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土俵祭り(12年夏場所前 両国国技館

 大相撲本場所の前日に行われる土俵祭りを一度見たいと思っていたが、12年夏場所で初日観戦することになったため、前日から東京入りして国技館を訪れ、神聖な儀式に参列した。
 

 土俵祭りには、協会幹部、審判部の親方、三役以上の力士、行司らが参列。厳粛な雰囲気で、まずはお払いをして儀式に備える。

 祭主の第36代木村庄之助が祝詞奏上。庄之助はこののち、「方屋開口」の言上も行う。行司が神主の役目を果たしていることを改めて知る。
 祝詞奏上に続き、土俵の四隅に御幣が立てられ、脇行司(式守勘太夫、式守慎之介)が献酒を捧げていく。

 土俵中央の開けられた穴に、塩、昆布、するめ、勝栗、洗米、かやの実などの縁起物を入れた鎮物を埋め、土俵の安全無事を祈る。
 最後は立て呼び出し秀男の先導により、2組の太鼓が反時計回りに土俵を3周する。これにて、土俵祭りの儀式が終了する。
 

 土俵祭り後に行われた優勝額の贈呈式。初場所優勝の把瑠都と春場所優勝の白鵬が、がっちりと握手をするシーンも。  相撲教習所で行われた相撲寺子屋。講師はおなじみの大山親方。この日は勝負判定や決まり手などの話を聞いた。