総合ゲーム会 レポート (2002年11月13日)

 


2002年11月13日(水) 松本・あがたの森文化会館

 2002年11月13日、あがたの森文化会館にて11月のゲーム会を行いました。参加者は柳沢さん、GUCHIさん、タカさんの3人。平日と言う事で私は参加できませんでした。残念。以下は柳沢さんによる報告です。

 今回はガンダムゲーム会ということになりました。すでにゲーム機などでそこそこ面白いガンダムゲームは出ており、MSを操縦したいという子供のころからの夢はほぼかなえられてはいるのですが、ボードゲームはそれらより拡張性に優れ、それらが再現しきれない部分を再現してくれているし、何よりじっくり作戦を練る楽しさがありますので、今回も楽しみにしておりました。

まずはガンダム戦史を行いました。

「ガンダム戦史」(ツクダ) 

 第1回戦:タカさん(GM)VS GUCHIさん(ゲルググ)、柳沢(リックドム)

 3人ということで2対1の戦いとなりました。ゲーム所有者でもあり慣れておられるだろうとのことでタカさん(GM)対GUCHIさん(ゲルググ)、柳沢(リックドム)コンビの戦いとなりました。MSを見てみると、あまりにもアンバランスな取り合わせではありますが、タカさんが「ガンダムでは強すぎるだろう」とのことでGMにしてくれたようです。パイロットポイントはこれもタカさんが「配分に悩めるから」とのことで皆10ポイントで行きましょうとの提案を採用。

 戦いはそれぞれ20ヘックス程度はなれたところへ適当に配置して始まりました。まずは両軍ともバーニアをふかして距離を詰めます。タカさんは適度にバーニアをふかしておられたようですがジオン側は全力で加速しまくります。しかし慣性の法則が効いているのであっという間にマップ端からこぼれ落ちる危険があることに気づき、あわてて制動をかけると交戦距離にGMが。GMも近いほうのドムにまずは的を絞ってきます。回避もそこそこにバズーカを撃ちまくるドムとそれをかわしつつビームスプレーガンで応戦するGM。4発撃ったバズーカ砲弾のうち2発目がGMの胴体に命中。誘爆こそ起こさなかったもののこれには大きな被害を受けます。一方GMの射撃はほとんど唯一ドムの装甲を貫けるバーニア部に命中。ドムの右足バーニアが破損します。機動性が回避能力に影響するこのゲームでスラスター値2点の減少は痛い。GUCHIゲルググが支援射撃を送ってきますが距離が遠いためGMにかわされます。

 次のイニング、GMはパイロットポイントが減少しているので追い討ちのチャンスですが、ドムは弾切れのため、回避しつつマガジン交換、距離を詰めてきたゲルググとGMの射合いとなりますが決着がつきません。

 と、ここで誰かが言い出しました。「飯にしますか?」昼食は近所のデニーズでランチです。

 食事から帰ってくるとさっきの続きを行うかどうかということになりました。サイクロプス・アタックもプレイ候補に上がっており、時間的にも良い時間だったのですが、

GUCHIさん:「これで一度陸戦をやりたい」 
柳沢:(さきほどからヒートロッドのルールを確認していたのを見ていたので)「グフ使いたいんでしょ?」 
というわけで、

第2回戦:タカさん(ガンキャノン)VS GUCHIさん(グフ)、柳沢(ザクS)

 これは港湾都市での戦いになりました。射撃兵器のリーチに劣るジオン側は建築物を利用しつつ接近します。ガンキャノンも道路付近に展開しこちらの頭を押さえにかかります。双方牽制しあう中、グフがキャノンの射界に入ります。ビームライフルの射撃をかわしつつも、距離があるためグフは有効な打撃が加えられません。危ないGUCHIさん!ザクは持ち変えたばかりのバズーカを手に建物の影から道路に飛び出します。しかしそこにはビームライフルを構えたガンキャノンがザクのモニターいっぱいに広がります。危地にあったはずのグフは埠頭から海中に飛び込んでロック外していたのでした。せっかく助けに出たのに。

GUCHIさん:「君の生まれの不幸を呪うがいい!」 
 ジオン公国に栄光あれ!ザクバズーカが火を噴きます。が、
柳沢:「あれ、俺照準器動かすの忘れてた。」

 確認と射撃に行動を使用して、照準に使用するのを忘れていたのでした。結局2発とも目標をそれ、続くはガンキャノンのビームライフルによる零距離射撃。ビームはザクの頭部を捉え跡形も無く吹き飛ばします。あわててバーニアをふかし建物の影にと飛び込むザク。一方、陸に上がったグフはガンキャノンの後ろを取るべく機動します。ガンキャノンは今度はグフに対抗するため標的を変えます。今度こそガンキャノンを挟み撃てる体制。

タカさん:「作戦の相談しなくていいんですか?」
柳沢:「きっと(GUCHIさんは)こちらの意図をわかってくれているはずです。」

 ビルの陰からガンキャノンの側面に飛び出すザク。と、グフは?先ほどまでグフがいたいたビルの谷間にあるのは吹きすさぶ風ばかり。またガンキャノンとサシで勝負ですか?ビームライフルの一撃がザクの右腕を吹き飛ばします。が、最後に放ったザクバズーカの砲弾はガンキャノンの胴部に命中!装甲貫通!誘爆チェックの結果は… ついにガンキャノンは閃光に飲みこまれます。しかし…

「腕が損害を受けても誘爆チェックするんですか?」
 5以上ならクリアです。9割は大丈夫。運命の出目は「4」燃え上がる2機の残骸の前にグフが現れます。
「隊長、無事でホントに良かった。」

柳沢さんの感想:

 ツクダのプロットものとなると、プレイするのに少々気力が要ります。時間もかかります。しかし相手の手の内を探りあい、駆け引きをするのは楽しいです。またこれほどの種類のユニットが同一ルールで遊べるのは魅力です。パイロットの能力と、行動(?)という形で、MSの情報処理能力の区別があるのもなるほどと思いました(全MS共通ですが)。2、3機同士の戦闘という場面の再現では、ひとつの完成したアプローチなのかも知れないと思いました。

 ところでツクダのようなプロット物って、どちらかがプロットしさえすればターンシーケンスしだいで、もう片方はプロットしなくてもすむのではないでしょうか。ターンごとに交代でプロットすれば労力の節約にもなるような気がします(損害などの記録は別途必要ですが)。時間の節約にはならなそうですが。

 続いて、時間も無かったのでRPGガンダム戦記のMS戦闘ルールを使いました。
マップはガンダム戦史のものを流用、ユニットは(たまたま近くにあったので)サイクロプスアタックのものを流用しました。

「RPGガンダム戦記」

 GMスナイパーIIGUCHIさん)VS グフ・カスタム(タカさん)、ドム(柳沢) 

 市街地での戦いです。ジオン側は射程が短いので、遮蔽物を利用して接近を図ります。ジオン側は両側から挟み込む体勢に持ってゆこうとしますが、スナイパーは圧倒的なスラスター能力(13。ドムは8、グフ・カスタムは6)を生かし、ホバー移動(この中ではドムにのみ可)により先行したドムの正面10へクスあまりの距離にあるビルの屋上に降り立ちます。

 GUCHIさん:「やっぱり狙撃はビルの上からしたい」

 GUCHIさんのホームグラウンド松本にいるせいか、回避でも渋い出目しか出ないドムの頭部にビームライフルが直撃。粉々に吹き飛ばします。まだだ。たかがメインカメラをやられただけだ。ホバー機動で一気に距離を詰め、ジャイアント・バズのポイント・ブランク・ショットは…はずれ。

 続くターンのイニシアチブはグフ、ドム、スナイパーという絶好の手順。しかしジャイアント・バズの射撃はまたもはずれ。メインカメラが無いのは斯くも辛いものか。いったん命中すればGMのぺらぺらの装甲など薄紙のように貫通できるのですが。スナイパーは10へクスほど離れた別のビルの屋上へと一気にジャンプで飛び移ります。振り向きざま狙った射撃はドムの胴体に命中。強力な狙撃用ビームライフルにより装甲は貫通しますが、誘爆チェックには耐えます。

 続くイニシアチブは再びグフ、ドム、スナイパー。ドムは再び反転距離を詰めてバズーカを撃ちますがことごとく外れます。スナイパーは再びドムの胴部を射撃。これには耐え切れずドムは撃墜されます。と、ようやく戦場に到着したグフはシールドのガトリング・ガンで射撃。シールドをぼろぼろにされながらも、スナイパーはこれを受け止めます。

 続くターンに決着がつきました。スナイパーのビームライフルがグフのシールド防御をかわし胴体を直撃。大出力ビームライフルの直撃にグフは撃墜されました。

柳沢さんの感想:

 シンプルなルール、MA、戦艦、戦闘機、トーチカなど充実した補助兵器群のデータ、1年戦争に登場したMSはOVAMSVまでカバーしている点など個人的に気に入っているルールです。なによりビームライフルが一撃でザクを撃破できる確率が高いのが良いです。欠点はRPGのルールの一部だけあって細かい点(たとえば地形効果など)は自分たちで合意を作らねばならない点でしょうか。

 それから、このゲームに限らないのですが、MSの命中部位の判定というのは実はあまり好きではありません。それほどリアルだとも思わないし、グフの両手を一撃で切り落とす場面の再現には「両手で格闘武器を持っているMSを攻撃したさいに云々」といったルールが必要になりますし。たしかに雰囲気はあるのですが、これを削って命中率や、攻撃力、あるいは移動力といった能力値の減少という形で表現し、細かな損害のありようはプレイヤーの想像力に任せてしまうというほうが、もっと手軽になるのではないでしょうか。

  こんな感じでゲーム会は終了したようです。なんか楽しそうですね(笑)。

 

 

 


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