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お勧めの旅!47都道府県別ガイド

青森県

推奨!こんな旅  

 
○味覚探求MEMO(美味しいものリスト)
○たびあるきひとりごと(筆者の雑感です)

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お勧めピックアップ! 青森の旅

種差海岸(八戸市)ご案内はこちら

天然芝の種差海岸

 

推奨!こんな旅 青森

 

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本州東北端・さいはての尻屋崎(東通村)
天然芝のグリーンが鮮やか(八戸市)

夜は三味線ライブに限る!(弘前市など)
日本一の海沿いローカル線に乗る(五能線)
野趣あふれる山間の湯・奥薬研(むつ市)
市場食堂で朝飯を食べよう(八戸市)
選挙通なら見逃せない?温泉(五所川原市)

本州東北端・さいはての尻屋崎 東通村

さいはての岬・尻屋崎

 マサカリ型をした下北半島の東端に荒涼とした原野が広がる尻屋崎があります。同じ下北半島の北端・大間崎と違い、人の生活のにおいを感じない寒々とした風景です。

 ここには寒立馬(かんだちめ)という野生の馬が生息しています。冬場は寒風吹き荒れる岬で子孫を残してきた馬たちの姿を運が良ければ見ることができるそうです。

尻屋崎へのアクセス むつバスターミナルからバスで45分で尻屋集落。岬へはさらに徒歩20分ほど

天然芝のグリーンが鮮やか 八戸市種差海岸

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天然芝の種差海岸

 青森県八戸市郊外にある種差海岸は、天然芝の大地が広がっており、澄んだ青い太平洋と目に鮮やかな緑の芝のコントラストが見事。多くの観光客が訪れています。

 海岸線には遊歩道があり、天然芝から松林、海水浴場の砂浜、岩礁と変化に富んだハイキングが楽しめ、夏にはさまざまな花が咲いています。震災津波の大きな被害からもまぬがれたとのことです。

種差海岸へのアクセス JR八戸線の種差海岸駅を下車。徒歩3分

夜は三味線ライブに限る! 弘前市など

弘前市内の三味線ライブハウスにて

 青森県内には、本場の津軽三味線を聴かせてくれるスポットがたくさんありますが、とりわけ青森市や弘前市には「ライブハウス」となっている居酒屋(料理屋)がいくつかあるようです。

 写真の店は弘前市にある郷土料理屋「山唄」で、この店では三味線コンクールの優勝者らがずらりと勢ぞろいし、その圧倒的な演奏ぶりを聴かせてくれます。

日本一の海沿いローカル線に乗る 五能線

海沿いの秘境駅・驫木(とどろき)

 だれもが認める日本一の海沿いローカル線といえば五能線。「ただ列車に乗って、車窓を眺めているだけいい」。そんなローカル線なんです。写真の駅・驫木(とどろき)は、まさに海直結の秘境駅なんですよ

野趣あふれる山間の湯・奥薬研 むつ市

奥薬研温泉かっぱの湯

 渓流沿いにわく野趣あふれる混浴の露天風呂があります。かっぱの湯の名称で親しまれており、わざわざこの温泉に入りに来る人も多いと聞きます。

 近年では、この露天風呂近くに「夫婦かっぱの湯」という男女別露天風呂が開設されました。野趣という点ではやや物足りないですが、大自然を十分満喫できます。

奥薬研温泉へのアクセス むつバスターミナルからバス乗り継ぎで1時間くらい(冬季閉鎖)

市場食堂で朝飯を食べよう 八戸市

  八戸市陸奥湊の駅前にある魚菜市場。なんと朝3時から営業しており、観光メーンの市場とは違って、地元の人たちのための市場という雰囲気です。ここでは買ったものをおかずに朝食が食べられるスペースが用意されていて、なかなかの賑わいぶりです。

選挙通なら見逃せない?温泉 五所川原市

かの有名な羽柴秀吉氏の経営する温泉

 羽柴誠三秀吉氏をご存知なら、青森県小田川温泉は見逃せません。氏自ら豊臣秀吉の末裔と称し、敷地内を「小田川藩」と銘打っているところはただ者ではありませんね。

 小田川温泉には、国会議事堂を思わせるような本館があるほか、羽柴氏の居城?とされる城や神社なんかもあります。団体で宿泊すると羽柴氏の講演を聞くことができるとか。 (注 羽柴氏は2015年に亡くなられました)

小田川温泉へのアクセス 太宰治でおなじみの金木から車で15分。のどかな里山にいきなり現れます^^;

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味覚探訪MEMO 青森

当地の美味しいものをリストアップしてみました

海峡サーモン(津軽海峡で獲れるニジマスの一種)  アワビの踊り食い シジミラーメン(十三湖名物のシジミをふんだんに) わかおいおにぎり(若い昆布を巻いたおにぎり) イカの肝付き刺身  食用菊(苦くなく、ほんのり甘みもあって美味しい) せんべい汁(八戸を代表するB級グルメの定番)

★リンクのある味覚はミニコラム「あの町この味」で紹介しています(別ブラウザが開きます)


たびあるき ひとりごと

 青森県は、本州の北のはてにあり、北海道とともに特別な思いがある。かねてからあこがれを持っていたのが、下北半島、津軽半島の両先端部であった。念願かなって、両方とも旅をすることができた。

 マサカリ型の下北半島は、本州最北の地・大間崎がある。だが、この岬は平坦な場所にあるため、最北端という印象があんまり感じない。道路も大きく回るように通っているため、さいはてというイメージもない。むしろ、半島東部にある尻屋崎のほうがよほど、北のさいはてという感じがする。ここは断崖の岬になっており、しかも対岸には海しか見えない。道路もこの岬を目指して、何にもないようなところをどんどん進んで行くという感じである。寒立馬が放牧されていることでも知られている。

 下北半島は、手付かずの自然がかなり広い地域に残されている。今は廃線となってしまった下北交通も、むつ市を抜けると原生林のなかを突っ走るようになる。まるで北海道にいるかのような錯覚に陥る。終着駅・大畑は本州最北の駅だった。終着駅というよりも、ここから先、薬研温泉や下風呂温泉、大間方面へ向かうバスの乗換駅という感じだった。鉄路がなくなった今は、単なる通過点になってしまったのかも。

 津軽半島への思いは、さらに強いものがあった。もちろん、その最終の目的地は竜飛岬である。津軽という冬の厳しい自然の地、そして歌にも歌われた哀愁ただよう地。それが竜飛岬へのあこがれを強く持たせていたのであった。太宰治は、小説「津軽」のなかで、竜飛岬をこの世の果て、つまりさいはての地として意識していた。もちろん、さいはてには違いないが、むしろ今は北海道への玄関口としての新しい顔を持ち始めている。しかし、津軽海峡をはさんで対岸に見える北海道に、旅情をかきたてられるのは今も昔も変わりない。

 津軽半島は、東部のおだやかな海岸線、北部の荒々しい岸壁、そして南部に果てしなく広がる平野と、いろいろな顔を見せてくれる。ほとんどが山や原生林に囲まれている下北半島とは対象的である。南部の平野部は、のどかな雰囲気を持っているが、厳冬期には地吹雪が吹き荒れるすさまじい光景を見せてくれるのであろう。その風土が生み出した伝統音楽こそが、津軽三味線である。

 西津軽地方には、海岸線に沿って走る五能線というローカル線がある。ひとり旅を始めて、全国各地の地図や時刻表を見ているうち、まず最初に乗ってみたいと思ったところが、この五能線だった。鰺ヶ沢から先は、秋田県北の岩館まで、延々と海岸線を走って行く。国内屈指のシーサイドレールロードと言ってもいいだろう。沿線には、千畳敷海岸といった海の名所のほか、岩崎村の十二湖、日本キャニオンという風光明媚なところもある。その奥は、世界遺産に指定された白神山地が控える。

 最後に、十和田湖と奥入瀬渓流を紹介する。十和田湖は巨大なカルデラ湖で、深い緑の湖水をたたえる静かな湖である。遊覧船からの眺めはなかなかダイナミックだ。その十和田湖を出発点に流れ出ているのが奥入瀬渓流。近くに観光道路が走っているので、車両の音がうるさい感じは否めないが、渓流に沿った散策路は歩きやすい。川も次々にみどころを変えていくので、飽きることもない。奥入瀬に来たら、ぜひとも歩いてみることをお勧めする。

★追記14年

 東日本大震災後の11年夏、震災以来初めて足を運んだ東北地方のまちが八戸だった。当地も震災での津波で大きな被害を受けていたが、ほとんど報道されることはなかった。かなり復興してきていたが、土台ごと傾いたトイレがそのまま残されていて、改めて津波の凄まじさを目の当たりにした。私が訪れたとき、ちょうど名物の朝市が復活したところで、たくさんの地元住民や観光客で賑わっていたのが強く印象に残っている。

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