トップページに戻る過去の観戦記に戻る観戦リストに戻る10年春場所7日目

大相撲観戦ダイジェスト

前相撲に挑む新弟子  今年も春場所観戦の日がやってきた。大阪は観戦とともに飲み歩きも楽しみ・・・それは余談として、まずは前相撲から観戦する。減ったとはいえ、春場所の新弟子は6場所で最も多い。相撲のスの字も知らない子もいれば、大学相撲出身者まで新弟子が第一歩を踏む。

 序の口には改名で注目された森麗や若戸大橋といった私が注目している力士が登場。若戸大橋はあまりにも気負いすぎ。勝ちたいという気持ちも分からないではないが・・・。その序二段では昨年新弟子だった大原が登場し、粘りの相撲で勝利した。

 偶然だったが、なんと今場所前に引退した元北桜の小野川親方がファンと記念撮影している場面に遭遇。一言「お疲れさまでした」と声をかけたら、親方「また場所観戦に来てください」とていねいな言葉を返してくれた。小野川親方の人柄に触れ満足な瞬間であった。

 幕下で注目対決があった。ブルガリア出身で快進撃を続ける碧山と地元大阪のベテラン古市の対戦。例によってかく乱しようとする古市を碧山は恐れずどんどん前に出て、土俵の外へ吹っ飛ばした。この場所碧山は幕下優勝を果たす。早くも来場所は関取に挑戦することに。

横綱白鵬土俵入り
把瑠都の仕切り  朝青龍が引責引退をし、白鵬の一人横綱というのは土俵入りを見ていてもどこか寂しかった。やはり最低でも東西に横綱はほしい。そんな土俵を沸かしてくれたのは、人気の高見盛。劣勢を挽回しての勝利に場内大歓声。私がひいきにしている隠岐の海もこの日勝ってくれた。

 注目は大関挑戦の把瑠都である。落ち着きが見える仕切り同様、鶴竜の変化にもよく対応できた。幕内100場所目の魁皇は得意の右から豪快な上手投げで快勝しまだまだ健在。結びは磐石の横綱白鵬が琴奨菊を問題にせず、やはり横綱強しを印象付けてくれた。