今回は午前中まで仙台にいるというプランだったため、場所入りしたのは午後１時過ぎだった。もちろん満員札止めという大入りで、大相撲人気も復活しつつあるといったところだ。今場所は久しぶりに２階のイス席で観戦することになった。いつもの升席とはまた違った雰囲気が味わえそうだ。

　ロビーに人だかりができていたのでどうしたのかなと見たら、先場所引退した琴欧洲親方がファンサービスを行っているところだった。さすがに親方の人気はすごい。ロビーの反対側では震災被災地支援のグッズ販売を若手親方がやっていたが、琴欧洲親方に人が集まってしまい苦笑いをしていた。

　今場所新入幕の佐田の海。お父さんは元小結で速攻相撲が人気だった。場所前に親子で新入幕敢闘賞を狙うと言っていたが、この日も土俵際の粘り強さで隠岐の海に逆転勝ち。千秋楽も勝って二けたに乗せ、有言実行の敢闘賞を獲得した。この日は違っていたが、くまモンをデザインした化粧まわしも注目を集めた。

　結びは白鵬への挑戦権をかけた横綱日馬富士と大関稀勢の里の対戦。相撲は稀勢の里がどっと攻め込み、日馬富士が引き技で土俵際ギリギリかわしたかに見えたが物言い。判定はなんと、日馬富士がまげをつかんだ反則！。思わず「それはないよ〜」と大声を上げずにはいられない消化不良の幕切れとなった。