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お勧めの旅!47都道府県別ガイド

北海道 (道南道央)

推奨!こんな旅 

 
○味覚探求MEMO(美味しいものリスト)
○たびあるきひとりごと(筆者の雑感です)

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お勧めピックアップ! 道南道央の旅

ニッカウヰスキー余市蒸留所(余市町)ご案内はこちら

ニッカウヰスキー余市蒸留所の試飲コーナー

 

推奨!こんな旅 道南道央





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咸臨丸を眺める小さな島(江差町)
ウイスキーの原点に触れよう(余市町)
北海道屈指のローカル線に乗ろう(江差線)
国内屈指の朝市でお買い物(函館市)
何もないと歌われた襟裳岬(えりも町)
二人の横綱のふるさと(福島町)
札幌のまちを一望・羊ヶ丘(札幌市)
市電で巡る函館市内散策(函館市)
スケールも大きい、その名も地球岬(室蘭市)

咸臨丸を眺める小さな島 江差町

鴎(かもめ)島

 江差町のシンボルともいえる鴎島は、陸続きになっているため歩いて渡ることができます。江差湾の内海と日本海のダイナミックな海が楽しめ、バードサンクチュアリにもなっている楽園です。

 手前の海に浮かぶ影は、戊辰戦争で幕府軍の主力軍艦として活躍した咸臨丸(復元)です。この江差湾で暴風のため沈没してしまい、榎本武揚や土方歳三はそのようすを大いに嘆いたと伝えられています。

鴎島 江差町の市街地から徒歩すぐ

ウイスキーの原点に触れよう 余市町

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ニッカウヰスキー余市蒸留所の試飲コーナー

 2014年秋〜冬の朝ドラ「マッサン」は、ニッカウヰスキーを創設した竹鶴政孝がモデルとなっています。その竹鶴ゆかりのニッカウヰスキー余市蒸留所は、歴史的建物としても見どころいっぱいです。

 そして何より、この蒸留所で美味しいウイスキーを試飲するのも楽しみ。限定の原酒を買うこともできるほか、オリジナルの商品もいろいろあり、酒が飲めない人でも楽しめます。

ニッカウヰスキー余市蒸留所 余市駅から徒歩3分

北海道屈指のローカル線に乗ろう

江差駅に到着しようという各駅停車

 北海道最南端を走るローカル線江差線です。2014年5月11日をもって、木古内−江差が廃線となります。残念ではありますが、北海道新幹線開業と引き換えということで仕方ありません。

 この区間は渡島半島を横断するJR北海道のなかでも最も閑散な路線と言われており、駅間が非常に長かったり、原生林のなかを延々と走るところもあります。日本海の夕日の美しさもこの路線ならではです。

国内屈指の朝市でお買い物 函館市

観光客でにぎわう函館朝市

 函館といえば、函館朝市が有名です。国内でも指折りの規模を誇っており、海産物はもちろん、野菜や果物など北海道内の特産品がずらりと並んでいて、見て回るだけでも楽しいです。

 お店の人の呼び込みもあちこちからかかり、ついつい買い込んでしまいます。くれぐれも財布の中身としっかり相談のうえ、買い物をしましょう(笑)

何もないと歌われた襟裳岬 えりも町

襟裳岬

 森進一のヒット曲「襟裳岬」のなかで「何もない春です」と歌われた場所ですが、まさにそのとおり、大海原に突き出した岬のまわりには厳しい自然環境下を物語るように何もありません。

 襟裳岬は日本屈指の強風地帯といわれており、近くの観光施設ではその強風が疑似体験できます。また、天気がよければ岬沖合いにいるアザラシを観察することもでき、何もない岬でも時間をかけて十分楽しめます。

襟裳岬 JR日高本線の様似駅からバスで約1時間

二人の横綱のふるさと 福島町

千代の山千代の富士記念館

 北海道の南端にある福島町は、千代の山と千代の富士という二人の横綱を生んだ町です。千代の山にあこがれた千代の富士が郷土の大先輩の門をたたいたのは当然でしょう。

 千代の富士は昭和最後の大横綱として誰もが知っていますが、千代の山もまた栃若時代を支えた突っ張り得意の名横綱でした。記念館には九重部屋の稽古土俵もあり、実際に力士たちが北海道合宿で稽古に励むそうです。

記念館へのアクセス 函館からは車でおそよ1時間ほど。

札幌のまちを一望・羊ヶ丘 札幌市

羊ヶ丘からの眺め

 北海道郊外にある羊ヶ丘展望台です。ご覧の像は「少年よ大志を抱け」でおなじみのクラーク博士です。札幌といえば定番となっている観光地です。

 4月上旬でしたが、まだ銀世界に覆われている羊ヶ丘。やがて雪も溶けると一面の草原にと変わります。右端に見ている円盤のような建物は札幌ドームです。

ヶ丘へのアクセス  地下鉄東豊線福住駅よりバスで12分。入場料がかかります

市電で巡る函館市内散策

04年大河ドラマ新選組!PR車両

 函館市内を巡るなら、市電を利用するのがお勧めです。駅前(函館朝市)、元町、函館どっく、谷地頭、五稜郭など主な観光地を結んでいてとても使い勝手がいいです。

 うれしいことに、バスと共通の一日券や二日券があり、市内を縦横に走っているバス路線と組み合わせれば、滞在中の交通費はそれ以外にまったく必要ありません。

函館へのアクセス 航空機なら東京、中部、伊丹からの便があります。青森から青函連絡船でも来れます

スケールも大きい、その名も地球岬 室蘭市

絶景の地球岬

 工業の町というイメージがある室蘭市の郊外に地球岬というスケールの大きな名前の名所があります。その名にふさわしい太平洋に突き出した絶景を眺めることができます。

 ここを訪れるなら、最寄の母恋駅から歩いてみてください。一見ごくへんてつもない団地の坂道を行った先に突如として絶景が広がり、思わず声を上げるに違いありません。

地球岬へのアクセス 最寄り駅の母恋は終点・室蘭のひとつ手前の駅です

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味覚探訪MEMO 道南道央

当地の美味しいものをリストアップしてみました

ホタテ刺身(北海道ならではの美味しさ) キンキ焼き物 ヒメマス刺身 小樽の鮨屋(日本有数の鮨どころ)  サッポロラーメン 焼きモロコシ 函館塩ラーメン(さっぱり味でおいしい) ホッケ刺身(かなり脂が乗っています)活イカ(イカソーメン、ゴロも新鮮さが命です)  粉ふき芋とアスパラのバター煮 マトンのたたき・ラムのたたき(ラムは臭みがありません) たこマンマの刺身 鵡川のシシャモ焼き物 カキとカニ内子オイル漬け 駅弁ほっきめし(苫小牧駅の名物駅弁)  ジンギスカン(札幌ではビールと一緒に味わいたいですね)  函館朝市ともえ丼(ウニ、いくら、ホタテ) メヌケ刺身 エゾアワビ カジカ刺身 ツブ貝の刺身 ニッカウヰスキー(余市で買いたいお土産です)  鵡川のシシャモラーメン ニシンの刺身 

★リンクのある味覚はミニコラム「あの町この味」で紹介しています(別ブラウザが開きます)


たびあるき ひとりごと

 北海道は、私にとっては異国に等しいあこがれを持っていた地である。いろいろな意味において、本州以南とは異なった特徴的な土地であり、ここを旅することは外国に行くのと同じような感覚を持っていた。念願かなって初めて北海道に行ったのは社員旅行であったが、そのときは飛行機で函館入りし、二泊三日の日程の中で北上していき、札幌でもう一泊して帰ってきた。ただ、社員旅行のような団体旅行というのは、なかなか現地での旅心を涵養するのが難しく、おまけに移動中も酒を飲んだり、ワイワイしたりと落ち着かないため、旅先で何かを見たという印象が薄くなる。

 さて、ひとり旅での最初の北海道行きは、やはり鉄道で向かわねばならないだろうとの考えから、寝台特急日本海1号に乗って北上することにした。青森駅に着いた時、ここから列車に乗ったまま北海道入りできるんだなあという感慨みたいなものがあった。青函トンネルが開通する前までは、青森駅が北海道への主なアクセス地になった。ここから青函連絡船で函館へと向かうのが常だった。この旅行以前に青函連絡船八甲田丸を見学したときにその思いをさらに深くしたのであった。

 海沿いから丘陵地に入ったかと思ったら、間もなく青函トンネルの坑口であった。もちろんトンネルなので外は闇に包まれている。途中に竜飛海底駅、吉岡海底駅というのもあったが、寝台車の特典を生かして私は「ヒルネ」を決め込んだ。なにしろ四十分近くもトンネル内にいるのだから、寝ているに限るというわけだ。そうして、長い闇を抜けた先、いよいよ北海道だ!という感慨が来るかと思ったら、周辺の雰囲気がトンネルに入る前となんら変わらなかったので拍子抜けしたことを思い出す。列車での北海道入りの思い出話は、このあと道北編にまわすとしよう。

 道南道央というと、比較的大きな町がある。代表的なのは札幌、函館、小樽、室蘭で、そのすべてに宿泊滞在経験がある。このうち、小樽は観光地としておなじみで、観光地化された場所も目立つが、倉庫群など風情あふれる一帯も多い。寿司が美味いのでは定評があるが、店の選択はなかなか難しそうだ。函館は本州に最も近く、北海道らしさはさほど感じない。ただ、五稜郭をはじめとする維新の歴史を持つ唯一の地であり、魚介類の種類の多さも指折りの地である。

 道南道央のその他の地はほとんど旅をしていない。どうしても先の四つの都市が拠点になってしまうのだが、逆にいえばそこを拠点に手を広げることは容易である。寝台特急北斗星号、トワイライトエクスプレス、今は乗ることのかなわないカシオペア号で訪れることのできる地なので、寝台特急をプラスアルファに旅を重ねたい。

★追記06

 念願でもあった北斗星号での北海道入りが実現した。それも、Aロイヤル寝台というグレードのおまけ付きであった。寝ながらにして北海道にたどり着くというのもなかなかいいものである。しかも北斗星ロイヤルはウエルカムドリンクサービスあり、ルームサービスありという至れり尽せりの列車。いささか飲みすぎの感もあったが、とりあえずはロイヤルを十分堪能させてもらった。

 この旅行では、これまであまりいい思い出がなかった札幌の夜も十分楽しませてもらった。ただひたすら飲み歩いたという意味である。優れた居酒屋が多く、しかも食文化も海の幸からジンギスカン、スープカレー、ラーメンなどと豊富。遠いということだけが唯一の難点ではあるが、食べ歩きだけを楽しむ旅ができる数少ない地である。

★追記09年

 北の大地・北海道の「最南端」というと、どこか違和感を覚えるのだが、もちろんそういう場所は必ずある。渡島半島の突端にある白神岬が、その最南端にあたる。ここは対岸に青森県の竜飛岬を拝むことができ、その間の海が津軽海峡である。以前、竜飛岬から北海道を眺めたとき、「この先に北の大地が広がっているんだな」と感慨に浸ったことがあった。

 今は青函トンネルで容易に行き来することができることもあり、本州側から眺めた時ほど感慨はなかった。ただ、かつてトンネルなき時代には近くて遠いのが本州だと先人たちは眺めていたのだろう。そんな思いを巡らせることができる地である。

★追記10年

 北海道への旅も数を重ねてきたが、まだまだ未踏の場所は多い。そのなかでも一度は来訪したかった地の筆頭だった襟裳岬に念願かなって到達した。

 襟裳岬は太平洋に突き出した形で位置し、北海道のなかにあって風の強さなど自然環境の厳しさが特筆される場所である。岬周辺は歌にあるように「何もない」との表現がぴったりで、高台にある岬からやや離れたところに集落が寄り添っている。私が訪れた時、珍しく風はほとんど吹いてなく拍子抜けしたが、もうひとつの岬の名物である海霧の洗礼を受け、沖合に生息するアザラシを観察することはできなかった。それも含めて襟裳岬の醍醐味かもしれない。

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