞれの特徴を生かす必要があります。その特徴を私なりに書いてみたいと思います。

Knight 言わずと知れた騎士です。攻撃力も高く、防御時通常除去されるのは最後です。ただ購入費が高く、所有できるのも支配するFiefの数までです。
Stratiotes 弓か槍を持った騎兵です。そこそこの攻撃力があり、防御時の除去優先順位も大抵後の方です。
Spearmen 槍兵です。攻撃力も少し高く、購入費も結構安いのが特徴です。
Archers 弓兵です。遠隔攻撃ができますが、基本的に攻撃力が低いです。
Parioki 地元で徴収された兵士みたいなものでしょうか。このユニットだけは購入できず、Fiefを支配する事で自動的に受け取ります。攻撃力は低いです。
Nomads 傭兵です。基本的に弓兵と同じ能力があります。防御時の除去は通常弓兵より後です。但し購入にはブルガリア等に隣接したFiefを支配していなければなりません。
Ships 言わずと知れた船です。攻撃力は低いですが、海エリアを支配できる唯一のユニットです。

 これ以外にトレチャリーチットを購入できます。これには4種類ありまして、Murder(敵のDuxを殺す事が出来る)、Coup(1Fief分友軍が移動し、戦闘できる)、Traitor(包囲の時のサイの目に1を足せる)、Secret Passes(移動力が1増える)というのがあります。ちなみに私がダウンロードしたユニット・チットにはトレチャリーチットは入っていませんでした。

 戦闘は6面体サイコロで攻撃力以上の数字を出せば成功です。例えば騎士は戦闘力が3ですので、3以上の目が出れば成功という事になります。特徴に書いたように、攻撃成功時には除去の優先順位というのがあります。騎士が攻撃した場合、どれでも好きなものから除去していきますが、アーチャーが攻撃した場合、PariokiとArchersから除去していきます。それが無い場合Spearmenを除去します。それが無い場合Nomads、そして次にStratiotes、最後にKnightの順に除去していきます。つまりアーチャーの攻撃でKnightを倒そうと思ったら、Knightだけしか残っていない場合だけです。また通常の攻撃に先だって遠隔攻撃がありますが、これも同じ方法です。遠隔攻撃に参加したユニットも通常攻撃が出来るみたいです。

 戦闘終了後、要塞がある場合包囲を行います。要塞がある場合、これを包囲して降伏させないとFiefを支配できません。またコンスタンチノープルには特殊ルールが適用されています。

 他にも結婚や同盟、首都の緊急徴兵などがルール化されていて、それらしい雰囲気のゲームに仕上がっています。

 このゲーム、問題点も結構あります。まずルールが簡潔過ぎて分からない事が多いです。これはよく読んでいない私が悪いのかもしれませんが、読んでも書いていない事があります。例えばDuxはボード上にいるらしいのですが、これがどのような効果があるのかわかりません。ルールに書かれていないのです。いや、そもそもDuxをボード上に置くという事が書いていないのです。戦死のルールを見て初めてボード上にいることがわかりました。結構不親切です。またどのユニットが何の駒なのかも書いてありません。非常に分かり難いです。他にも金の取り扱いとか、不明な部分が多いのはちょっと問題かもしれません。

 ただゲーム自体はよく出来ていますので、今後のルールの改訂に期待したいです。

 

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